てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

ベージュのハヤカワFT

2008年07月21日 | 読書
3冊ずつまとめてだと、タイトルに困りますね。

というわけで、背がベージュ色のハヤカワ文庫FTです。
プリースト2冊とティプトリーJr

魔法
クリストファー・プリースト

 事故で記憶喪失となり、治療中の男のところに
 恋人と名乗る女があらわれた。
 男は、すこしずつ記憶を取り戻していくが。。。
 実のところ、真実は何?という話。
 「逆転世界」でもそうでしたが、
 真実だと思っていた世界が、裏返る瞬間がいいです。


奇術師
クリストファー・プリースト

 プリースト3冊目。
 ちょっと慣れてきて、斜に構えて読むようになりました。
 裏読みしながら読むというか。
 小説が書かれた順に読んだ方がいいと思って、
 魔法→奇術師の順番で読んだのですが、
 魔法より先に奇術師を読んだ方がいいかも。
 ライバル同士である奇術師の確執が面白いです。


すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

 ティプトリーのSFではなく、ファンタジーです。
 3つの短編からなるキンタナー・ローの海にまつわる幻想的なお話。
 散文詩のような世界です。
 海はすべてを与えるのです。

 

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2 コメント

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借りてきました (OZAKU)
2008-07-22 21:54:39
図書館から「双生児」を借りてきました。でも、今古本でやっと手に入れた「フラックス」を再読しているので、それを読み終えてからですが。
本を読み終わってしまい、読むものがなくなるとダメなんですよ~。だから早め早めに次に読むものを手配しとかないと。
プリーストはやっぱ深読みしなきゃダメですかね?長編でも。・・・私向きじゃないかもなあ。
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OZAKUさん (てくり)
2008-07-23 09:46:13
「フラックス」、面白かったですね。
頭の中で、筏の話とごっちゃになってますが。(^ ^;
うちの近所の図書館は、ろくな本がないので
図書館から借りて読んだと聞くと、
すごくうらやましいです。
すくなくとも、ハヤカワ文庫なんて0冊です。
探す手間すら、はぶけてしまうという、
ちょっぴり悲しい状況なんですよ。

プリースト、深読み?
いやあ、私は普通に読んでますよ。
推理小説を読むぐらいのノリです。
深読みっていうと、ディレイニーあたりを思いうかべるんですが、
そういうのとは違うんじゃないかな。
プリースト、普通に面白いですよ。
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