ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧千畑町畑屋を往く(その3、終)

2017年09月07日 | 旧千畑町を往く

●歩いた日:2017817日(木)

●歩いた所:稲荷、熊野、十文字、外館、前田(以上「畑屋」)、二ツ石、庚塚、稲荷(以上「六郷鎗田」)

●歩いたログ(足跡)(道のり:4.4km

(以上の地図:国土地理院)

 さらに南に進み、歩き始めてまもなく右手に向かったY字路の少し手前で振り返ってカメラを向ける。

📷007:「畑屋」への道2

 ごくありふれた風景であるが、垣根、杉木立のせいばかりでなく、どことなく昔の雰囲気を漂わせている。道は写真奥のところで右にゆるくカーブしている。

 この記事の最初の方でも書いたが、この道の右側手前が「庚塚」、カーブミラーの奥が「畑屋」の「稲荷」である。左側は「前田」である。

 Y字路角すぐ近くから、共同墓地脇を通るあぜ道に入る。墓をざっと眺めると、ここは「高橋」さんが多い。

 広い道に出て車に向かう途中、道端の車庫?をカメラに収める。

 壁の上部に太陽光発電のパネルを取り付けている。シャッターの上のパネルは東向きに、左の窓の上、やや広いパネルは南向きに、そして向こう側、西向きにも設置している。なるほど、これで一日を通じて効率的に発電できると、感心する。でも、これ位の広さのパネルで、どれくらい発電量があり、どれくらい電気料の節約になるのだろうか。

 「稲荷神社」参道入口に置いてある車はすぐそこである。

 最後に、いつものように航空写真(国土地理院)をご覧いただきたい。

S23年)

 この写真を見ると、東向きの校舎とその裏側にグランドがはっきり写っている。古い写真をじっと見つめていると、当時にタイムスリップしたような気にさせられる。

 学校の北側に「八幡神社」の木立、さらに北にくっきり十字路が写る。ここで交差する東西、南北の道が昔のメイン道路であったと推測される。西から「八幡神社」に至る道はかなり曲がりくねっており、これが改修されて現在の幹線道路になっている。

 大きな屋敷林を持つ家が連なっている様子もはっきり写る。

 次にS51年の写真もご覧いただく。

 小学校はS47年に閉校、統合移転したと思われるが、S51年当時はまだ校舎が残っていたようである。

 「八幡神社」すぐ北側に接する道はすでに整備されており、それに伴って、十字路南西側に昔からの道と滑らかにつなぐため、新しく道が付け加えられたことが判る。

 これを書いていて見つけたことであるが、この整備された道の左端の方に注目していただきたい。S23年の写真では、西の方から真っすぐ入って来て、大きな屋敷のところできっかり45度右、そして左に曲がってまた真っすぐ東に延びている。

 これがS51年には、緩やかにカーブする道に付け替えられている。昔の痕跡も見えている。緩やかなカーブは昔の道の特徴とも言えるが、直線で組み合わされた昔の道を、逆にカーブした道に改修することも、車社会に対応した時代の要請のようである。

(終わり)

 ●ブログに掲載したログの累計(累計の道のり:202.5km)

 累計の道のりが200kmを超えましたが、まだほんの一部を歩いたに過ぎません。先は長いです。

 8月の下旬に「旧中仙町」を歩いてきましたので、次回からその記事を掲載する予定です。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ★旧千畑町畑屋を往く(その2) | トップ | ★旧中仙町豊川を往く(その1) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旧千畑町を往く」カテゴリの最新記事