Gute Reise

東大で西洋建築史の研究をしながら設計を勉強している大学院生の日々の記録です。リスボン大に1年間留学を終え、帰国しました。

インターン63日目・Good to be back

2017-08-22 | LISBOA・AIRES MATEUS
久しぶりの出勤。

ちょっとゆっくり出勤したつもりだったけど、嘘みたいに人がいなくて驚く。
インターンをアプライするときに、Jorgeから8月は凄くゆっくりだからうちの事務所はと言われていたけど、こういうことだったのか。

Aidenと知らない男の子が話していて、Aidenの友達かなと思っていたのだけど、模型スペースに来たのでインターンとわかり、自己紹介。
Hugo、イギリスで学ぶ新2年生で、ポルトガル人。
インターンの期間はたったの1週間だそう。

コーヒーを飲もうと奥に行くとRuiは当然出勤してきていて、どうだった?と早速聞かれる。
VVDAのオフィスの写真を見せるという話を旅行中していたので、見せつつ話す。

また続々と皆出勤してきて、Paulo、InêsやIsabelなどが、わぁ戻って来たんだねなんて笑顔で話しかけてくれた。
Fabioも、後で君は君のストーリーを話さないといけないよと言ってくれたので、写真を見せる約束をする。

昨日君はいつ戻ってくるんだいと連絡をくれていたDamianoとは、アプライの話などして結構長く喋った。
うわーいいなーもうアプライトライしてるんだ、僕もポーフォリやらないと、、、9月には送らないと折が悪いし、、、など言っていた。

今はなんの作業しているのかを聞くと、Palaceのプロジェクトの3Dモデルをやっているそうで、Archi CADを使っているとのこと。
私はArchi CADを使ったことがなかったので、ちょっと見せてよと言って見せてもらう。
ついでに彼がManuelと知り合うきっかけになったヴェネツィアのワークショップの写真なんかも見せてくれて、その模型表現やレンダリングのテクスチャがかっこよくて、大変刺激を受ける。



HugoはMariaの模型の手伝いをしているようで、階段に苦戦中。
一階分どうやるか見せるから、と言ってやって見せ、コツを教える。
ふむふむ、と感心しながら見てくれ、後はやってみますと言って熱心に作業を進めていた。

肝心のMariaがなかなか来ないので、心配していたのだけど、出勤早々、すっごく疲れてそうな顔で驚く。
後で事情は話すから、、、と言っていたのだけど、お昼ちょっと前に話すと、毎週火曜に行っている学校のプロジェクトの施工が上手く行っていないらしく、それで疲弊していたそうだった。

今日お昼外でる?と聞くと、あなたたちは行って来て構わないけど、私は中で食べるわ、来るの遅かったからと言っていたのだけど、多分私の作業明日くらいまでに片付くから、私一緒にやってあげるよ。
Kikoが戻ってくるまでに終わらせればいいんでしょ、窓のディテールなら私やってあげるし、だから一緒にお昼食べようと言うと安心したようだった。


キッチンでみずほさんにも旅行の感想やアプライの進行状況なんかを説明して、昨日Casa no tempoに行った話など伺い、Lausenneのデッドライン前はかなりピリピリしていたと伺って、後でCharlesにちゃんと御礼しないとと思う。

結局お昼は、外は暑すぎるということでAntoineやAidenも含め、若手皆で普段Pedroが座っているあたりで食べることに。
彼らが買って来ていたPanifのお肉を少しもらう。



午後も相変わらず暑かったので、Aidenがメロアを買ってきていて、キッチンに人だかりができた。
Ruiにヘルシンキで買ったアアルトのディテール集を見せると、うおおとテンションがあがったようで、AidenとRuiによると、これもう廃盤だから、アマゾンで300€くらいするんじゃない、ということだった。
完全に良い買い物だったというわけ、よかったー。

この話をしている最中にMaria がねえRikako、この糊付けされてるパーツ取れるかなあと話しかけてきたので、よしじゃあ私がこの日本製のすごくいいカッターでやってあげるよと言うと、Rui が笑って、Rikakoが模型のやり方説明してる動画を撮っておかないとねと言っていた。


Charlesが煙草を吸いに出るタイミングを見計らって、外に空気を吸いに行き、締め切り大変だったんですよね、本当に助かりました、ありがとうと伝えると、とんでもない、君を助けられてよかったよと言われ恐縮する。

事務所の写真を見せ、すっごくオーガナイズされていた(ここと違って)というと笑っていた。
将来働きたい事務所らしい。ここでのプロジェクトがひと段落したら母国に帰るのだろうか。
Antwerp自体も穏やかでいい街だったと言うと、うん、静かで美しいよねと頷いていた。

Inêsも出てきたので、ここまでの会話の内容を要約して話すと、ベルギーにはまだ行ったことがないということだったので、もし行く機会があれば彼がきっと助けてくれますよと勝手に宣伝する。
そして、私があと8日で帰るのが寂しいと言うと、そんなのいつものことよ、人生は別ればっかりだから気にしない方がいいわ、でもきっと私たちはあなたが帰って寂しくなるわね、とSo sweetと表現する以外にない言葉をくれた。


Fabioがフルーツを食べにキッチンに来たタイミングでカメラを渡し、写真を見せると、時折ディテールを拡大しながら見て、いいねーと唸っていた。
Fabioはオランダで教育を受けているので、アムスやロッテルダムの写真も見るとすぐにどこかわかったようで、頷きながら見ていた。

それでRikako、今後はどうするんだと聞かれ、卒業するまでの計画をまず説明すると、うんうん、いいねと背中を押してくれた。



あと3日しかこの事務所で過ごす時間はないのだけど、Aiden が通りがかりにgood to be back, huh? と声をかけてきた通り、戻って早々楽しくて、本当にこの日々が終わって欲しくない。。。

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