初読。
地球都市と呼ばれる巨大な建物。
子ども達はその建物の中だけで育ち、
外に出られるのは特定のギルドの者のみ。
主人公が成人に達したとき、見習いギルド員として
外に出ることができたが、
その光景は学校で習ったものとは、異なっていた・・・
という、なんだか~、どこかで~、よく聞くような~設定です。
ちょっと違うのは、この建物が動いていることかな。
え?
動いているのは、よくあるって?
逆に動いていない方が珍しいって?
しかしですね、この建物、宇宙船じゃないんですよ。
しかもですね、動き方なんですが、レールの上を動くんですよ。
あ、レールは少しずつ敷設していくんですがね。
後ろのレールを取り外して、前に繋げていくという、手間のかかる方法で動きます。
川があったら、橋も作っちゃうよ~。
ね、ちょっと違うでしょ。
しかし、動き方が変わっているだけか・・・
と思ったらば、話も全然違いましたよ。
この手の話って、
こうした封鎖的な社会のやり方が通用しなくなってきているところへ
新成人が新鮮なものの見方で、事件を解決に導く、
その過程で、社会成立の秘密が明らかになり、
新しい希望に満ちた開放的な新社会が建設される
となりますよね。
従来のやり方が通用しなくなってきているっていう点は同じなんですが、
一握りのスーパーヒーローが活躍するというような話ではありません。
一読、強烈に印象に残るのは、実に奇妙な世界の風景です。
細部をみれば、どこかで聞いたことがあるような事柄ですが、
それにしても妙な世界です。
まず、この妙な世界に魅せられます。
最後の方になって、世界の秘密が明らかになるわけですが、
複雑な気分です。
そうか、そうだったのか?!とすっきりできません。
それってどういうことなんだろう?と考え込んでしまいましたよ。
この『逆転世界』は、プリーストの初期代表作なんだそうです。
なかなか面白かったのでほかの作品も読んでみたいと思います。
『なかなか面白かった』とか『面白い』とか、毎回、書いているから、
実際どれぐらい面白く感じたのかわかりにくいかもしれませんね。
この本については、
いやあ久しぶりに面白い初読の本に巡り合ったなぁ
というぐらい面白かったです。
今のところ、初読では今年1番。
って、読んでる本、少なすぎの上に紹介もしてませんが・・・
地球都市と呼ばれる巨大な建物。
子ども達はその建物の中だけで育ち、
外に出られるのは特定のギルドの者のみ。
主人公が成人に達したとき、見習いギルド員として
外に出ることができたが、
その光景は学校で習ったものとは、異なっていた・・・
という、なんだか~、どこかで~、よく聞くような~設定です。
ちょっと違うのは、この建物が動いていることかな。
え?
動いているのは、よくあるって?
逆に動いていない方が珍しいって?
しかしですね、この建物、宇宙船じゃないんですよ。
しかもですね、動き方なんですが、レールの上を動くんですよ。
あ、レールは少しずつ敷設していくんですがね。
後ろのレールを取り外して、前に繋げていくという、手間のかかる方法で動きます。
川があったら、橋も作っちゃうよ~。
ね、ちょっと違うでしょ。
しかし、動き方が変わっているだけか・・・
と思ったらば、話も全然違いましたよ。
この手の話って、
こうした封鎖的な社会のやり方が通用しなくなってきているところへ
新成人が新鮮なものの見方で、事件を解決に導く、
その過程で、社会成立の秘密が明らかになり、
新しい希望に満ちた開放的な新社会が建設される
となりますよね。
従来のやり方が通用しなくなってきているっていう点は同じなんですが、
一握りのスーパーヒーローが活躍するというような話ではありません。
一読、強烈に印象に残るのは、実に奇妙な世界の風景です。
細部をみれば、どこかで聞いたことがあるような事柄ですが、
それにしても妙な世界です。
まず、この妙な世界に魅せられます。
最後の方になって、世界の秘密が明らかになるわけですが、
複雑な気分です。
そうか、そうだったのか?!とすっきりできません。
それってどういうことなんだろう?と考え込んでしまいましたよ。
この『逆転世界』は、プリーストの初期代表作なんだそうです。
なかなか面白かったのでほかの作品も読んでみたいと思います。
『なかなか面白かった』とか『面白い』とか、毎回、書いているから、
実際どれぐらい面白く感じたのかわかりにくいかもしれませんね。
この本については、
いやあ久しぶりに面白い初読の本に巡り合ったなぁ
というぐらい面白かったです。
今のところ、初読では今年1番。
って、読んでる本、少なすぎの上に紹介もしてませんが・・・
次の購入の時忘れないようにしようっと
お勧めだか、この本も一緒に買ってます、
か何かで表示されたのを見て、
一緒に買ってしまった本なんです。
いやあ、掘り出しものでしたー。
この本ずいぶん前に図書館で借りて読みました。
私もてくりさんとまったく同じで、面白かったんだけど、読み終わっても何か釈然としないというか、つまりはどういうことなのか?と思ってしまいました。そのうち再チャレンジ、とか思ってててくりさんのブログ読むまで忘れてました。
プリーストって他にどんなの書いてるんでしょうか?これしか読んでないので他のもちょっと知りたい気がします。
場所的なものは、読んでいて、スペイン語でしゃべる原住民って何者?!と
思っていたので不思議はないのですが、それにしてもね。
そういった曖昧なものも、作者の狙いだとは思いますが・・・。
プリーストって、『2005年SFが読みたい』で第二位でした!
『奇術師』です。ハヤカワ文庫FTで出てます。