チャウ子のそれでも本を読むのだ

チャウ子のごった煮風500字読書日記
地味に更新中^^;

サバイバル会計学

2009-03-21 12:11:06 | その他 全般
今回ご紹介するのは
「サバイバル会計学」
柴山政行著
PHP研究所刊です


著者の柴山さんは公認会計士。
まえがきに
「経済は、つきつめていけば「お金をいかに賢く蓄え、いかに賢く使うか」
という活動に落ち着きます」とあります。

その裏付けとして、会計学・6つの裏ルールが紹介されています。

1 お金はそれ自体、何の使用価値もない
2 相手の便利は自分の利益。自分の便利は相手の利益
3 「見えざるコスト」を見る者が、取引を自由に操る
4 1年後の100万円は今日の95万円
5 取引は、有利な時期を選ぶべし
6 1000円の物を1000円出して買ってはいけない

この6つの裏ルールに関しては本書に説明がありますので、
読んでいただければと思いますが、本書は読みやすく、
タイトルに会計学とありますが堅苦しい内容ではありません。

第1章の「日常で出会う経済・サービスのカラクリ」と
第2章の「その取引は本当にトクなのか?」は身近な話題が満載です。

特に私が興味深かったのは
「食券制の店に学ぶ、見えざるコストの削り方」
「心のバランスシートが乱れると、余計な買い物をしてしまう」。

食券制のお店ってなんか味気ない気がしてたのですが、
店側としたらこういう考え方があったのかぁと。