佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

「讃歌」事始め!~新たな出会いを求めて~

2005年11月22日 01時55分42秒 | 合唱
 コンクールの話はもう少し待って下さい。

 今日は仕事で行事がありバタバタしていた。
その中でも昨日歌った自由曲が頭をぐるぐる。。。
そして個人的悔しさも(後日)。
良い曲を良い人たちと歌えてよかった。

 そのバタバタのまま急いで長岡へ。
普段乗らない高速に乗る。
コンクール前からのバタバタから解放されず。
でも好きでやってることなのでいいのですが。

 そうして何処へ向かったかというと、
今日が発会式だった下記の催し。


メンデルスゾーン「讃歌」演奏会in長岡


 説明を。
 来年の11月19日(日)に、
長岡市制100周年にからめて、
メンデルスゾーンの交響曲第2番「讃歌」を歌おう!
という企画。
合唱団員を公募し、毎週月曜日練習していく。

 実は公募といっても、母体となる合唱団がある。
「長岡市民合唱団」。
長岡を代表する、大規模な合唱団。
これまで、単独の演奏会や、
今回のような公募を含めた演奏会を催し、
オルフの「カルミナ・ブラーナ」、
ヴェルディの「レクイエム」、
ベートーヴェンの「第九」、
モーツァルトの「レクイエム」などを演奏してきた。
東フィルや一流ソリストとの共演も数多く、
第九はあのチョン・ミョンフンが本番を振った。
 
 実は上記、全て聴きに行った。
ので、合唱団のサウンドなどは何となく分かる。
予備知識はあった。
が、状況としては昨日の淀混さんへの参加と
そう変わらない。
では、なぜこの企画に参加しようと思ったのか。


1、ノリ
 
 公募のチラシを見たときのインスピレーション。
何かを始めるときは、勢い(エネルギー)がいるし。

2、自分の可能性を広げるため

 大規模なオケ付き合唱作品は、
何度も経験してはいる。が、
違う場所で歌ってみたかった。
そして何より以下のことなのだが、

少人数アンサンブルが好きな人は、
得てして大規模合唱団(合唱曲)を避ける。


ということ。
これはほぼ間違いのない現実だと思う。
大規模合唱団への偏見がある、というか。

「大規模で歌う人は人の声を聴いてない」
「うるさい、声帯を痛める」
「公募の合唱団のレベルは低い」

などなど。
 これ、偏見と書いたが、半分は当たっている。
なので、大規模小規模両方を楽しむ人、
多分ほとんどいないのではないだろうか。
そうして、また大規模小規模間の行き来がなくなる。

 しかし、果たしてそうなのだろうか。
大規模は良くないのか。下手なのか。

 その疑問を解決するために、参加したと言える。

 大規模合唱団、オケ付き合唱曲の演奏について、
どうあったらいいのか、どういうのが理想なのか、
大規模合唱団とアンサンブルの関係、など、
1年かけて探っていきたい。
そして、合唱団員の持つアレルギー、偏見を
取り除きたい。

3、新しい出会いを求めて

 調子のいいうちに、いろいろなところへ
顔を出したいと思うようになった。
人とのつながりを拒否していた自分だが、
そういうのも大事だよなと感じる今日この頃。
実は、長岡は結構知り合いが少ない。
長岡の合唱団がどんな活動をして、
どんな歌を歌うのか、どんな人たちがいるのか、
興味があった。


 そんなことで、始まる。

 会場へ入る。多い。
ぎゅうぎゅう詰め。
発会式では、各挨拶とともに、
指揮者の船橋洋介さんからお話。
若手の指揮者で、プロオケをはじめ
各方面で活動。長岡とは長いつながり。
そう、彼にも興味があった
(興味の意味を取り違えないように)。

 CDを聴きながら解説。
僕は初。
メンデルスゾーンにしては、
結構骨太の作品。曲についてはまた。

 そして最後に発声をして、
3ページだけ歌う。
船橋さんの指導。

 船橋さん、付き合いが長いためか、
手馴れた進行。
非常にスマートな人。的確。
今後が楽しみ。

 合唱団の響き。
大学の同級生(今回歌う)の表現
「荒削り」
の意味が分かる。
僕が客席で聴いた印象と同じだった。
大合唱にありがちな発声の弱さ、
第九に代表される素人集団、ではなく、
みな楽器が良く鳴る。
高音も出るし、特に男声、力強い。
ただ、確かに荒い。
ここなんだ。アンサンブルとの関係。
どういうのがオケ付きに良いのか。
どの程度の楽器、耳、アンサンブル力が
必要なのか。自分なりの答えを求めていきたい。

