競馬予想理論「TEKIKAKU」

数多ある競馬予想のファクターから「距離コース適性」と「格」を最重視し、適性の高い馬を狙っていく予想理論で戦います。

【特別コラム】競馬に勝負付けは存在しない(後編)

2019-06-18 23:07:13 | 特別コラム


前編の続きです。前編はこちら

競馬に勝負付けは存在しません。

昔、プロボクサーの世界チャンピオンが、こう言っていました。

「ボクシングに勝負付けは存在しない」「格闘技全般に勝負がつくことはないと言えると思う」

なぜかというと、チャンピオン曰く、、、

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ボクシングで僕はBに勝った(ワタクシの目から見ても楽勝でした)。

BはCに勝っていて、今度、僕はCと戦うことになった。

え?CはBよりもランキングが下?

でも、僕はBに勝っているけど、BがCに勝っているからといって、僕がCにも勝てる保障はどこにもない。

なぜなら、BとCはボクシングスタイルが違うから。Bのようなボクシングスタイルなら、勝てる自信があるけど、

Cのようなボクシングスタイルとは、戦ったことがない。

BがCに勝っているからといって、僕もBのように、Cに勝てる根拠はない。

ボクシングは、ファイトスタイルの相性も大きいので、下馬評通りにはいかない。

スタイルに合わせた調整や対策を毎回行わないと、チャンピオンは続けられないね。
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このボクシングチャンピオンは、結局Cにも勝ちましたけど、かなり苦戦して最終ラウンドまでもつれました。

注目したいのは、「ボクシングは、ファイトスタイルの相性も大きい」という一言です。

相性によっては、ランキングの序列通りにいかないということらしいのです。

TEKIKAKU理論も適性という、能力よりも「相性」を重要視した予想理論ですから、参考にすべき考え方がありました。

ただ、ボクシングは1対1の相性であり、複数頭数で行われる競馬とは少し異なります。

むしろ、競馬の例えとしては、プロレスラーのほうがいいかもしれません。

獣神サンダーライガーが、パンクラスのトーナメント大会に招待され、

1回戦で鈴木みのると戦ったら、おそらくライガーは為す術もなく負けると思います。

ですが、新日本プロレスの開催するベスト・オブ・ザ・スーパージュニアという大会に、

鈴木みのるを招待したら、獣神サンダーライガーは鈴木みのるに勝てると思います。

というか、20年前なら鈴木みのるは、保永昇男にすら歯が立たないと思いますね。

競馬の場合、競馬場の各距離コースへの適性が、

このプロレス団体の異なるルールにより試合が行われるリング、に近いと思うんですね。

もっといえば、距離コースへの適性だけでなく、

獣神サンダーライガーのレスラーとしての格が、新日本プロレスだと有効に機能するけども、

パンクラスだとその格が通用しない、という辺りが、

TEKIKAKU理論の適性概念に近いと思っています。

G1好走馬がローカルG3で通用しないロジックと同じですよね。

数値根拠も示しましょうか。

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次に示すのは、今年2019年の先週まで行われた重賞で、

前走同じレースに出走した馬が、今走も同じレースに出てきた際の、

最先着馬と非最先着馬の勝敗を示したものです。

双方が共倒れになったケースは省きました。どちらか一方が3着以内に入った場合の星取表だと思って下さい。

左→同レース最先着馬(1頭)
右→同レース非最先着馬(複数いる場合も)

◎→今走で先着し馬券圏内
○→今走で先着しないが馬券圏内
△→今走で先着し3着内に来たが馬券対象外
(○)→今走でもう1頭、同レース非最先着馬が複勝圏に来たケース
×→今走で馬券対象外
(数字)→複勝配当

