佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

北住順子 ソプラノコンサート

2009年02月08日 23時52分44秒 | クラシック
 
 日曜日、
標記コンサートがありました。
 
 
 会場は一風変わったところなんです。
町屋のギャラリー「画廊Full Moon」というところで、
この2月、クラシックコンサートのシリーズが企画され、
今日はその第一弾として、北住さんのコンサートが開催されました。
定員は30名。
画廊なんですが、町屋なんです。
最近、こういう町屋を保存したり活用する動きが、
全国的に広まっていますね。
広くはなく、むしろ狭いんですが、
趣きある部屋でした。
長年経った木の醸し出すあの色合いが好きなんですね、私。
ああいうのは簡単には作れません。財産ですね。
 
 
 北住さんにはちょうど先週、シューベルトのコンサートで
お世話になりました。
この日のコンサートは、電子ピアノでの弾き歌い13曲と
CDの伴奏での5曲、日本、イタリア、ドイツの歌曲をはじめとして、
オペラのアリアまでバラエティに富んだ内容でした。
 
 
 えー、、、実は、、、
14時に間に合いませんでした。
というのも、、、道に迷いました(苦笑)。
ちゃんとチラシを持って行けば良かったんですが、
チラシを見て、その記憶と過去の記憶に頼り、
車に置いていったんですね。
で、自分の思っていた道を通っても、
店らしきものが見当たらない。近くを探しても見つからない。
時間は14時を過ぎ、、、
止む無く駐車場へ戻って地図を見直したら、
完全に一本間違っていました。
というか、「えっ?そんなところに道あった?」という感じ。
行ってみたら、店ありました。
拍手のタイミングで入ったら、2曲目が始まりました。
「あれ?まだ2曲目?」と思っていたんですが、
後で聞いたらtek310待ちだったらしい(爆)。
事前に申込が必要だったんで、
「あれコイツまだ来てない」って分かるんですね。
待って頂いたのに、、、申し訳ないです。
 
 
 内容ですが、
北住さんの歌声が素晴らしいのは当然ですが、
何と言っても驚いたのは、弾き歌いの力ですね。
いやー、すごいですね。
僕は弾き歌いが非常に苦手で、、、
伴奏弾いたりするのは好きなんですが、
歌いながらが本当に難しい。
で、結構難しい曲もあったんですね。
でも、何気なく弾かれていて、
歌に支障をきたさないんですね。
ピッチがぶれたり声が出なかったりとか、
そういうことがないんですね。
すごいなーと思いながら聴いていました。
 
 
 レパートリーも幅広かったですね。
声がどこにでも対応出来るというのがすごいと思います。
歌手って、たとえプロでも、
曲とか言葉によって苦手意識とかアレルギーとか
結構持ってたりするんですよね。
そういうのが全く見えなくて、すごいなって。
 
 
 休憩を挟まず、
アンコール2曲を含め、1時間15分くらいでしたでしょうか。
楽しく聴かせて頂きました。
実は最近知ったんですが、
この画廊のオーナーさんの娘さんが
合唱団の遠い後輩なんですね。
ユースでお世話になったり、
某有名女声合唱団でも歌われていたり、、
色々ご活躍ですね。
企画に関わられたコンチェルト2号さんももちろん、
皆様おつかれさまでした。
このコンサートシリーズはまだ続きますので、注目です。