鍼灸師 てっかんの奮闘記 ~師曰 愚按曰 問曰~

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感・傷・中

2011年11月08日 | いろいろなお話
●考証的に疑義のある内容となっています。単なる読み物としてお読み下さい。(H23.11.10)

漢方の用語では、病にやられた状態の深さを、感・傷・中と表現しています。

感が一番浅く、次いで傷、最後に中。この「中」は「ちゅう」や「なか」という意味も含めて「あたる」といいます。

感は感じる、感じた。

傷はやぶる。

中は中焦、内、中(なか)へ直接的です。

外感病に内傷病と言ったりもしますが

外感は季節的・気候・外気による外邪によって外から内へせめようとする要因によって発症するもの。

内傷は、感情などのアンバランスによって身体の免疫システムを弱られる要因で、素因的要素も含まれたりします。

外からのものは「感」と表現し、内からのものは「傷」と表現しているところが面白いですね。

実際には外因の性質や身体の条件によっても表現は様々です。

風邪(かぜ)と一般的に言われたりもしますが、この風邪、別の読みで「ふうじゃ」とも言い

風邪の性質上、動き回り、身体の浅い部分から犯うということから風邪(ふうじゃ)によって

引いてしまうカゼを「感冒」と言います。

冒と言う字も「おかす」言いますから、浅いところに感じて冒すと言った方が正確?なのかもしれません。

傷寒。広い意味では外感病の総称とし、狭い意味では寒に傷られることを言います。

夏場に多い熱中症。熱に中ることで、意識障害が脱水症状などが起こってしまいます。

もっとわかりやすい表現では…。

憧れの人にビビビっ!と感じる。嫌な空気を感じる。そうすでに自分の意識にあるわけです。

そしてフラれて傷つく。感じている気持ちから気持ちが深くなっているわけですね。

そして意中の人。意識の中心、その人だけになっています。別の言い方をすれば「中毒」でしょうか(笑)

これは「毒に中る」ですから、やはり「意中」ですね。

感情の浅い深いも、こうしてみると面白いです。



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補足です。 (鉄漢)
2011-11-14 14:53:16
万病回春指南巻之二
◎病名彙考
△明慈谿節斉王綸『明医雑著』曰、病有感、有傷、有中。感者在皮毛為軽。傷者
兼肌肉稍重。中者入蔵府最重。寒有感寒、傷寒、中寒。風有感風、傷風、中風。
暑有感暑、傷暑、中暑。当分軽重表裏。治各不同云云。感とは邪軽、皮毛に在て
表症とす。治し安し。乃感冒、俗に云咳気の類也。傷は感より漸く重く、邪皮毛
より稍肌肉に入。乃表裏の界とす。中は傷より最甚し。邪直に蔵府に入て裏症と
す。治難し。其外中湿、中気、中毒と云ひ、其邪直に中に入は也。凡中と称する
ときは、皆重病なり。故に王節斉亦曰、中湿中気中毒皆云中。中者中也。謂邪直
入於中也。故為重病。

Spcial Thanks Y
『明医雑著』 (鉄漢)
2011-11-14 15:45:03
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ya09/ya09_01063/index.html

『明医雑著』該当部分 (鉄漢)
2011-11-14 15:46:56
http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/ya09/ya09_01063/ya09_01063_p0011.jpg

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