金星が最大光度となる8日なのでシラフラ海岸を訪ねてみました
シラフラはアイヌ語で白い崖、夕陽に染まります
松前大島、雲、夕陽がよさそう
だるま夕陽も
日が沈んでからも染まって行きます
望遠から広角に変えると遠浅の波紋が広がり月の姿が
雲もさらに薄くなることを期待し
金星が輝くのを待ちますが
淡い幻月につつまれる金星土星木星を撮影することになりました
ただ光の差から細月が風景といっしょだと丸くなり、横にうっすらと土星
淡すぎて見づらいですが金星と木星をつつむように幻のような幻月
まばゆい夕陽の後の雲で仕切られた夜空は
あたりまえの日々の移り変わりの連続が
億千万の生と死の連続の上にあるような
月と金星、土星、木星の撮影は月曜からトライしていたのですが
雲が厚かったり、雲が湧いてきたり、三度目でようやく拝めました
でも宵の口の瑞々しい風景が撮れたりします
レナード彗星は火曜に アルクトゥルスといっしょに撮影
設定を色々変えて今日も撮影
彗星の公転軌道は細長い楕円のものが多く、放物線や双曲線軌道を描くものもあります。
放物線や双曲線の軌道の彗星は、太陽に近づくのは一度きりで二度と戻ってこない(回帰しない)彗星です。
レナード彗星は双曲線軌道で太陽系を飛び去り回帰しないようです
< 追 加 >
幻月の輪は見えた時はこんな感じでした。
ヒストグラムで修正できたので追加しました。
乙部の海岸は永い年月の間侵食され地層を残した断崖がいくつもあります。
侵食された地層は断絶と循環の永い時間を象徴しているかのようです。
そんな海岸のまばゆい夕陽と宵闇は、生と死の復活をささやいているように思えます。
気になり調べたら岬に悲恋物語が残されているんですね。
これは岬のある場所で聞くことがあるので何か意味があるのかもしれません。
南海にも残されています。
昼と夜のとばりが降りても循環は続きますが
つい忘れそうになります。
夜の見えない世界の循環を南海では海底の物語としてもう一つの世界観を作りあげたような気がします。
本当に夕日がまばゆくて目を細めたくなります。