◎×リゲルS組京都金杯(140)
×◎チャレンジC組中山金杯(340)
◎×菊花賞組日経新春杯(140)
×◎葉牡丹賞組京成杯(150)
◎×有馬記念組AJCC(550)
◎×菊花賞組AJCC(110)
×◎中日新聞杯組AJCC(340)
×◎(○)エリザベス組愛知杯(非530+150)
×◎淀短距離組シルクロードS(890)
◎○京阪杯組シルクロードS(最130)(非700)
◎×カペラS組根岸S(210)
◎×中山金杯組京都記念(140)
◎×有馬記念組京都記念(180)
◎×AJCC組京都記念(220)
◎○(○)阪神JF組クイーンC(最110)(非120+340)
×◎ターコイズS組京都牝馬S(460)
◎○万葉組ダイヤモンドS(110)
◎×中山金杯組小倉大賞典(170)
◎×福島記念組小倉大賞典(210)
×◎チャレンジC組小倉大賞典(1980)
×◎東京大賞典組フェブラリーS(120)
×◎根岸S組フェブラリーS(340)
×◎東京新聞杯組阪急杯(240)
◎×阪神JF組チューリップ賞(110)
×◎エルフィン組チューリップ賞(320)
◎○カーバンクル組オーシャンS(最140)(非120)
×◎ホープフル組弥生賞(250)
×◎ターコイズ組中山牝馬S(320)
×◎愛知杯組中山牝馬S(300)
×◎紅梅組フィリーズレビュー(240)
◎×AJCC組阪神大賞典(140)
×◎朝日杯組スプリングS(230)
◎×きさらぎ組毎日杯(130)
×◎日経新春杯組日経賞(160)
×◎阪急杯組高松宮記念(320)
×◎シルクロード組高松宮記念(2210)
×◎オーシャンS組高松宮記念(6410)
×◎金鯱賞組大阪杯(450)
×◎有馬記念組大阪杯(180)
×◎中山牝馬S組阪神牝馬S(730)
◎×京都牝馬S組阪神牝馬S(1920)
◎×京都金杯S組阪神牝馬S(1230)
×◎チューリップ賞組NZT(190)
×◎チューリップ賞組桜花賞(400)
◎×クイーンC組桜花賞(200)
◎×フィリーズ組アーリントンC(940)
○◎名古屋大賞典組アンタレスS(最160)(非290)
◎×アンタレスS(220)
◎×共同通信杯組皐月賞(160)
◎○中山牝馬組福島牝馬S(最140)(非130)
◎○フラワーC組フローラS(最180)(非540)
◎×500万(牝)組フローラS(270)
◎×皐月賞組NHKマイルC(210)
◎×毎日杯組NHKマイルC(1270)
×◎アーリントンC組NHKマイルC(750)
×◎東京新聞杯組京王杯SC
×◎中山牝馬S組ヴィクトリアマイル(350)
×◎阪神牝馬S組ヴィクトリアマイル(670)
×◎桜花賞組オークス(170)
◎×桜花賞組葵S(180)
×◎橘S組葵S(870)
×◎京都新聞杯組ダービー(930)
×◎(○)皐月賞組ダービー(非210+190)
×◎阪神大賞典組目黒記念(450)
◎○新潟大賞典組鳴尾記念(130)
×◎マイラーズC組安田記念(290)
○◎パールS組マーメイドS(最500)(非410)
◎×御室特別組マーメイドS(950)
×◎メイS組エプソムカップ(310)
◎×青竜S組ユニコーンS(150)
△×京王杯SC組函館SS(0)

全70対戦中、

◎×=35.7%(25/70)最先着のみ馬券
◎○=10.0%(7/70)両方来て最先着が上位着
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△×=1.4%(1/70)最先着のみきたが3着が複勝圏外扱い
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×◎=50.0%(35/70)非最先着のみ馬券
○◎=2.8%(2/70)両方来て非最先着が上位着

最先着馬券率 ◎×+◎○+○◎=48.5%(34/70)
非最先着馬券率×◎+○◎+◎○=62.8%(44/70)
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このように、最先着馬よりも、非最先着馬のほうが、逆転し馬券に入る確率は高いのです。

ただ、最先着馬は1頭で、非最先着馬は、1頭の時もあれば、5頭もいるケースもあります。

「1対複数」ではありますが、この最先着馬VS非最先着馬の構図は、わかりやすくたとえるならば、

ヒーローキャラの仮面ライダー(1人)VS雑魚キャラのショッカー(複数人)の構図と全く同じ事だとわかります。

仮面ライダーは、ボスキャラと戦う前に、雑魚キャラのショッカーと戦いますよね。

ショッカーを倒さないと、ラスボスと戦えないのです。

勝負付けという予想作業は、この、仮面ライダーが雑魚ショッカーよりも、

如何に優位性があって強いのかを、裏付ける作業と同じなのです。

そして、結果は「×◎=50.0%(35/70)」が示すように、実は、ショッカーが仮面ライダーを倒すケースが、

競馬の場合は50%もあるわけです。ここが、仮面ライダーとの違いです。

仮面ライダーがボスキャラと戦う前に、ショッカーごときにやっつけられる回が半分もあったら、

おそらく番組存続の危機になると思いますが。競馬の真実は、恐ろしいほうの結果になりました。。。

競馬の場合、最先着馬にあたる仮面ライダーが勝っても、上記複勝配当を見てもわかるように、

視聴率(回収率)はたかがしれているのです。

非最先着馬にあたるショッカーが勝つほうが、視聴率(回収率)がよくなるのです。

最後に。

ワタクシのTEKIKAKU予想理論は、

たとえば、皐月賞1着馬と、皐月賞0.4秒差の4着馬が、有馬記念に出走した場合、

適性値はH格中山芝2000の数値が適用されます。「1着馬と4着馬の適性値は同じ数値」なのです。

なぜそのような論理にしたのか、今回の特別コラムでわかったでしょう。

TEKIKAKU予想理論は、「勝負付けなる、自称競馬中級者がハマるインチキロジックを軽視した予想理論」だからです。

競馬に勝負付けは存在しないという思想。

非最先着馬の、最先着馬に対する確率的、配当妙味的アドバンテージを強調する思想。

それが、予想ルーティーンの中にきちんと加えられているのです。

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