佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

「フィガロの結婚」東京二期会オペラ劇場2006

2006年10月17日 21時00分35秒 | クラシック

 

 日曜日に観たのは、

横須賀芸術劇場モーツァルトイヤー、

二期会のフィガロの結婚でした。

珍しくキャストを書いてみます。

 

 

指揮:現田茂夫

演出:宮本亜門

 

<キャスト>

伯爵:黒田博

伯爵夫人:佐々木典子

ケルビーノ:林美智子

フィガロ:山下浩司

スザンナ:薗田真木子

バルトロ:鹿野由之

マルチェリーナ:竹本節子

バジリオ:上原正敏

クルツィオ:牧川修一

アントニオ:村林徹也

バルバリーナ:里中トヨコ

花娘1:赤羽佐東子

花娘2:岩田真奈

 

合唱:二期会合唱団

管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団

チェンバロ:山口佳代

 

 

 宮本亜門の演出でした。

2002年の再演とのことで、都内での公演は終わっていて、

横須賀での公演。

芸術劇場は初めて行きましたが、

広いですね。5階席までありました。

その5階で観てました。

新国立を一回り大きくした感じ。

でも響きは良かったです。

 

 

 宮本亜門の演出は、一昨年だったか、

ドンジョヴァンニを観たのですが、設定が現代でした。

これは時代は移していませんでした。

正直演出に口を挟むだけの力量は無いのですが、

見やすい演出だったと思います。

 

 

 歌手の力量は総じて高く、

若い役に若手を当てていたのが良かったですね。

脇は実力派で、オペラのバランスを考えても良かったと思います。

 

 

 ともかく、やっぱりフィガロは面白い。

人間ドラマ。故に設定が複雑なのを、

モーツァルトが、それを音楽で的確に表現していて、

長いオペラだけど楽しい。

オケが若干淡白で、もう少し歌手に寄り添って欲しいなとは

思いましたが。

 

 

 今日一番印象的だったのは、

4幕の一番最後で伯爵が夫人に歌う許しを請う歌。

あれが本当に素晴らしかったです。

あのD-Hの6度上がるところ、

あの歌唱が素晴らしくて、あれを聴いただけでも

観た甲斐があったと。

 

 

 一人ツボだったのは、

3幕、結婚式の時に、花娘が歌う場面で、

後ろで鍵盤を弾き真似している役者さんの

オーバーリアクションが面白くてツボでした。

誰もあんなとこ観てないと思いますが。

 

 

 わざわざ行った甲斐がありました。

重唱をしたくなりましたね。

だれか一緒に歌いましょう(笑)。

 


東京行脚2日目

2006年10月17日 00時21分32秒 | 旅行記

 

 すみません。遅くなりました。。。

というか、くたばりました(苦笑)。

 

 

 月曜日の朝5時にアパートに辿り着きました。

バスで思いのほか睡眠が取れたので、

本当はそのままメールチェック&ブログ更新して

寝ないで仕事に行く予定が、

寝ました(笑)。

2時間仮眠を取って職場へ。

風邪も治りかけで、

長岡の練習に行かず静養しようかと思う自分自身を説き伏せ、

練習へ行きました。

ただ、、、咳き込んで一時退場しました。。。ごめんなさい。

アメをなめまくって何とかしのぎましたが。。。

喉は調子悪かったですが、

小澤先生の最後の練習で、結構良い内容だったと思います。

讃歌についてはまた。

 

 

 東京2日目は朝ギリギリまで眠り、

一路横須賀へ。

横須賀芸術劇場での、東京二期会「フィガロの結婚」公演を観るため。

東京時代の後輩がチケットを取ってくれて、

11:30に待ち合わせし、食事してホールへ。

 

 

 オペラの内容については明日にでも。

 

 

 実は、今回、事前から非常に緊張していたことの一つに、

東京時代、大学の声楽専門の生徒さんの合間を縫って、

ちょこっと声楽を副科で習っていた時の先生が出演されていて、

7年ぶりに御挨拶に伺うこと。

 

 

 実はこのフィガロの前に観たオペラが、

同じく先生がタイトルロールを演じた「ドン・ジョヴァンニ」。

その時は御挨拶に伺わず、

その前も実は数回、先生の公演に行っていたのだが、

私、中退したことを引け目に感じ(だったら辞めるなっちゅー話ですが)、

御挨拶に行っていませんでした。

後輩もいるので、一緒に終演後伺いました。7年ぶりです。

 

 

 先生に御挨拶したのですが、

先生は記憶の糸を辿っていた様子。

7年経ってますし、副科だったし(昼休みに少し見てもらった感じ)、

何より、僕の見た目が変わっていたので(爆)、

今の僕を見て思い出せと言う方が酷な話。

先生すみませんでした。。。

 

 

