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増村保造 week を語るゾ。②若尾文子

2006-10-21 22:37:36 | 日本映画- 監督たち
先週の土日は仕事で安達太良山へ。
天気がよくて、素晴らしい景色。
温泉に入ってのんびりしたい場所なのに、日帰りの強行軍。
そんなこんなで、アップがすっかり遅れてしまった。

増村保造といえば、若尾文子。
若尾文子といえば、増村保造、市川昆、溝口健二 その他もろもろ。
それくらい若尾文子の輝かしい女優人生を支えた一人がまぎれもない増村保造監督。
なかでも女のすさまじい情念を描いた4本は特に好きな映画。

『妻は告白する』1961
『赤い天使』1966
『刺青』1966
『華岡青洲の妻』1967

以上、4本は設定は違えど、好きな男に見境なくのめり込む女を若尾文子が演じている。
彼女の男に対する仕草、行動は壮絶のひと言であり、女性には若尾文子を観て、その想いを感じ取って欲しい。男性は女性の本当の怖さを心底思い知らされることだろう。

並べた順番は上に行くほどインパクト大。
特に思い入れある『妻は告白する』と『赤い天使』。
『妻は告白する』は不倫ものだが、相手役 川口浩に同情してしまうほどのストーカー役。演技なのか地なのか判断に苦しむほどの名演だ。
『赤い天使』は戦争中における極限状態の愛。彼女の役柄は従軍看護婦。負傷した兵士の世話をする一方で、惚れた先生役 芦田伸介につくしている。まわりでバタバタ兵士が死んでゆく中、死ぬかもしれない戦場で愛をつらぬく彼女の姿勢には打たれるものがある。
この映画を観て気に入ったら、岡本喜八の『地と砂』にも共感できると思う。こちらは若い楽隊の兵士が玉砕するまでの青春戦争映画。戦争映画なのに音楽映画というちょっと変わった趣。
『刺青』については、悪女ぶりが凄すぎて語れません。
「こんな女がいんのか、いや、いるはずがない」という感じ。
つべこべいうより、観てください。
『華岡青洲の妻』については前に雷蔵の回で語っていますのでそっちで。

情念とはほど遠い健康的でさわやかな若尾文子が見られるのが次の二本。

『青空娘』1957
『最高殊勲夫人』1959

これはこれで好きな作品で、特に『最高殊勲夫人』。軽快なラブコメで若尾、川口作品で
みょーに好き。どうってことないありきたりなストーリーだが、スピーディーな演出はさすが増村。
『青空娘』はお手伝いさんの役。お手伝いという言葉は今ならメイド。メイドがお好きな方には萌えるかも。好きでなくても普通に楽しめます。

いままで挙げた映画は観ちゃったよって人には、

『清作の妻』1965
『妻二人』1967
『卍』1964

『清作の妻』も女の情念ものだけど、テーマ暗いし、これどーよ。
戦争で赤紙を送りつけられた夫にした、妻のすさまじい仕打ちとは。
ラース・フォン・トリアーの『奇跡の海』を観るような壮絶な愛の形。
『妻二人』は岡田茉莉子が出てるのでいい映画。
なかなかおもしろいですよ。
しかし、どんな話だったっけ。

『卍』はどういったらいいのか。
谷崎潤一郎の原作を忠実に映画化したらしい。
興味本位なストーリーだ。
なんつっても、テーマがレズ。
タチ役が岸田今日子。
若尾文子の旦那役が船越英二。
なんかそそる話でしょう。

(番外)
女の小箱より『夫が見た』。
この映画は冒頭でいきなり、若尾文子の裸が出てきて、オオっってなる土曜ワイド劇場ノリな映画。彼女のおっぱいが見られる数少ない映画だと思うが、田宮二郎の腹筋がしっかり割れてた以外の記憶がほとんどない。ハテ、どんな映画だったか?!

今回上映されない若尾作品では『女経』第一話耳を噛みたがる女 が好きだな。
川口浩を翻弄するコケットリーな女性を演じられるのは若尾文子しかいない。
『積木の箱』はちょっとエロいB級映画で、深夜観たい映画。

若尾さん好きなんだけど、キリがなくなってきたのでこのへんで。

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