なんだかもやもやしていた気分が晴れた気分?
というのは、
放射能のリスク。
テレビ、ラジオ、ネットのやり取りで
「自動車事故で年間何千人も死んでいる」
とか
「インフルエンザを心配した方がいい」
というリスク比較を目に耳にする。
今一つピンときてなかったのだが、
やっと分かった。
原発のリスクと事故で放出された放射能リスクが
混同されている。
原発のリスクは、自動車事故や飛行機事故、他の
生活に伴う一般的なリスクとは比較にならない。
事故の可能性を数値化すれば、はるかに低いが、その一方で影響が大きすぎる。
比較できるものではない。
一方で、
まきちらされた放射能の中での生活リスク(=健康被害)は
原発事故の大きさや事故対応の仕方で大きく変わる。
個別に判断するしかない。
その意味では、
昨年の3.11事故の影響は、
当初心配されたほどではなかったことは間違いない。
(福島の一部は当然、全く別の配慮が必要ですよ)
放射能が怖いから、
子供を外で遊ばせられない、
親がノイローゼになる
という状況があるとしたら、
放射能が体に及ぼす被害リスクは
確かに、自動車事故などと比較できるかもしれない。
つまり、
もっともっとリスクが高いことが世の中にあふれているのに、
どうして、それほど恐れるのか?
という意味で。