海外での初仕事は反省ばかり…でもまた行きたいです。

2018-11-12 | 日記

2018年11月12日(月)

2日目(11日)の報告

 昨夜はあまりに楽しく飲んで食べてしゃべって、ホテルでお風呂もそこそこに

バタンキューでした。

考えてみれば2時間余りの飛行と、その後も二つの保育園はかなり離れていて車

での移動、ひたすら珍しくて初対面の上野・山崎両園長さんの窓のその景色と永良

部の暮らしをたくさん聞くことができました。

機会があればその話題もにも触れるつもりです。

わらべ歌の子どもちのエネルギーにも飲み込まれました。

 朝の日の出、ホテルより。何しろホテルは目の前に太平洋が広がり、

  水平線のかなたの日の出を見ることができたのです。

帰りのフライトの時間の都合により、午前中は、ホテルでゆっくりすることに。

お土産などもホテルの売店で見繕い、明後日が誕生日の次女へもあれこれ選んで

贈りました。

1年前天皇皇后両陛下がこのホテルに泊まられたそうです。

ホテルのレストランで昼食・オムライス定食をいただきました。

周りのお客さんはほぼ全員とんかつ定食だったので???よほど皆さんとんかつがお好きなのかと

思ったのですが、終わって気が付いたら日替わり定食でとんかつ定食がいつもより安かったのです。

12:30 3週間も前から予約していた「永良部観光タクシー」の亀沢さんのタクシーでホテルを出ました。

S46年うまれ 26年前までは奄美本島で育ち両親の仕事手伝い(建築業)でやってきてすっかり島の

暮らしが気に入ったので今に至っている。小さいときから音楽好きで楽器も色々、バンドではボーカル

も、サンシン(三味線の一つ)や打楽器・・釣り名人。観光タクシーの他代行も・・奥様・ピアニスト

沖縄出身・息子さんサンシンや打楽器で大活躍している。(多少聞き違いがあるかな)

エピソードとして飛行機に乗れない。怖い。船で行き来している。

 

(帰り空港まで送っていただいたら同業の永良部タクシーさんにばったり。1枚とっていただき

ました)イケメン46歳です。お母さんが少し耳の聞こえが悪いことや、膝を痛めていることなど

共通の話題で、車中―も会話が途切れない二人でした。

 

    

昇竜洞奄美十景の一つ―2700Ⅿを一人で歩きました。

ちょっと不安でした。階段がたくさんあること。薄暗い。誰も観光客はいない?

入り口で竹の杖を借りて歩き始めました。確かに暗いのですが、数Ⅿおきに照明が

人が通る時だけセンサーでついたり消えたり・・でした。25分かかりました。

 

 見事な芸術作品のようですね。

 

 途中センサーでガイドも入ります。でもひたすら前へ前へ。ときどき腰をかがめないと

歩けない箇所もあるので目を光らせて前を確認しました。

 じっくり観察はしませんでしたが太古の昔から変化してきた自然の産物

沖縄や山口県の秋芳洞でも見てきたので数十年ぶりの対面でした。

 入り口と出口は違うので、折り返しはできない・・観光ガイドさんは出口で待っていました。

3時間で回ったところを詳しくはできませんので写真で並べてみることにします。

「沖永良部田皆岬」の画像検索結果   

田皆岬                西郷隆盛が島流しで生活したかやぶきの家 その記念碑

        

南洲神社                     西郷記念館   ガジュマルのみ

「沖永良部の自衛隊駐屯地」の画像検索結果

自衛隊駐屯基地 

もし戦争が起これば一番にやられるから・・

通信基地の存在をこうガイドさんは話されました。

日本一のガジュマルの木 国頭(クニガミ)小学校。創立120年

このガジュマルは近くに植えられていますが、もし小学校のガジュマルが老化したり台風

などで倒れたりした時のために準備されているそうです。民家の隣の空き地に。

 

   非核は豊かな街の合言葉  核よお前は何のために生まれたのか 素晴らしい標語ですね。 

 

海岸べりの岩、とがってごつごつしています。フーチャによるものです。

フーチャ 水しぶき。 吹き付ける風、押し寄せる波大きな水しぶきが上がります

その水しぶきは岩の形を変える強さです。

 

ウミガメが泳いでいるのがあちこち見かけられました。

 

 沖縄のお墓は女性の子宮をかたどったものですが、ここに沖縄からの移住者の沖永良部を収めていた

世之主の墓が建立されていますが、その建築年は不明です。

 

 

  