 先生は目が真っ赤で、風邪引かれていたとのこと。

そんなことは微塵も感じさせない歌でした。

オペラは全体としてもとっても良かったです。

 

 

 

 その後、横浜へ移動し、

もう一人合流し、3人で食事。

お昼もだったのですが、ご馳走になってしまいました。。。

ありがとうございました。

 

 

 僕は21:30過ぎに湘南新宿ラインに乗り池袋へ。

22:30ごろに着いて、バスの時間まで丁度1時間。

乗り場近くのマクドナルド、いつからか24時間営業になったようで、

喜び勇んで入ると、日曜日は23:00までとのこと。おいおい。。。

結局、すぐ近くのマンガ喫茶へ。

ブログの更新を始めると時間が足りなくなりそうだったので、

適当に時間をつぶし、バスに乗車。

先に書いたとおり、バスの中で思いのほか眠れて、

朝の4時過ぎに下車。そのまま自分の車で帰りました。

あとはさっき書いたとおりです。

やっぱり眠いです。。。

 

 

 オペラについては明日にでも書きますが、

今回東京に来て感じたこと。

 

 

何か、落ち着きませんでした。

 

 

 東京にいたときは、

40歳くらいまで住みたいなと思っていたのですが、

今の僕には、東京は住むにはちょっと厳しいなと。

たまに来るくらいで限界だなと。

 

 

 どうも新潟の空気に慣れてしまったようです。

池袋、ポイ捨て禁止条例とか言って、吸殻ばっかり。

僕にとって、どうも「リセット」する時間というのが必要らしい。

だから、都内からかなり離れたところになら住めるのかも。

横須賀も初めて行きましたが、

海が近くて、ゆっくり歩いてみたかったです。

 

 

 

 ということで、既に新潟モードで生活中です。

 


東京行脚1日目

2006年10月14日 23時52分57秒 | 旅行記

 

 どこから更新しているかは後で。

 

 

 

 実は、今東京にいます。

というのも、明日、オペラを見に行くにあたって、

前乗りしようと思い、土曜日から東京へきています。

明日見てから、合唱団の練習までに帰るのは不可能なため、

明日は休ませていただく次第です。

先生のいらっしゃらない日なのに申し訳ありません。。。

英気を養って次回お返しします。

 

 

 

 今日は朝9時台の高速バスで一路池袋へ。

実は今回は節約旅行なので、

とりあえず決めていたのは、

 

 

街歩き

 

 

をしようと。

 午後2時過ぎに到着。

JRでまず移動した先。

 

 

 

 

「オタクの聖地、秋葉原」

 

 

 

 

です。

 何をしたかったかというと、

メイドを見てみたかった(笑)。

いざ秋葉原へ。

 

 

 駅を降りると、驚いた。

 

 

 近代化。

 

 

 大きいビルが多数乱立。

おまけになんとかエキスプレスが通って、

雰囲気が違う。

 

 

「変わったな。。。」

 

 

と思いつつ歩くと、それでも覚えている街並みが。

そう、石丸電気。

やっぱり寄ってしまいました。

クラシック・ジャズCD館に。

 

 

 いやー、ひたすらCDを見続けました。

というのも、輸入盤CDは見づらい(笑)。

漏れのないように見ていると、あっという間に時間が。。。

ケチ旅行のはずが、やっぱり欲しくなるCD。

だから来るんじゃなかった。。。と思いつつ、

今回は悩んだ末、安かったので、

モンテヴェルディのマドリガーレ全集らしきものと、

エリクソンの振るバッハのモテット集を購入。

 

 

 秋葉原では、結局メイドを見ませんでした。

それよりオタクと思しき人の多いこと(笑)。すごかった。

多分、メイドは別の場所にたくさんいると思います。

今日見たのは電気街の方なので。

 

 

 そして向かった先、

 

 

「音楽家の聖地、銀座のヤマハ」

 

 

 結局行ってしまいました。

やっぱり東京へ来ると行ってしまう。

 

 

 新橋から歩くと(意外に知られていませんが、

ヤマハは新橋からだと結構近い)、途中、

「アイドルの聖地、福家書店」に人だかり。

行ってみると、握手会らしい。

ここはアイドルが写真集やDVDを出すと握手会を行う、

アイドル界では良く知られた書店。

今日夕方あったのは、

リア・ディゾンという人の握手会。

知ってますか?

