佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

インタビューに学ぶ。

2019年11月15日 02時18分07秒 | 日記
 先日
ボクシングの井上尚弥選手の試合の話を
こちらに書きましたが
そのちょっと後で
ドネア選手と両選手それぞれへのインタビューが
フジテレビのスポーツ番組で
放送されていました。
 
 記憶の話なので
不正確かもしれませんが
「試合前は怖い」
と井上選手が仰っていたのが
非常に印象的でした。
 
 恐怖や不安について口にしていて
それと向き合って色々な状況を想定して
準備しているという様子を
垣間見ることが出来ました。
 
 井上選手は
天才が努力しているという
典型かと思うのですが
あれだけ圧倒的な力で勝ってきた選手でも
そういう感情に襲われる
そしてそれを別の力に変えている
ということなのでしょうかね。
 
 比較出来るような事は
何一つないことを断っておきますが
 
 生まれ持ったものですが
ちょっとしたことで
不安や恐怖をよく感じる自分を
「臆病者」と思うことがよくあるのですね。
それでも良いのだなということを
その番組を見て感じました。
 
 もちろん、井上選手からはその反面
確たる自信も感じました。
弱さや不安を自覚して
努力して対応策を考えて万全の状態で臨む
ということなのですよね。
 
 私には及びもつかないことではありますが
根っこの部分については
非常に学びになりました。
ドネア選手のインタビューもそうでしたが
色々なものを「認める力」というのかな
自分の力、性格、相手の実力、
低く見積もることも高く見積もることもせず
冷静に受け止めることができる力
それが認める力の究極「尊重」に繋がるのではと
思ったりしております。
 
 そういう二人による試合だからこそ
あれだけの試合になったのかなと思います。
勿論スタイルの噛み合わせとか色々ありますけど。
 
 私の臆病も
使いようによっては武器になるのですよねきっと。
世の中は実は弱肉強食でなくて
適者生存らしいですしね。