  出迎えてくださったお二人が見送りにも来てくださいました。空港は和泊町、二人は知名町

かなりの距離で恐縮の限りでした。せっかくの日曜日に…ただただ感謝です。

 上野先生に1週間前につけたパパイヤ付けと島桑青汁のお土産もいただきました。

帰りは80人乗りの飛行機・・今度は横の機体が邪魔しない一番後ろから2番目の席を

選んでくれました。(でもルートが少し違うので。左右2人掛けの席をあっちに行った

りこっちに行ったりしました。)考えてみるといい年をしたばあちゃんが、行きも帰りも

カメラ片手に、眼下の島を必死に撮ろうとしている姿は滑稽でしたね。

 ガイドさんも珍しいお客さんなので「いま向こうに屋久島ですよ」と教えてくれました。

離陸直後 です。

 

ハートの形の宝島は鹿児島市に入ります。すぐ隣に小宝島があるのですが。

小宝島からよいこの家の保母平田ゆう子先生がやってきました。

2年ほどで結婚して今も伊集院にいるのかな?

屋久島と口永良部島(私が撮りました)

 

開聞岳と洛陽

 

 

 

 櫻島を機内から・・・だんだん薄暗くなってきました・まだ5:30です。雲海です。

いよいよ車輪が出て下降し始めの準備が始まりました。

 空港についたらすぐ「出迎え見送りに来ていただいたお二人」に、つけ上げのお礼を手配して

 帰りました。リムジンバスは伊敷脇田経由が21:15分、とても待てないので中央駅までノンストップ

 に乗りました。伊敷も通るのにノンストップだから…たった二人の乗客で。でもちょうどすぐに

 24番線が来たので 7時半に帰宅できました。

 昨夜は別に疲れは感じませんが、午前中ホテルでゆっくりしたのもあると思います。

 

 早く報告終えないと次に勧めません。昨夜は順調でしたが今日はいろいろ手間取りました。

他にもちょっとした雑用が増えて、午前中かかりました。

 今回のお仕事、本当にありがたいことでした。

反省としてはやはり、保育の仕事をしている若い皆さん(平均年齢40歳)思い切って

わらべ歌講座にしたらよかったかな?、自分が準備した内容がどうも伝わりにくい気がして

途中から修正しながら、昼間子どもたちと遊んだわらべ歌、この島ではわらべ歌に

よる保育はやられてないとわかったので、前日準備しておいた「わらべ歌が子供の成長に

必要なまとめを話すことはできました。子供たちがとても喜んで参加したことに勇気をもらって。

具体的に「トウキョウトニホンバシ」「ココハカアチャンニンドコロ」

などの簡単なあそびも取り入れました。(記録のためにここに入れておきます)

 

わらべ歌は遊びの中から生まれました。資料に追加したものです。

 子どもが遊びを通して学び、成長していくということは、心理学、教育学からも

立証されています。仲間とのわらべ歌で遊ぶことを通して、子供が学び取ることはたくさんあります。

具体的には。

1、遊びのルールや順序を守ること

ルールや順序を守らなければ、楽しく遊ぶことはできません。動作や動く方向など間違えれば、

自分でも気づきますし、中間からも指摘されたり、直されたりします。

 2 協力すること

 みんなで一緒に するから、一層楽しいということに気づきます。一緒にしている間は

   知らぬ間に助け合い、協力し合っているのです。

3 判断力や敏捷性を養うこと

    わらべ歌で遊ぶ中には素早く判断したり、行動しなければならない場合がたくさんあります。

4 語を増やし、発音を明瞭にすること。

  繰り返し歌う間に、新しい言葉も覚え、発音のお稽古にもなっています。

  幼児語的な発音は、ゆっくり丁寧に繰り返すことが大事です。

  大人がまねをしたり、笑ったりしないように気を付けましょう。

5、前後、左右などの位置関係や方向感覚を養います。

 日常生活では、前後左右に繰り返して羽後琴声は稀です。左右の感覚も

 体験を通して確立します。鬼が目をつぶる遊びが多く含まれていますが、

 聴覚だけに頼る時、方向感覚はより鋭敏に働きます。

6、他者や、他の立場への思いやりを持つこと。

 わらべうたで遊ぶ時には、よく鬼の役割があります。鬼は言うまでもなく、優位の立場

ではありません。むしろ、グループの中で孤立した立場です。けれども鬼は

いつまでも鬼ではなく交代して遊ぶものです。立場の変わった時の感情

も、遊びの中で体験することができます。

 

