佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

徒然なるままに。。。

2006年05月13日 23時33分04秒 | 日記・エッセイ・コラム

 

 本番前なので、思いついたことをつらつらと。。。

 

 

1、ことごとく重なるライブ

 

 明日の音文での本番、5月14日、

隣の県民会館で私の好きな歌手のライブが。。。

そして7月8日、この日も音文での本番中、

県民で好きな歌手のライブが。。。

東京まで行くのがキツイので行きたかった。。。

 

 

2、たとえ無駄だと分かっていても

 

 アジアユース合唱団の実行委員。

実はチラシ等が完成したのだが、

手違いがあってまだ配布できず。

 

 実は、とにかく早く宣伝したかった。

こう見えて、僕は広報にはうるさい、というかこだわりが。

「アジア」と名のつく催しを新潟県内だけで

こじんまりと開きたくない、存在だけでも全国広く知って欲しい、

そう思っていた。

 実際、僕が広報する際に一番大事にすること。

 

 チラシを演奏会に挟むことです。

 

 大部分無駄だと分かっています。

でも、なぜかこれが基本だと思っています。

 だから、今回も、早々仮チラシを作って、

 

4月1日の仙台のジャパンユース合唱団の演奏会、

4月29日の新潟のおかあさん音楽会、

5月3日のトウキョウカンタートのコンサート午後夜、

5月3日~5日のコーラスワークショップ in 伊丹、

5月6日のトウキョウカンタートのクロージングコンサート、

5月7日の新潟上越久比岐野のワークショップ、

 

人の手を多数借りて、チラシを挟み置かせて頂いた。

お手伝い頂いた方、ありがとうございました。

 人は結構正直なもので、

物事の裏にある「熱意」を読み取る。

「ここにもチラシあった」

「ここにもあった」

「ここでも宣伝している」

しつこくやっていきます。

楽をしないこと。汗をかくことが、大事。

 

 

3、キリンカップサッカー「日本vs.スコットランド」

 

 録画した今日の代表戦、

見ながら、何となくいつものようにPCを開いて、

いつもの様にYAHOO!のページを。

不覚。結果を先知ってしまった。。。

 

 代表に感情移入できなくなったのは何故だろう。

客はたくさん入っている。

でも、何故だろう。気持ちが熱くならない。

「思い入れ」かなー、と思ったりする。

親善試合だから、というのもあるのか。

この試合が、W杯にどうつながるのだろうか。

巻は、佐藤寿人は、代表に呼ばれるのか。松井は?

一体、ジーコジャパンの何が熟成したのだろうか。

うーん、分からない。。。

 

 

4、明日は本番です

 

 明日は前記楽路歴程の本番です。

実はソロで歌うのは本当に久しぶりです。

いつ振りか分からないくらい久しぶりです。

いろいろ勉強させてもらいました。

面白さと難しさ、参加した皆が今感じているのでは。

まあ、お客さんにとって大事なのは結果。

最善の演奏が出来るよう頑張ります。

振り返るのはそのあとで。

是非いらして下さい。

 


最後の告知

2006年05月13日 01時33分01秒 | クラシック

 

 最後の告知です。

 

 

 楽路暦程 第11回演奏会

 

2006年5月14日(日)14時開演

新潟市音楽文化会館第13練習室

料金:1,000円(当日受付にて)

 

 J.S.バッハ

ブランデンブルク協奏曲第五番ニ長調 BWV1050

コーヒーカンタータ「お喋りはやめて、お静かに」BWV211

教会カンタータ「深き淵より、われ汝に呼ばわる」BWV131 ほか

 

ソプラノ    金泉晶子

メゾソプラノ  金子里美

テノール   矢野伸治

バス     佐藤 匠

 

フラウト・トラヴェルソ 細野聡子

バロック・オーボエ 藤原 満

 

ヴァイオリン/ヴィオラ 高橋美也子

ヴァイオリン/ヴィオラ 太田玲奈

ヴァイオリン 山田優花

 

ヴィオラ・ダ・ガンバ 白澤 亨

チェンバロ 笠原恒則

 

 チケットレスですが、

早めのご来場をお勧めします。

いやー、久しぶりのソロなんですよね。。。頑張ります。。。

 


合唱経験値を上げよう(その1)~自立した合唱人になるために~

2006年05月13日 00時07分03秒 | 合唱

 

 さて、、、

 

 最近ゆるめの書き込みが続いていたので、

この辺で、初期を思い出して、

暑苦しいキツめの書き込みを。

 

 

 対象は、世にいる合唱人と、中高大生を指導する先生方です。

 

