てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

アイランド

2006年08月12日 | 映画、TV
この「アイランド」を借りたとき、ほかにもう1つDVDを借りた記憶があるんだけど、何だったっけ?
うーん、ここで不特定多数(少数か…)の人に尋ねてみても答えてくれる人なんていないし、いたらいたで怖いし、
でも、何だっけ?

「アイランド」、映画館で予告編を見たので、
あっ、これはアレ物だな、とわかっていました。
予告編で、はっきりアレって言ってたかどうかは覚えていませんが。

最初に、つまんないかもなーと心配したのですが、
そんなこともなかったです。
軽く、普通に楽しめました。

ヒロインの女の子(ヒロインの男の子っているのか?)が
可愛いし、主人公に好意的だった技術屋は好き。
「ファーゴ」(ちょっと古いですが)で
みんなに「変な顔」と言われる設定の彼ですが、
実に個性的で、チャーミングです。

ストーリー展開は、問題点ありありだし、
いくら理屈をつけても急に運転できるのはちょっと・・・でしたけど、
ま、いいいか。
そういう映画だ。


で、もう1本が何だったのか、
まだ思い出せない・・・



時間のかかる彫刻

2006年08月12日 | 読書
何が驚いたかって、最初の紹介ページにも抜粋されている著者による「はじめに」に書かれた自著に対する絶賛。
『正直な話、読み返すたびに驚かされる』
普通、そこまで書くかな。
いや、本心ではそう思っている小説家の人は多いと推測できますが(じゃなきゃ、恥ずかしくて公表できないよね)、正直に書いてしまうとは。
今まで読んだ作品から想像していた作者像とは、随分、違ったので驚きました。

さて、その問題の中編「ここに、そしてイーゼルに」は、私は1ぺんしか読んでないせいか、そこまで感動しませんでしたが、なかなかの作品で面白いです。
表題作の「時間のかかる彫刻」もいいし、いくつかの恋愛短編もほろ苦い味で、まさに大人の味です。例えて言えば、ピーマンみたいな。
「統率者ドーンの型」は、星新一のショートショートに似た味わいです。
「きみなんだ!」「ジョリー、食い違う」「自殺」は、SFじゃありません。普通の小説です。スタージョンっていうだけで、SFに分類されているのだとしたら、どっかおかしいと思う。


全体にまあ満足できる仕上がりですが、でも、どうしても比べちゃうんですよ、「夢見る宝石」なんかと。そうすると、ちょっとパワー不足かな。

 

いつ読み終わったか、わすれちゃった。
読み始めたのは、5月なんだけど、短編だから少しずつ読みました。
シオドア・スタージョン「時間のかかる彫刻」