デジタルペイントで龍を塗る

デジタルペイントで絵を描いてみたりするブログ

弁才天と龍の絵の途中経過

2020年03月08日 | 龍の絵

線画の統合が出来たのが下の画面です。

 

この線画に自由に色付けしたいので、線画の分離をしたいと思います。


白い紙に描かれた黒い線画をスキャナーでデジタルペイントツールに取り込んだ場合は、一枚の不透明な白い背景レイヤーに黒い線が描かれているという状態です。


従ってレイヤーとレイヤーを重ねると、下の画面のように不透明なので下のレイヤーは隠れて見えなくなってしまいます。

これを解消するためにレイヤーを乗算モードにする方法などがあるのですが、このやり方だと黒い線画の場合はよいのですが、線画を白などの明るい色に変更した場合は、線画がすっ飛んで見えなくなってしまいます。乗算レイヤーは白い色だと反映されないのです。


そのため白を含めたすべての色に線画を変更できるように、「輝度を透明度に変換」という機能を使って、線画以外の白い背景部分を透明にします。


「輝度を透明度に変換」というのは、白などの輝度の高い色を透明にすることですが、結果として白い色だけ消去されたようになり、黒い線画の部分だけが分離されたように残るということになります。


この状態の線画レイヤーに 「不透明度保護」のチェックを入れると、すでに色が塗られている線画の部分だけに新たに色を塗ることができて、透明な背景部分には色を塗ることができない状態になります。


そのため線画部分に対してだけ「はみ出さない」ようにして、自由に色を塗ることができるようになるのです。


下の画面はすでに暗い背景を塗っておいたレイヤーに、黒以外の様々な色を塗って変化させた線画を重ねてみたものです。

線画を分離させておいたので、白などの明るい色の線も表現できるようになりました。

 



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