佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

bjリーグホーム開幕戦~新潟アルビレックスvs.東京アパッチ~

2005年11月27日 23時15分29秒 | スポーツ
 bjリーグ、新潟アルビレックスのホーム開幕戦に行く。


 bjリーグって知ってますか?


 バスケットボールです。
知って欲しいので説明しますね。

 日本におけるバスケットボールは、
これまで、JBL(Japan Basketball League)に
よっていた。

 各国にバスケのプロリーグがある中、
JBLは、プロリーグではなく、
いわゆる実業団(企業主体)のリーグ。
そんな中、2000年に、日本発の
プロバスケットボールチームとして、
新潟アルビレックスが結成される。

 この背景には、
これまで企業が抱えてきたチームが
相次いで休部となってきたことがある。
採算が取れない&不況という理由で、
企業スポーツはつぶれてしまう。
特定の企業に依存するのではなく、
地域に根ざしたバスケットボールのクラブチームを目指し、
結成された新潟アルビ。

 JBLの2部リーグである日本リーグに参加し、
優勝を重ね昇格。1部リーグ(つまり日本最高峰)である
スーパーリーグへ参戦。
2002-2003シーズンは8チーム中6位、
2003-2004シーズンは最下位、
2004-2005シーズンは8チーム中7位の結果。

 この間、運営母体である「新潟スポーツプロモーション」社長、
河内敏光(サッカーで言う川淵三郎)は、
リーグをプロ化する道を探っていた。
しかし既存リーグJBLは、プロ化への道に
難色を示していたらしく、結局、
新潟アルビは、2部日本リーグのさいたまブロンコスとともに、
JBLを脱退。新リーグへの参加を発表。
そのリーグが日本初のプロバスケットボールリーグ「bjリーグ」。
現在、上記2チームの他に、東京、大阪、仙台、大分の
計6チームが所属。この4チームは新たに作られたチーム。

 つまり、現在日本には、
アルビが所属していたJBLのリーグと、
bjリーグの2つが並存する形になっている。
結局JBLも、bjリーグの後を追うように、
プロ化への道を明言(確か2006-2007から)。
今後の動きが注目されている。

 長げー説明。ごめんなさいね。
bjリーグは11月5日開幕した。
各スポーツニュースでも取り上げられていた。そして、
新潟アルビのホーム開幕戦が、土曜日、朱鷺メッセであったのだ。

 なんでこんな説明したかというと、
リーグの存在を知って欲しかったことと、
アルビはサッカーだけではないこと。
バスケの他にも、
アルビレックスチアリーダーズ(チアリーディング)、
チームアルビレックス新潟(ski&snowboard)
新潟アルビレックスランニングクラブ(陸上)があるのだ。

 会場である朱鷺メッセに行く。
朱鷺メッセは、ただのだだっ広いアリーナなので、
試合のたびに逐一スタンドが設営される。
その隣を仕切って、いろいろなスペースがある。
飲食ブース(ビールも売ってる)・スペース、
グッズショップ、PRブース、フリースローゲームスペース、
イベントのステージ(ライブやビンゴなど)など、雰囲気を盛り上げている。
早くから幅広い年齢層の方がここで楽しんでいた。
これはいいことだ。

 可愛い子がいる(またか俺。。。)。
スラッとして背が高い。
誰だ。後を追う(おいおい)。
その隣に見た顔。NHK新潟の男性アナ。
そうだ。NHKのキャスターの人だ。いやー本物かわいい。
他にも取材陣が。

 グッズショップでbjリーグのオフィシャルガイドブックを買う。
500円。お得。読みながら試合を見る。

 会場へ。この会場作るの大変だろうなと思う。
 18:00から諸々開幕セレモニー。
ちょっと冗長な感じもした。しかし、
新潟の過去のバスケットボールの歴史にも焦点を当てた式。
そう、新潟は実はバスケットボール王国。
過去現在と、学校、教員チームに強豪がいたのだ。
つまり、バスケを受け入れる土壌があるのだ。

 メンバー入場。DJと音楽とライティングで盛り上げる。
新潟市長・知事も挨拶。
アップが始まり、だんだんと緊張感が。
客席はだいたい満席か。
そう、ちょっと前の投稿で僕がアルビのファンと書いたが、
ファンのことをブースターと呼ぶらしい。

 今日の相手は東京アパッチ。
監督はあのNBAコービー・ブライアント(僕でも知っている)の父、
ジョー・ブライアント。開幕でも対戦。

 ゲームが始まる。
 さて、バスケの観戦をしたことがない人には
イメージ沸かないかもしれないが、
ゲームの最中は、大音量で音楽が鳴りっ放し。
ディフェンス(守備)の音楽とオフェンス(攻撃)の音楽。
そして、点が入ったり、反則があるたびに、
DJが話す。客を煽る。
これは、慣れない人はどう感じるのかな、とも思うが。 

 さて、ゲームの内容だが、、、
僕のバスケ経験は、小学校のミニバス、中高の昼休みバスケ、
そして、新潟アルビのスーパーリーグ時代の生観戦2,3試合と
テレビ観戦。あとはスラムダンクの愛読、の程度。
その素人目で見た印象。

 bjリーグの選手は、トライアウトを経てドラフトで
指名された選手がほとんど。つまり、新たに
発掘された選手が多い。当初から、リーグのレベルは
懸念されていた。JBLスーパーリーグより低いと。

 試合は、終始新潟がリードする展開。
素人目に見て、パス回しのスピードが若干遅く感じる
(ボールを止めすぎる感じ)。
無理なドリブルでの仕掛けも目立つ気がする。
そんな中にも、随所にプロらしい技も見られる。
新潟のマット・ギャリソンがいい。
昔いたグレッグ・ストルトを思い出す(好きだったんだ)。

 確かに、スーパーリーグよりはレベルが低いと思う。
ただ、地域密着を目指し発足したプロリーグ。
新潟でも各地にアルビのスクールが出来ている。
とにかく、発起したアルビが、初代の王者になってほしい。
そして、新潟のバスケットボール界を支えて、
バスケを全国で盛んにして欲しい。
将来、スーパーリーグとの合流があるのだろうが、
目指すビジョンをとにかく一緒にして、
バスケの発展に力を尽くして欲しい。

 試合は91-74でアルビの勝利。
その日のMVPには、怪我を押して出場した
佐藤公威が選ばれた(新潟の出身)。
そう、アルビはけが人続出。
元日本代表、アルビの看板選手、長谷川誠も。
プレイを見たかったな。

 長い投稿で恐縮でした。
みなさん、ぜひ、バスケに、足を運びましょう。