 ちなみに合唱団員は160名強くらいか。

 その中に、知り合い、いた。
大学の先輩と、大学時代のバイトの仲間。
やはり少ない。がこれから増えるかどうか。
大人数だから、自分がどの程度接することができるか。

 そう、最近、名刺が重宝している。
今日上記2人には渡した。
即席手製だが、ブログをはじめ
ネットワークを広げるのには結構いい。

 言い忘れたが、実は他にも作品はある。
言わずと知れた佐藤眞「大地讃頌」をオケ版で。

 これから、冬場はきつい。
雪が降ると行けないかも。でも
出来る限り参加していきたい。
大合唱について、いろいろ考えて、
自分のキャパを増やしたい。  




コンクール最終日~人の繋がりに感謝~

2005年11月21日 01時44分29秒 | 合唱
 あっという間の二日間、終わりました。
遠路はるばる新潟に来てくださった皆さん、
ありがとうございました。

 実は明日までバタバタしているので、
コンクールについての詳細は改めて。

 今日は本番でした。
参加させていただいた淀川混声合唱団、
銀賞を頂きました。
淀混の皆様、本当にありがとうございました。

 人との再会、出会いが、
大切なことなんだなといういう事を、
今更ながら感じた2日間でした。
これが一番の収穫かな。
昔の自分を考えると不思議です。

 追々コンクール書くので、ブログよろしくです。
最後に、コンクール開催に尽力された皆様に
お礼申し上げます。ありがとうございました。




コンクール初日~今日はチョットだけ~

2005年11月20日 00時14分21秒 | 合唱
 明日朝が早く、本番前なので、
コンクールの件については
追って沢山書きたいと思います。すみません。

 
 今日は淀混の練習に参加。
緊張したけど楽しかった。
邪魔になっていなかっただろうかと
不安になりつつも、貴重な時間が
過ぎました。

 CANTUS ANIMAEの皆さん、
金賞シードおめでとうございます!
書きたいことは山ほどありますが、
とりあえず今日はここまで。
また読んで下さい。では。



mimori yusa piano solo 2005 in gioia Mia

2005年11月19日 01時26分42秒 | ポピュラー
 遊佐未森のコンサートへ行ってきました。


 いやー、今年はライブの当たり年ですが、
こんなに優しく、温かく、胸がいっぱいになったのは
初めてです。嬉しかった、良かった、本当に。

 
 知らない人のために。
 遊佐未森は仙台出身。
国立音大在学中より音楽活動を開始。
1988年デビュー。
3rdシングル「地図をください」が、
日清カップヌードルのCMソングに使われヒット。
以降、透明感ある歌声と、独自の音世界で
注目を浴び、CDを数多くリリース。
国内外のミュージシャンとのセッションも数多い。


 未森さんは、簡単に言うと、
僕にとっての”アイドル”です。アーティストの。
何が好きって、全てです。
ビジュアル、話し声、歌声、サウンド、生き方。
僕が中学校の頃にリリースされていた
「ハルモニオデオン」というアルバムで出会い、
以降、ずっとファンです。
正確に言うと、東京にいた3年間は、
ポピュラーをほとんど聴かなかったので、
離れた期間もあるのですが、
就職を機にまた戻ったという感じです。

 デビュー当時は、
ヴォーカル、サウンド、衣装、ジャケットなど、
とにかくコンセプトを明確に打ち出した歌手で、
その頃からとても独自の世界観を持っていた人。
その後、いろいろなアーティストとの共演を果たす中で、
サウンドに色々な変化もあり、しかし、
遊佐未森という芯を常に一本通して、
これまで活動を続けてきた人。
ビッグセールスはなかったけど、
それはむしろ彼女にとっては好都合で、
確固たるファンを獲得して、
こだわりを貫いて今までずっと歌ってきた。

