定年楽農

第二の人生を農で楽しもう

農地は借りるにかぎる

2009-01-28 22:14:12 | 経営

 我が地域は、いちご、しそ、きく、いちじくなどハウスを主体とした専業農家と、サラリーマンの息子さんたちと同居の65歳以上のお年寄りが、露地野菜を作っているパターンの2種類が多くみられます。

 水田は、双方の農家とも10a~50a程度と少なく、ほとんどが片手間に作っている状況です。

 農地面積でみると、おおよその感じは3割がハウスで、7割が露地です。

 問題は、この7割の露地の農地です。 私が農業を始めて7年がたちましたが、初めのころ畑で顔を見ていたお年寄りが、もう何人も農作業を辞めてしまいました。

 私の畑の近隣では、1年中何も作付けず、雑草防除のために定期的に耕起だけを行っている畑がちらほらみられます。まだ雑草が生い茂って原野のようになってしまった耕作放棄地は、あまり見かけません。(少しはある) 

 雑草防除の為の耕起は、春、夏は2ヶ月に1回、秋、冬は3ヶ月に1回程度が必要です。 

 耕起を作業委託にだすと、10a当たり1回7000円です。年間5回出すと35000円にもなります。 私が、今借りている10aは、地主さんがどうしてもタダでいいといってくれるのですが、固定資産税と水利費が地主さんに8000円程度かかっているはずであり、申し訳ないので毎年10000円払っている。 

 ほかにも、時々借りてくれないか問われます。このような状況で、この地域では、農地の管理が大きな悩みとなってきています。

 農業を始める方は、農地を取得しなくても借りるにかぎります。行政に相談に行くと、農業者意外は農地が借りられないなど、面倒なことを言われる可能性があるので、近くの大農家に相談することをお勧めします。きっといい方法を教えてくれますよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする