佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

Nコン拝聴2

2019年08月23日 02時45分48秒 | 日記
 
 今日はNコン小中の部、
午後の中学校の部から聴きに行って来ました。
 
 仕事が夜からだったので
最後まで聴くことが出来ました。
ちなみに今日も5分遅れて始まりましたね。
審査員は10分前に席についていましたので
何か理由があったのでしょうかね。。。
その後の進行自体は時間通り進みました
(審査は10分ほど延びましたが)。
 
 全日本合唱コンクールは
中学校部門に課題曲がないですし
高校以降についても、課題曲が4曲ずつあって
選択できますので、県大会レベルでそこまで被らないのですが
Nコンは共通の課題曲がありますので
昨日もそうでしたが
何よりも同じ曲が学校によってこうも違うかというくらい
違う演奏になることが
当たり前ながら改めて興味深く思いつつ拝聴しておりました。
 
 みんなちがって みんな良い
 
 が基本ではあります。
ただ、演奏が必然であるように
説得力あるものになるよう
楽譜を読むわけですね。
読み取り方には育まれてきた一定のルールがあったりしますし
楽譜に書いてある情報は共通です。
しかし人間の目を通しているので
掘り起こし方というのは様々になります。
不思議なものですね。 
 
 昨日と今日の講評にありましたが
新潟の団体はおとなしいのかなやっぱり。
どうやって引き出すかが大事になりますね。
 
 今年の課題曲「君の隣にいたいから」ですが
みんなのうたで発表になった原曲を聴いたりして
個人的には色々イメージが変わってきました。
これも講評にありましたが
ビート感というかノリが今一歩だったりしたのですが
そもそもビート感とかノリとか
教えられるものなのかなと感じたりしています
(色々手を尽くして教えようとはしていますが)。
それこそ、色々なジャンルのダンスをしてみた方が
手っ取り早いのではと思ったりしております。
身体動作と音楽が一体化しないと
本当の意味でのノリとかって出てこないですよね。
 
 若い人は色々音楽を聴いているとは思いますが
ポップスの合唱はあまり上手ではない(どの世代も)
というのが私の印象ではあります。
真に生き生きとした音楽を作るためには
まず身体の内側に相当なエネルギーが必要ですし
それを表出する仕方も大事です。
色々創意工夫が必要ですね。  
 
 参加校の皆様おつかれさまでした。
代表の宮浦中学校合唱部の皆さん
関東での好演を願っております。