 僕自身、彼女のライブは3回目。
11年前!新潟に来たとき、
僕は大学に受かっていないのに、
チケットを買って待っていたことがあり、
2回目は武道館。多分彼女にとっての
最高キャパでのステージだった。


 仕事終わって急ぐ。
国道が事故で渋滞。慌てて迂回するが
そこも事故。
夕方のラッシュ。普段の倍以上かかる。
ありえない。
車の中で相当イラッとする。
19:30開演だったので、幸い間に合う。
会場のジョイア・ミーアは、やや大き目のレストラン。
よくポピュラーやジャズなどのコンサートが
開かれる。
少し暗めの照明にキャンドル。雰囲気良い。
人が沢山いる。ちょっとびっくり。
客層、男女比が5:5にもっとびっくり。
未森さんのファンというと、
ちょっとマニアな男のイメージが強かったが、
女性も多い。これは嬉しい。
真ん中より後ろだったが、箱が大きくないので、
とても近く見える。嬉しい。

 登場。
華奢で可愛い。美しい。
こんなこと言ったら失礼だけど、
40歳超えてるなんて絶対信じられん!

 今回はほぼピアノ一本。弾き歌い。
国立の教育出身。ピアノはお手のもの。

 第一声。


 「ああ~!」(僕の心の声)


 年月経っているけど、
紛れもなくそこに遊佐未森がいる。
変わらない歌声。胸が熱くなる。
客席もすぐに彼女の声に引き込まれる。

 作品は新旧織り交ぜて。
ピアノ1本と声。最大にシンプルだからこそ、
彼女の声が生きる。
彼女の声は、ともすると
ヒーリングっぽい風に聴かれがちだが、
それは間違い。
今日の編成だからこそ、
彼女の声の音色の多彩さ、幅広さが分かる。
ただきれいなだけではない。

 トークを交えて進む。
彼女のほのぼのしたキャラ。
その中にある一本通った芯。
華奢な彼女が、音楽業界の荒波の中、
ここまで生き残ってきた故だ。

 後半はトークを減らして。
曲が続いて、僕の気持ちもいっぱいになる。
聴いているだけで、どうしてこんなに
温かく、豊かな気持ちになるんだろう。

 会場は小さくなっているけど、
これまでずっと歌い続けてきた彼女。
中学から聴いている歌手が
すぐ目の前で歌っている。
あの頃と変わらぬ歌声で。
いろいろなことがあったのに、
今、こうして、僕と彼女が
同じ空間を共有している。
胸が熱くなった。
ファンを続けていて良かった。

 アンコール後も鳴り止まぬ拍手。
彼女が挨拶する。
心地よい空間が幕を閉じた。

 
 彼女はこれからも、ずっと、
細く長く歌い続けていける。きっと。
そして、僕も追いかけることが出来る。
またこんな場を共有したい。絶対に。
ああ、良かった。




ようこそ新潟へ!

2005年11月18日 00時12分55秒 | 合唱
 明後日、全日本合唱コンクールin新潟。


 みなさん、新潟へおいでやす(違う)。
新潟へ来いら~(これも違う気がする)。


 今からでも遅くありません。
コンクールに参加しましょう。
19日は大学A・B、一般Aの部、
20日は職場、一般Bの部。
新潟市芸術文化会館りゅーとぴあ
コンサートホールです。
前売りは売り切れらしい(よかった)。
当日各日100枚です。

 見どころは、分かりません(ごめん)。
僕自身、in東京すみだ以来の全国です。
コンクールから離れて長いです。

 サプライズと言いますか、
ちょっと前に書きましたが、
私、出演することになっております。
20日一般Bの淀川混声合唱団です。
期待と不安でいっぱいですが、
楽しめたらいいなと思っています。

 私のスケジュール。
19日は大学A・Bと一般Aの途中まで聴き、
その後淀混の練習に合流。夜まで。
20日は午前練習後会場へ。
本番後結果を聞き、あとは内緒(笑)。

 県内、関東方面、どの程度知っている人が
いらっしゃるのか、皆目見当がつきません。
もし見かけましたら、ぜひ優しく声をおかけ下さい。
減量に失敗したtek310がおります。

 なぜ今日書いたか、
明日はコンサートネタを書くからです。
みなさん、新潟で会いましょう。