このように,わらべうた遊びのよる遊びを通して、社会性、認識力、

身体運動機能が助けられます。そして何より素晴らしいことはこれは大人が作り、

教えるものではなくて 子どもたちから生まれた、子供たちのものだということです。

仲間との遊びを通して知らず知らずに多くのことを経験し、学び取っていきます。

 

 不本意な部分もあった今回のお仕事でした。まだまだ勉強が足りない自分に遭遇

わらべ歌も50人の大人数んでやること自体戸惑いました。でも何とかそられしく

遊べたので今後の課題です。大人の勉強会では何度も多人数の経験がありますが

それは意図することをすぐ飲み込んでもらえるからでした。

反省ばかりの講演会でした。

 こんな機会をくださって知名町・・決めてくださった上野園長先生に

心底感謝しています。

長ーい報告になりましたが、自分のためにもとどめておきたくて頑張りました。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

 

 

コメント (12)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 沖永良部・知名町での充実の1... | トップ | 西郷どんの昔しのんで菊香る... »

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
chidoriさんへ (まりも)
2018-11-12 16:31:28
お帰りなさい
ご自分では 反省点が多かったように書いていますが
実のあった 楽しかったことは 伝わって来ましたよ~
なかなか出来ない経験 良かったですね
これをご縁に また来年もかしらね 
返信する
お疲れ様でした。 (ふじのりんご)
2018-11-12 16:43:29
chidori さん、こんにちは(^^)/
大活躍だったのですね~❢
子供達の中にいるchidori さん、とても活き活きされて素敵です。
何でも積極的、自分から飛び込む姿に、何時も目を見張ってます

ホテルからの日の出、良い事がありそうな写真ですね
正に、「永良部観光タクシー」の亀沢さんの案内で観光・
昇竜洞 薄暗くて階段が多く観光客もいない2700Ⅿを一人で歩く
よく頑張られましたネ

西郷どんで知った、沖永良部島を十分見せて頂きました
有難うございました。
返信する
すばらしいですね♪ (ラジビタはな)
2018-11-12 18:38:45
chidoriさん、こんばんは。

沖永良部への二日間、とってもパワフルで有意義に過ごされたご様子が、ブログから熱いメッセージが伝わってきました。
すごいことですね♪もう感動!感動!です。
お写真もたくさんでわらべうたのことも勉強になりました。

もうすばらしい!尊敬の念だけです(^。^)
返信する
まりもちゃん (chidori)
2018-11-12 20:44:46
本当は‥ふて寝したいくらいの気持ちもありましたが、総合的に?考えたら・・そして写真で皆さんの表情や笑顔を見たら 勝手に思いすぎもしてたような気がしてきました。
人生死ぬまで勉強ですね。人は学びながら年を重ねていくんだとしみじみ思いました。いつも優しいコメントのまりもちゃんありがとう。
返信する
ふじのりんごちゃんへ (chidori)
2018-11-12 20:56:55
そうですね子どもたちの中にいると長年過ごした保育園での毎日がよみがえってきます。

一人一人抱きしめたいような衝動にかられました。
子供ってどこの子どもも同じ・・すぐに心を開いてくれますね。こちらがその気になれば・・・。

いい経験の場をいただきました。数日前にお願いをしてその時間を作っていただきました。それをやってよかったと
しみじみ思いました。

洞窟は本当はちょっぴり怖くて、誰一人やってこない、
正直冥土へ行くときもこんな気持ちではないかと思いながら歩いていました。

でも出口で待っていますからとイケメンガイドさんに言われていたので・・・・頑張れました(ウ・フフフ)

階段が多くて滑りそうで・・でも膝のことは忘れて歩けたので、人間追い込まれると何でもできるのかな?
もっとゆっくり楽しみながらがいいでしょうが、あとの予定もあるので・・でした。

西郷どんの南洲神社や2年間?を過ごしたというかやぶきの牢屋?改めてその時代に思いをはせました。5-6年に一度ふき替えていて、ガイドの亀沢さんも参加しているそうです。
返信する
ラジビタはなさんへ (chidori)
2018-11-12 21:10:52
伝えたいことの半分も伝えられていませんが、また折に触れ伝えたいと思います。鹿児島は離島が多くて、高校まである島はそう多くはないと思いますが 私の常識で考えられないような島の暮らし、いろいろ見聞き出来てこと、井の中の蛙だった気がします。そのことを当たり前として生きている皆さん、映画館?なくても別に困りません?観光に?別に行きたいとも思いません。でもそれでとても豊かなんです。不自由も不満もない・・ちかんなんていませんよ。もちろん泥棒も・・子供が3人4人?普通です。
 バス停でなくても手をあげればバスは止まってくれます。といってもバスも1日何本かしか通らないので、それを受け入れているのですね。

