空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

”無職を煮詰めたような”感じのメモ

2018-11-05 10:30:45 | Weblog


 というメモを取っていたら、最近、”無職を煮詰めたような”感じのメモをえらいこと書いているような気がしたので多少集積してみる。

関連:「ブルジョア階級出身の勝ち組に対する貧乏階層からの叩き上げ連中からの怨嗟の声だろう(2018-11-04)」

関連:「高い才能の潜在的可能性と親の収入との関係(2018-11-04)」

関連:「「移民」労働者と「外国人」労働者をめぐる地獄的なアイディア(2018-10-19)」

関連:「見ていた記事メモ:平成/昭和意識調査、学歴への志向、男女差…(2018-05-17)」

お勉強と言うのは、まあ文科省の規制に従って、いわばある種のクイズゲームに勝利すればそれなりのコースにまあ入れるという、割と勝利条件がはっきり分るし勝ち抜けの数も結構あるし、あまりに無体な追加資源を要求しすぎることもない、わりとそこそこ公平なゲームだ。

 例えばフィギュアスケートなんか、リンクに近くて指導者がいて親に相当の資金があって…でないと始める前に積むじゃないか、つうか始められない。サッカーならボール一個から始められるが、野球はちがう…というアレだ。

 お勉強の場合、塾や家庭教師の利用の点で金持ちに有利なのは動かないが、スタートの道具立て自体は一応、そこそこそろえてある、ことになっている。全国津々浦々、おなじ基準で授業をしている…はずなのである。スポーツだと、そもそも入口がどこかも分らんことも多々ある


関連:「”... but I have a Ph.D.”(2018-05-09)」

関連:「東洋経済誌記事メモ・ホームレス、貧困、「暴力」行使(2018-03-17)」

関連:「とある学者による「下層階級」の実情解析と解放への処方箋(2018-01-15)」

所得再分配機能をいま少し強化するのは、同一国民として同一の社会を営む同胞として当然のことであり、別に他民族との協調と直結しない。朝鮮出身だろーがなんだろうが、この国の構成員として協働する間柄であればこそ、国税でもってこの関係を維持すべきなのであってな、と思うのだが。

 そして私は平和主義であり、リベラルをもって任じる。生活保護・安全の保障を強化するため、それなりの経済発展を要する事情のもと、落第点寸前っぽい気がするがやむを得ず、また国政選挙で過半数を安定して確保してかつ内閣支持率・政党支持率も一定水準を維持することから自民党をそれなりに支持する立場である


 これは私の立場をよく表しているなあと思う。私は「国政選挙で過半数を安定して確保してかつ内閣支持率・政党支持率も一定水準を維持することから自民党をそれなりに支持する」と明言しており、つまり自分が自分の思想信条に適合するから支持するのではなく、選挙の結果・世論調査の結果を勘案しつつ尊重するという立場である。

関連:「「アラフォー世代は一生貧困を宿命づけられている」のお話メモ(2017-12-15)」

この状態でも「ああ、若い人の給料が上がるのは正しいのだ」と宣言できる40〜44歳代が正しいと信じる(苦虫を噛み潰しつつ)。失われた二十年でひたすら雇用を低く抑えられた果てにこのザマか、と思うとまあ何だが

関連:「「リベラル派はどうすればよいのか?」あるジャーナリストの処方箋(2017-11-30)」

関連:「チンパンジーとトラックとゾウリムシの喩え(2018-02-27)」

安倍首相をいびることは、それはそれで愉しみでは、まあある。エライひとをつるし上げる愉しみは、なんというか貧富の差・階級の差が生まれて以来の庶民の楽しみなんじゃないかねえ。なので、「もり・かけ・スパ」とかいうのも、それはそれで愉しみなのではあろうが、それで軽く笑って愉しんでも、わしらのメシが増えるわけじゃない。

 食い扶持、ふえるようなアイディアを出してくれんかねえ、という、すっごい根本的な庶民感覚がこの結果を生み出しているように私には思われるが、『独裁者アベを倒さねばならない、それが民主主義者としての使命だ』と自覚あそばされているらしい、イシキタカイ系の方々にはいかがお感じなのであろうか


 …どうも客観的に見れば、「階級」「階層」については長く論点にはしているのだが、とりわけ2017年頃から急速にメモ頻度があがっている。政治の大文脈と絡めてメモしていることから、問題の行き詰まりと政治(現政権)の行動の鈍さとを関連付けているらしいことも分かる。尤も、手詰まりでもあろうなあともそこそこの理解を示すらしい。

 また、関連付けて語るテーマは

関連:「貧困と高等教育:雑感メモ(2017-11-12)」
関連:「「学歴」と社会分断との問題(ネット記事を手がかりにしつつメモ)(2016-12-30)」
関連:「高等教育の受益と、家庭の収入と、奨学金とか(2014-11-03)」

 ということで、大づかみには若い世代の再生産について語ろうとしているらしい。

 背景にあるのは、1) どうも貧富の差が一定程度、固定的になりつつあるらしい現状、2) 広く人材を求めなければジリ貧になるという歴史的な認識、3) ということで私たちみたいな階層(…まあ今の私の立場からすると、「私の出身階層」というべきなのだろうけど)にも目を向けるといいぞという階級的な主張、ということか。

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