Peanuts&Corde TV 赤~いブス

BCスノーボード、あおりいか、スノーボード、カナディアンカヌーの自作、SRX400、キャンピングカーで旅の日記です。

よそ者の為の妙高近辺らーめんガイドと「僕が勝手に選んだラーメン大賞2014」

2013-12-07 07:07:07 | 日記
 上越らーめん

 って?

 そう言うの有るの?


 って普通は、思いますよね
 普通

 でも
 有るんです。

  やや濁り系の豚骨味にアミノ酸系の旨味が効いたらーめん

 決して九州系の白い豚骨スープじゃなくて
 やや濁った豚骨味の強い醤油味のスープ
 それに太めの縮れ麺

 その元祖が

  「オオモリらーめん」

 でして
 最も大きい店舗の新井店は、ほぼラーメン主体の店なのに
 席数は、100近く有ってそれが

  平日の昼間でも夕方でもほぼイッパイ

 で引っ切り無しにお客さんが来ます。
 その近くに「松茶屋」も有ってこれがまた席数は、100近く有って
 これまた平日の昼間でも沢山のお客さんが居ます。

 それで「オオモリ」で修行したりここの味に慣れ親しんだ人が
 お店を出した所が多数有って、違う味なんだけど
 「オオモリ」のちょっと濁ったど豚骨味の雰囲気が必ず感じられます。
 そういう感じが上越らーめんですねっ。

 さっきの「松茶屋」さんは、濁りは、少なめだけど
 ベースは、ど豚骨
 この微妙な違いが地元では重要な様で
 「オオモリ派」と「松茶屋派」で
 よそ者からすると
 違う事は、違うけどそんなに一方を嫌う程の違いは、無い
 と思うのに
 各派閥に属する方々にすると
 反対の方は、好きじゃ無いと豪言します。

 ちなみに「松茶屋」は、県民ショーにも登場したあの
 「豚汁らーめん」が絶対のお勧め。
 なんだかんだ言って上越方面は、豚汁らーめんにも広がる
 豚ばらから染み出る豚風味脂が好きな様です。
 「松茶屋」さんは、もやしらーめんもお勧めですが
 これも実は恐らくもやしをラードで炒めた香ばしさが堪らなくて
 結局これも豚かぃ!って感じ。

 ちなみに豚汁と言いますと
 全国区的な有名店「たちばな」が
 同じ通り沿いに有りますが、こちらの「豚汁らーめん」は、
 味噌らーめんに豚汁を乗せた物で
 同じ味噌系でも上下異質な味が織りなす
 異次元の風味が自分的には、違和感バンバンで
 ここで豚汁らーめんに違和感を感じても「松茶屋」さんなら
 きっとOKかと。

 ちなみに(「ちなみ」3連発ですが。。。)
 妙高ローカル的に「松茶屋」の読み方は、

 「まつじゃや」では無くて「まっちゃや」

 です。
 こっちに居るとしっかり修正されます。

  あぁ「まっちゃや」ね!

 って


 で
 他にも
 いろいろ妙高方面でらーめんを食べますが
 そんな特別な店じゃなくて
 そこいらの飲食店で食べても、
 鶏ガラ系のスープは、
 妙高方面で殆ど出会った事が無い。
 そんなんだから

 長野県人からすると中華そばって
 やっぱり鶏がらスープがベースの味が恋しくなって、
 そんな方には、

  「小政」

 豚骨ベースでも割りと少し鶏がら寄りに少しだけなっていて
 それでもやっぱり上越とんこつの雰囲気は、残していて
 麺は、ど中華そば系の細縮れ麺でお勧め。
 残念ながらお昼しかやって無いし通りっぱたじゃないからナビが無いと
 確実に通り過ぎちゃう目立たないお店。
 僕的には、一番中華そばの気持ちで安心して食べれるお店です。
 このお店、こちらも根強いファンが地元にちらほら居まして
 その方達に聞きますと
 実は地元の通な「小政」フリークは、
 みなさんしょうゆらーめんじゃなくて

  あそこは、味噌ですよ!

 って言われて

  妙高方面で味噌味だと「ミサ」じゃないの?

 って言うと

  「ミサ」なんかと全然違うんだから!

 って事で



  「小政」 / 味噌らーめん

 食べて見ますと
 確かに全然違う訳で
 まぁモヤシを炒めた味噌ラーメンって良く有るスタイルなんだけど
 やっぱり「オオモリ風の豚骨」の雰囲気が有って
 でも麺は、そんなに太く無くてでもなんか独特のコクが感じられて
 これは、これで有り有りと言うオリジナルで
 アンチ「ミサ」派の存在も理解出来ます。。

 その

  味噌味で妙高方面で一番有名なのは、「ミサ」

 ここらの味噌ってさすがの米所ですから
 麹タップリの甘みな熟成の浅い白っぽい味噌
 そこにこれまたど豚骨のスープ
 さらに大量のたまねぎから出る甘みが麹の甘みとダブルパンチ。
 そんでなぜか意外とここら辺りで良く出会う柔らかめの麺が
 他に無い雰囲気のラーメンを演出している。
 ちなみに近くに自衛隊の演習場が有るので
 そんなコスチュームのお兄さん達とお食事したい方
 には絶対のお勧め。