 自分の中にある何かがぐらぐら揺らぐ気持ちでした。
おかれた環境の中でたくましく生き抜いてきた島んちゅうの気持ちをほんの少しわかった気がしました。
 
返信する
沖永良部講演会おかえりなさい。 (あさがお)
2018-11-13 09:35:55
永年保育業務に携わった来られた
tihidoriさんの講演では南の島の若い保育士さんも
とても良いお勉強になったと思います。
「里の秋」を知らない?時代の流れですね。

私が以前勤めていた保育園は定員90名でも多いと思っていましたが、
沖ノ島に210名定員のマンモス保育園があるのにもビックリでした。
それだけ子育てしながら働くお母さんが多いのですね。
運動会はどのように行われるのでしょう?
わらべ歌を輪になって踊る子供たちの笑顔
嬉しそうですね。
chidoriさん、重いアコーディオンも持っていかれたのですか?

島内観光もイケメンドライバーさんと
お話も弾んで、充実した2日間をお過ごしでしたね。同乗したくなりましたよ。(^.^)
上空からの島々の画像ありがとうございます。
お疲れ様でした。
返信する
再放送聞きました (ひまわり)
2018-11-13 09:37:47
月曜日再放送聞けました。
皆さんの熱い思いがびんびん伝わってきました。
ちどりさんがあまりにも起用に描かれているのを見ると
もともと才能があるからだと思ってしまいますが、だれでも描けることをわかりやすく聞けました。
また、見習い中の市山さん、是非お祖母ちゃん集団に囲まれて、てんがらもんのメンバーになってください。
 ちどりさんの沖永良部での活躍に目を見張ります。子どもたちの表情も生き生きとしており、きっと楽しい時間を過ごしているのだろうと思います。また若い保育士さんたちのお話、聞いたみたいですね。わらべ歌の魅力もこのブログでよくわかりました。
永良部百合の花を参加者、全員が躍ったのですか?さすがです。民謡がたくさん歌い継がれているのでしょうね。それにしても鹿児島も海外までたくさんの島があり、そこで豊かな生活が営まれているのですね。
返信する
あさがおさんへ (chidori)
2018-11-13 09:50:52
報告漏れでしたが、アコーデオンは向こうで手配して永良部高校で借りてくださっていました。2つ準備してくださって、小さいほうを使いました。

毎回講演の後はいろいろ後悔が残ります。後悔というより反省ですね。それはやむを得ないですね。もっとこんな話がよかったのではとかです。

でもそのあと園長さんたちと思い切りおしゃべりしてそんな思いを伝えて少し気持ちが落ち着きました。

そうなんです。私もわらべ歌でもかなりどぎまぎしてやったのに、写真を見て、あぁみんないい感じで動けていたんだ、楽しんでくれていたんだとわかりました。

夕方又講演のために保育園に行くと、お迎え前の子どもお迎え中の子どもが飛びついてくれたりしてうれしかったです。

イケメン兄ちゃんも、初対面難しい表情で心配でしたが美人に出会ってとまだっていたのでしょう。だんだん打ち解けて、ずっとおしゃべり続けてくれました。島の人はみんなシャイであまり表情を変えない・・初対面の人に・・・そんな印象でしたが園長さんたちが、うまく自分を表現できない・・といった意味のことを言われたので
私も都会に行くと黙りこくってしまうのでそれでしょうね。

また何度でも行きたい島でした。
コメントうれしいです。
返信する
ひまわりさんへ (chidori)
2018-11-13 09:56:47
コメントうれしいです。己書は上手下手は関係ない世界です。たまたま私は似たようなことをしていたので、応用が早いかもしれません。今は師範の真似ですが早く自分流を描きたくて・・今回はたくさん我流のはがきを持参 しました。でもその努力・がうまく伝えられなくて焦りました。
もともとこんなことをやってる人と思われると己書の真意が伝わらないですね。1ケ月しか学んでないといってもよくわからなかったに違いありません。
そうですよ、皆さんとても上手に永良部百合の花を踊ってくださってうれしかったです。本当はにぎやかな8月踊りを踊りたかったのですが、奄美本島では踊るのですが沖永良部では8月踊りは踊らないそうです。
返信する

日記」カテゴリの最新記事