ブレンド品と言っても色々な物があります。
1.年間を通じて安定供給するため:
単品(同じ県・生産者・品種)では一年を通じての供給ができないために、
ブレンドによって、質量の安定した品物を作る。
2.価格比較されないため:
いくら美味しいお米だからと言って、近所の量販店やディスカウント店などで
同じ名前の物が安く売られていたら、困ります。
そういう品物の中身が本物であるかどうかは別にして、
やはり価格は目だちます。
そこで、本当は単品でも、ブレンドしたことにして
店独自のネーミングをつけて販売しているケースも あり です。
3.(自分なりの)絶対基準で品質に差をつける:
「会津のコシヒカリ」をベースに、下は北海道のきらら、
上は、魚沼コシヒカリを作り分けて? 販売していた米屋がいたことを
仄聞しています。
確かに、お米は、入ってくるロット毎に品質が上下します。
都道府県単位なら、それは、必然です。
同じ生産者の同じ田んぼの同じ品種の米でも、水口と真中では
違うと言われます。
そこで、品質が安定して入荷できるお米をベースにして、
品質の絶対順位を一年、維持するためにブレンドする、そんなことです。
無論、法律違反です。
自分のブランド名をつけてしまえば、法律には触れないのに (~_~;)
4.価格訴求だけのため:
今では、これがほとんどかと。
中には当然、法律違反もあるでしょう。
ブレンドしていて、単品で売っていたら。
「複数原料米」と書いてあれば、正直です (^_^)
古米・古古米・くず米・返品・未検査米、なんでもありです。
一目見て 「これはヤバいでしょ」というのも。
それでも、売れてるんで しょうね。