てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

川の書

2005年04月21日 | 読書
イアン・ワトスンの「黒き流れ」シリーズの第1話、『川の書』です。
『星の書』『存在の書』と続きます。
しかし、私は、『存在の書』を持ってないんですよねー。
『川の書』を読もうとしたとき、嫌な予感はしたんですけどね。

多分、品切れだろうなと調べたら、あたり。
しかも、定価612円のところ、中古価格1800円ですよ。しくしく。。。
ま、川と星の2冊は、古本屋で1冊300円で買ったからいいけどさ。
ちなみに、星の書は、Amazon中古価格1500円。
そうそう、検索するとき、『黒き流れ』で検索するといいですよ。
うっかり正直に『川の書』とか『星の書』で検索すると、なかなか目当ての本が出てきませんから。


さて、『川の書』ですが、前回書いたとおり、主人公は若い女性です。
17歳ですよ!!
年の割りに、とてもしっかりしています。
この女性のいる社会が女系社会ということも関係あるかもしれないですね。
で、職業が船乗り。

この舞台となる場所は、とてもへんてこりんな場所なんです。
大きな川が南から北に流れていて、大陸を東西に分断しています。
東岸と西岸は、交流がありません。というか、交流不可能な状態です。
川の中心に『黒き流れ』というのがあって、渡ることができないのです。
主人公が住んでいるのは東岸。
で、男性は1度は川に出ることができるのですが、2度はできません。
2回目に川にでると、気が狂ったようになって、川に飛び込んで溺れ死んでしまうのです。
女性は、OK。
また、川の反対側は砂漠で、奥地へは発展できないようになっています。
川岸に点在する町から町へ移動するのは、川を船で行くか、陸地を徒歩で行くかのどちらかです。
まあ、徒歩は大変だから、交通手段としてはあまり使われていないです。
そうそう、海は航海不可能。(だそうです。)
で、南は、大絶壁。川は、絶壁から突然、始まっています。

本当にへんてこりんです。
どうして世界の仕組みがこんなになっているんじゃー?!と叫びながら(心の中で)読み始めました。

まあ、そんな世界で、主人公は船乗りとして見識を深めたりして成長していき、西側とか絶壁の奥とかに行ったりして、世界の謎を解くんだろうなぁ。
どうして女性だけOKかとか、黒き流れって何?とか、ね。


実際には、そういう一面もあるけど、最終的には、おそらく、どなたにも意外な展開だと思います。
予想できる人は、いないだろうなぁ。
私も、「はあ?」と思ったもん。
危機対処法も、ちょっと笑ったな。。。

思っていたよりも、すごく面白かったので、続けて『星の書』を読みましたよ。
『星の書』については、また明日ぐらいに。

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