てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

巨人たちの星

2004年09月03日 | 読書
巨人たちの星 J・P・ホーガン 創元SF文庫 

巨人たちの星シリーズ第3作です。
うーん、どんどんおもしろくなってきました。

ただ、これで一応完結と言うことはできますね。
残っている謎はあったかな?

この本の内容は、出だしだけだとしても書けないです。
シリーズ物ですからね。


仕方がないので、あまりストーリーには関係ない枝葉の話を。

気になった箇所を2つ。

巨人たちの人物紹介で、女流外交官という言葉がありました。
いまどき女流という言葉自体も古いけど、
そんなことより、なにより、
巨人が女か、男かなんて、全然興味ないんですけど。
社会も違うんだから、ジェンダーによる差も人類とは違うでしょ。

もうひとつは、
う。書きにくい。
白にしときます。。。

ジェブレン人とテューリアン人が戦争状態になったとき、
テューリアン領にいたすべてのジェブレン人に対するサービスを停止し、
数時間以内に全員逮捕拘留したというのはどうかと思います。
なんだか、第二次大戦時アメリカが在米日本人にした処置を思い出しました。
『捕虜じゃない、心身の安全と健康を守るため。』って
サービスを止めなきゃいいじゃん。
それ以外の危険はないわけだし。
チューリアン人が捕まるという逆の話なら、このお話の設定としてあり得ると思いますけどね。
これが、主人公達の入れ知恵としたら、悪いやつだなぁ、人類って。
少なくとも、通常のジェブレン人にとって、テューリアン人に対し武力行動を起こすなんて、
とんでもないことなんですよ。


あと残すは「内なる宇宙」のみ。
8月30日読了