日曜日は、
午後、長岡にて新潟ユース合唱団の練習。
終了後移動し、
夜、新潟にて合唱団ユートライの練習でした。
家に帰ってからは、
全日本合唱コンクール新潟県大会のプログラム校正を。
こういう作業をやったことがある人は分かるかと思いますが、
これはいろいろ難しいんですね。
というのも、
明らかに間違っているところは
正しく訂正しないといけないのですが、
書き方の形式とか、揃えるところとか、
こういうのは非常に難しいですね。
例えば、「」なのか、『』なのか、《》なのか、とか。
あとは、楽曲の正式名称。
これは楽譜を見ないといけません。
そのために曲目の書いてあるところのコピーを
一応添付してもらっているのですが、
足りない場合があるんですね。
例えば細かいですが、
組曲とかでも曲集とかでも、
1.◯◯
4.△△
なのか、
I. ◯◯
IV. △△
なのか。また、
敢えて曲の番号を付けていないケースもあります。
あと、原語表記なのかどうか。
統一する必要性が出てくるのですが、
原語表記というのは結構厄介です。
イタリア語、ラテン語くらいは良いですが、
例えばマジャール語とかフィンランド語とか、
一見ドイツ語のO(オーウムラウト)のように見えても、
上のチョンチョンが違っていたり、
Aの上にチョンがつく場合も、向きの違いとかもありますよね。
逆に、日本語訳にすると、日本の通例の読み方なのか、
外国語の読み方を踏襲するのか、とか出てきます。
例えば、バッハの平均律クラヴィーア曲集は
日本ではクラヴィーアという呼び方が通っていますが、
本当はドイツ語「Klavier」はクラフィーアなんですよね。
ドイツ語と書いておきながら標記が英語だったりとか。
名前についてもあります。
有りがちなのは「高」の字とか(はしご高なのかどうか)、
「斉藤」なのか「斎藤」なのか「齋藤」なのか、とか。
あと、「まど みちお」は、正確には「まど・みちお」となる、など。
こういう仕事を
大学の専攻の定期演奏会とか卒業演奏会からやっているので、
難しい部分がいろいろあることが分かっているだけに、
細かい部分が気になるんですよね、いろいろ。
気にしすぎなのかな。。。
大会ではおせわになります。
ところで実はルール破りなんですが、
ドイツではクラヴィーアという発音で正しいです。
(辞書によれば、スイスではクラフィーアとなるようですね。)
発音規則通りなら、vは濁らないんですけどねー。
ドイツ語の発音規則は、ほとんど例外がないと習うんですが、
やっぱりルール破りはあるんですよ~。
ありがとうございます。そうなんですか~、なるほど。と言い訳なんですが、実はこのネタ、大学の時のピアノの先生に言われたことなんですよね(苦笑)。卒演のプログラムの校正をお願いしたところ、「いろいろ厳密に言い始めると、このクラヴィーアというのもドイツの発音だとクラフィーアだし、、、」と。完全に言い訳ですね(笑)というか、現地に行かないとなかなか分からないことで、さすが参考になります。
ありがとうございます。ドイツ語→日本語というパターンでは、医学用語とかにあるかもしれませんね。最初に持ってきた人がどう発音したかということがあるでしょうし。ただ、発音が結構規則的な原語なので、カタカナにはし易いかもしれませんね。ただクラヴィーアの場合のようにドイツ語自体の不規則は対応しきれないですね。。
確かに、地方によっても発音違ってきますしね。
大学の時のドイツ人の先生は、sをほとんど濁らせずに発音していました。
ちなみにクラヴィーアのように、第一音節以外にアクセントのある単語は、
外来語の可能性が高いようですよ。
うーん、発音が規則通りでない外来語ですか・・・
例えば、ieはイーと発音するのが規則ですが、
Italien(イタリア)はイターリエンです。
あと、euはオイと発音するけれど、
Museum(博物館)はムーゼーウムですね。
sはウィーンではあんまり濁らないと聞いたことが。。歌曲のCDとかでもあんまり濁らない人はいます。
で実は、ちょうど今聴いているドイツ語講座にKlavierが出てきたんです。「外来語」の発音例として。アクセントも後ろだし、vが濁るから、確かに外来語っぽいですが、Klavier(クラヴィーア)はいかにもドイツ語として用いられているので。。。不思議な感じですね。調べようと思ったのですが、うちの辞書レベルだとどこからの言葉かは分かりませんでした。
タイムリーでしたね。
語源ですが、我が家のドイツ語辞書でもちょっと分からないので、推測ですが、Klavicordから来ているのではないでしょうか。
と思っていたら、鍵盤楽器の総称を英語・フランス語でもclavierというのだそうです!広辞苑でクラヴィアで引いてみて下さい。
残念ながら、語源は書いてありませんが、やはりラテン語起源ってことなんでしょうね。
ピアノというのは鍵盤楽器の進化?の終わりの方で出てきたものなので、遡っていくしか無いでしょうね。時間のある時に調べてみたいと思います。それにしても言語というのは面白いものですね。