僕は知ってました。

最近ネットで火がついた外国人アイドル。

ですが、アジア系の血も入っていて、

エキゾチックな顔立ちと整ったスタイルで人気らしい。

これから恐らくもっと火がつくでしょう。

たまたま最近、某大手少年誌のグラビアを飾ったのを

見たのですが、良いですね(笑)。多分来ますよ。

今日は写真集の発売イベントとのこと。

 

 

 さて、寄り道しすぎ(笑)。

ヤマハへ行くと、MODEAという女性3人組がインストアライブを。

横目にCDを物色。

そして地下へ。楽譜売り場を物色。

実は、バロック関係で良い本がないか探し物。

 

 

 途中、なんと合唱団sNの団員Sさんと遭遇。

ヤマハで知り合いに遭うのは意外に初めて。

 

 

 結局バロックの本は高くて買わず。

1冊モーツァルトの本を購入。

というか、閉店でした。追い出される(笑)。

 

 

 

 街歩きすると言って、

結局CD屋と楽譜屋。

またいつもと一緒だよ(笑)。もう暗いし。

 

 

 

 吉野家で夕食。

一日解禁で話題の吉牛。

しかし牛丼は無く、プレーンカレーを注文。

これが辛かった(笑)。辛いぞっ!!! 

思い出した。まだカレー丼があった時に

やたら辛い思いをした記憶が。。。

辛い。吉野家のカレー、要注意(笑)。

 

 

 そのまま今日宿泊する最寄りへ。

今日はマニアックな街で宿泊。

 

 

大森

 

 

 初めて降りました。

自転車が多い。。。。。

 

 

 今回の貧乏旅行の宿泊先は、カプセルホテル。

3000円です。

実は以前、渋谷のカプセルに泊まったとき、

やたら若者がうるさくて失敗したことがあり、

もう泊まるか!と思っていたのですが、

今回意を決して。

耳せん持参です(笑)。

 

 

 しかし、驚いた。

このカプセル、結構良い。

まず中が静か。土曜日だからというのもあるが、

若者の繁華街からは外れていることもあり、

若者が少ない。

そして比較的中がキレイ。

というのも、今回は、大手ビジネスホテルチェーンの運営する

カプセルホテル。

店員の応対はあんまりだが、

清潔感があって静か。

大風呂はとても広い。

タオル、歯ブラシ、ひげそり、シャンプーリンス、

ボディーソープなどのアメニティが非常に充実。

自動販売機も多い。

そして、今このブログを更新しているこの場所。

実はホテル内のスペース。

多くはないけど、マンガ・週刊誌と、

フリーで使えるパソコンが10数台。

そう、無料のプチマンガ喫茶がついている。

凄いですね。のんびり今そこから更新している訳です。

 

 

 ここのカプセルは良いですね。

貧乏旅行や複数泊のときは、またお世話になるかも。

今は、これぐらいしないと、

リピーターがついてこないのかな。大変ですね。

でもワイシャツまで売ってるし、

ビジネスマンには良いホテルです。

 

 

 さて、今日はもう寝るだけです。

マンガ読もうか、買った本読もうか、

それとも福家書店で買ったのだめ16巻を読もうか(笑)。

買いました、もちろんシャーペン付きです。

 

 

 明日はオペラです。

 


時計考~tek310の時計の見方~

2006年10月13日 23時55分25秒 | 日記・エッセイ・コラム

 

 私は携帯電話を持っていません。

 

 

 

 ↑は事あるごとに言ってきましたが、

私、実は腕時計も持っていません。

つまり、時間の分かるものを持っていません。

 

 

 

 車で移動している時は、車に時計があるので、

普段はそれほど困りません。

しかし、電車に乗らないといけないとき、

これは困ります。

ごく稀に電車で新潟へ行くときや、県外に行くとき、

私は家を出てから、時間が分かりません。

 

 

 

 そういう時、どうするか。

 

 

 

 まず、「店」を探します。

そして、店を通り過ぎるとき、

それとなく覗き込みます。

「あっ、今○○時だな」

これで分かるわけです。

 

 

 しかし、コンビニとかなら良いのですが、

おじいちゃんとかおばあちゃんがやっているような店。

これは危険です。

なぜなら、時計が合っていないときがあるから(笑)。

新潟のような田舎で、公共交通機関を相手にしている時、

2,3分の遅れは致命的です。

そういう時は、家を出る時に最後に見た時間を思い出し、

「ん、ちょっと違うんじゃないか。。。」と推測し、

他の店の時計を見直します。

 

 

 早い話が、体内時計に頼っているのかも。。。(笑)

 

  

 

 腕時計は欲しいなと思います。

カッコいいですからね。見ていると欲しいなと思います。

「時計が男を語る」「靴が男を語る」

メンクラの見過ぎでしょうか(笑)。

でも、お水系の商売の人は、

身に付けているもので相手の財政力をはかるらしいですね。

 

 

 

 ともかくも、そうやって時間を把握します。

東京はいいですね。1本遅れても問題ない。

一番最後に乗る「メインの電車やバス」の時間さえ

間に合えばOK。

 

 

 こういう話題をしたのは。。。

実は明日から、時計の必要な小旅行に旅立ちます。

風邪ひいて困ったものですが、

寝坊しないようにしないと。