 

 私、最近、いろいろな場所で合唱をしています。

幅の広さは県内随一(このフレーズ好き)ではと。

というのは、

 

 

・県内でも指折りの老舗合唱団

・企画もので一般からも広く募集する合唱団

・合宿しかしない(変わった)合唱団

・大学合唱団OB・OGを中心にした合唱団

 

 

 これだけ見ても、

参加する人の幅が広いことが分かると思います。

 

 

 つまり、一口で合唱に関わるといっても、

合唱団によって、またその合唱団においても、

いろいろなバックボーンを持って、

いろいろな関わり方をしている人がいる、ということです。

 

 

 そうした時に直面する課題。

 

 

 

 音取りです。

 

 

 

 一般の合唱団は、大体週1練習です。

上記合唱団のうち一つは月1、

もう一つは年3回の練習です。

 

 

 以下は、今まで合唱をしてきてほぼ間違いないと

断言できることです。

簡単に言うと、

 

 

1回の練習で積み上げられる量や質は同じである。

 

 

ということです。

 

 

 そうした時に、何が大事か。

 

 

練習の一番最初に合わせた時の完成度です。

 

 

 山に例えるなら、頂上があって、

1合目からスタートするか、

5合目からスタートするか、の違いです。

1回の練習は大体3時間。

どこからスタートしても、おそらく同じ量しか登れません。

つまり、例えば1合目からなら3合目、

5合目からなら7合目、てな感じです。

山に例えると、急斜面緩斜面あるので例えが悪いかもですが。

 

 つまり、週1の練習を音取りで潰すか

(この潰すという言い方にムカッと来る人もいると思いますが、

この後の論議のため敢えて書いておきます)、

音取りが終わった状態から始めるか、

ここの差は大きい、ということです。

 

 

 さて、かなり勿体つけた言い方をしています。

その1の核心に迫りたいのですが、

 

 

 よく、連盟トップの方や指揮者の方が、

 

 

「生涯にわたって合唱団で歌う子の育成を」

 

 

と言いますよね。

 

 この場合に指している事って、

 

 

「合唱の楽しさを教えることが第一で

コンクールは二の次だ」

 

 

という意味合いが(あくまで一般的に)大きいと思います。

 

 

 しかし、最近、とみに思うのです。

 

 

 

「合唱の楽しさを教える」ことしかしてないんじゃないか、と。

 

 

 

 そこに、具体的な手立ては何も存在していないのです。

 

 

 合唱を楽しむには、

実はいろんな能力が必要だということ。

そのための能力を(ここではそれを達成することを

「経験値を上げる」と言います)、

計画的に、具体的に、養っていく必要があるのではないか、

そういう提言です。

 

 

 授業の合唱はひとまず置いておきます

(これについてはまた別のことを追々書きます)。

 

 

 今回はとりあえず提言のみで。

ちょっとだけ具体的に書くと、、、

 

 

 部活動、週6日とか、毎日とか歌ってますよね。

コンクールのために、同じ曲を何ヶ月も歌うのって、

正直どうなんだろう、と僕は思っています。

だって、授業で、同じ教材を使って何ヶ月も学習することって

ないじゃないですか。

 

 

 その週1日だけでもいい、

毎日10分でも良い、

合唱経験値を上げるために費やせないか、

そう思います。

 

 

 これを読んでいる現場の先生方は

おそらく若干イラッときているのでは

(それでいいんです。それが狙いなので)。

 

 

 その合唱経験値とは何ぞや?

 

 

 そう私に問いかけていることでしょう。PCの向こう側で。

 

 そう、今書いていて思いつきました。

もっと簡単に言うと、

 

合唱カリキュラムの必要性

 

です。

 

 コダーイとかの転用ではありません。

あくまで「日本の部活動」において必要なこと、

それをカリキュラムとして体系化できないか、

部活動だけど、もっと全てを計画立てて行う必要があるのでは?

 

 

 例えば、あまりにも当たり前な、

「パート練と言う名の音取り」。

 

 

 音を叩き込むのには必要かもしれません。

しかし、この方法のみの経験で、

社会にでて一般団体で合唱人としてやっていくこと、

それがどれだけ大変か、

どれだけその人にとって気の毒なことか、

考えたことがあるでしょうか。

そのせいで、

週1の練習で、能力的に参加できない人とか、

いると思うんですよね。

 

 

 さて、キツめの書き込みをしてしまいました。

久しぶりに書きながら筆が進む進む(笑)。

次回は、もう少し具体的に書いてみたいと思います。

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