 でも
 やっぱ僕は、味噌味だったら
 やっぱり松茶屋のとん汁らーめん
 スープは、全部豚汁なんだから
 豚汁なら全部飲み干すのが普通でどんぶりになみなみと張られた
 豚汁を飲み終わる頃には真冬でも汗が噴き出します。

 で
 結構老舗のらーめん店が圧倒的に幅を利かせている上越ですが
 新しいお店で人気なのは、「あご助」さん
 平日でも行列が絶えないです。

 でも
 殆どの定番メニューは、食べましたが
 どれも有る意味長野の何処かで食べた事が有る様な味。
 それに麺もオリジナルっぽい感じがしない。
 そこまで並んで食べる程では???って印象。

 この味と行列のミスマッチを
 自分の勝手な解釈では、
 妙高上越方面でこれだけ老舗の上越ど豚骨がらーめんが溢れていると
 「あご助」のらーめんは、一味違う訳で
 上越の地元の人達には、新鮮な訳で
 そういう意味で流行っているかと。
 確かに漢方と言うか中華的な手法を使っているから
 奥深い独特感は、多少有ります。

 で
 そういう中華料理的な手法でも
 長野に似た感じの所が無くて
 お勧めなのは、

  「龍馬軒」



  塩らーめん



  しょうゆらーめん

 どのメニューも主張ハッキリの強い味と麺が
 どどーーと襲って来ます。
 昔ながらの中華そばを期待する方には、思いっ切り裏切られますが、
 流行りのらーめんが好きで浸っている人にとっては、
 流行りのいろんならーめんを食べている口にもインパクト必死です。

 そして今一番旬なお店が

  「麺屋しょうじ」



  らーめん(こってりバージョン)



  らーめん(あっさりバージョン)

 私が食べた

  上越方面の中では、一番現代流行のらーめん

 を出すお店。
 豚骨ベースに軽く煮干し系の味も有って
 何と言っても「うまみ」が包み隠さす舌に来ます。

 それでいて
 最後まで「うまみ」にくどさが無くて
 割と低加水だけど風味の有る麺に「うまみ」が染み込んで
 手放しで「おいしい」感じします。

 新発売の



  肉味噌らーめん

 も手放しに「おいしさ」感じれます。
 長野で言うと味は、違うけど「ブタドラコン」のらーめんって
 手放しなおいしさが有る雰囲気は、似てるのかなって思います。

 そして最後のご紹介したいのは、

 「はな禅」

 さっきの龍馬軒もこちらも最寄りの駅は、南高田ですが
 龍馬軒は、その味の強さと雰囲気から男のらーめんだとしたら
 はな禅さんは、女性のらーめん

 実際に作り手は、女性ですがそのらーめんのまとめ方が絶妙で
 イメージ的に

  高級割烹のらーめん

 って
 表現でしょうか

 実に味全体のバランスが絶妙で

  どれも突出する事が無いのにはっきりわかる素材の個性。

 またその絶妙感にマッチした麺。
 器の中の全てがやさしい調和で
 ややもするとさらっと食べて終わってしまう印象を持ってしまう
 残念さも有るけど
 味覚を研ぎ澄ませて食べると
 実にその

  絶妙さがしみじみと感じれる様になるともう

 このお店虜になってしまいます。
 定番メニューの「はんなり」は、しょうゆらーめんですが
 その名の通り、しょうゆの味が有りながらその音量を
 極限まで下げて他の素材の音量と同じに調整してあるので
 ちよっと優しすぎる印象を持つのに
 いろんな素材の味がきちんと感じられる
 絶妙感は、さすが。

 そんで
 もう一つの定番




  「わびさび」

 は、塩味なので
 塩味のボリュームを上げても他の素材が潰れないので
 男性でしたらこちらのらーめんからだと違和感が少ないかと。
 ちっと乗せられた揚げごぼうの風味が「さび」で
 全体の「わび」感がまた「さび」感を絶妙に麺に絡めます。
 こういうボリュームコントロールが出来るから




 煮干し鳥白湯でもそれぞれが仲良く同居してる。
 それから
 季節の素材をフューチャーした限定がしばしば出るのですが
 きっと僕には苦手な濃いぃ系の烏賊墨とかもたまに有ったりするので
 是非食べて見たい物ですが
 いかんせん、お昼営業だけなので誠に残念。


 と

 ひたすら褒め千切った所で
 発表!

2013年 

  僕が勝手に選んだらーめん大賞は、

 投票総数

    1万

   2千

     614票

  マイナス

    12613票の満場一致で



  「はな禅」さん!

   これから益々の進化に期待大です。

 ちなみにこちらでたまに「昔懐かし中華そば」
 ってのが有るのですが、まだ食べた事が無くて

 あの
 今でも不動の一番だけど残念ながら閉店してしまった
 「二見食堂」の おっちゃんが自分の身を削って
 こころを込めて作っていたらーめんを
 越えてくれる期待大です。

 だって
 店主のブログやらーめんから溢れる
 らーめんに対する気持ちは、おっちゃん並みですから