てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

十二国記 「月の影 影の海」

2005年01月24日 | 読書
テーマサロンに「(中学生でも楽しめる)面白い本を教えてください!」というのがあったので、それにトラックバックです。

シリーズ物なので、とりあえず「月の影 影の海」から。
上下巻あわせて1200円ぐらいだから、条件(2000円以下)にも合いますね♪
講談社文庫と、講談社X文庫の両方から出ています。
私は、講談社文庫の方を読んだので、X文庫のほうがどうなっているのかわかりませんが、少しやさしくなっているのかな?

ああ、それに、このシリーズ、NHKでアニメ化されていましたね。
アニメは、少しだけ観ましたが、比較的原作に忠実でした。

作者は、小野不由美です。

私が買ったキッカケも、小野不由美だったから。

うーん、X文庫で出ていたものを通常文庫に手直しした異世界ファンタジーか。
なんだかなぁ。設定もありがち~。
でも、小野不由美だから、買ってみるか。。。


と、あまり期待せずに買ったのですが、読み始めてビックリ。
軽くない!
お子様向けと馬鹿にしてはいけません。


無難にその日その日を過ごしていた高校生の陽子は、ある日、ケイキと名乗る金髪で異常に長髪の若い男から「あるじ」と呼ばれる。同時に、魔物が学校に襲い掛かり、ケイキと共に異世界へ逃げ込む。しかし、途中、またもや魔物に襲われ、陽子は見知らぬ異世界で一人になってしまった。。。


というふうに始まります。

こういうお話の場合、ケイキが陽子を守って、魔物を倒してくれるんだよねと思っていたら、全然。
「はい、これで魔物をやっつけてください。」と、刀を手渡し、自分は、離れたところから見てるだけ。
おいおい、普通の女子高校生に魔物なんてやっつけられないよ~。
と思ったら、ちゃんとそのあたりも考えてありました。
で、魔物の返り血でぐっしょりの陽子に、ケイキは、血の匂いがするのでそばによるなと言います。
これは、笑いました。

ところで、異世界についた陽子は、本当に苦労します。
びっくりするほど苦労します。
本当に極限状態です。普通なら死んでます。
陽子のことが心配で、どんどんページをめくってしまいます。
面白いです。


シリーズ物なので、順番に読むのがいいです。
新潮文庫で出ている「魔性の子」は、私にはもう一つでした。
一番気に入っているのは「図南の翼」です。


ああ、まだこれから読む人がうらやましい。。。。


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2 コメント

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私も! (314)
2005-01-24 20:13:27
図南の翼大好きです。珠晶のキャラがいいですよね。

このシリーズ設定がきちんとできているので、世界観を理解して読むとまたさらに面白いですよね。王と麒麟の関係なんてもうたまらなく好きな感じですよ。

ちなみに私はジャケ(?)買いだったのでX文庫派なんです。

でも今後発売されるのは全部講談社文庫が先なんですよね…悩む。

っていうか次は出るんでしょうか。ずっと待ってるのに~
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314さん (てくり)
2005-01-24 23:30:31
珠晶、子どもなのに年寄りですし、

言うだけじゃなくて、行動も伴っているところが

好きです。

私は、この箱庭のような設定と、その設定を

登場人物たちがこれでいいのかと疑う部分がいいな~

と思います。

「普通、そんなふうに思わないでしょ!」と突っ込みを

いれたくなる箇所が、少ないんですよ。

波長が合ってるのかな。



次って、ちっともでないですね。

この前も短編だったし。。。

早く出ないかなぁ~。

できれば上下巻の長編を希望。

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