京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

興正寺の紅白梅

2021-02-22 06:46:27 | 2021 花


 昨日の京都市の最高気温は21.2度、春本番の暖かさでした。
二日前には氷点下2度まで下がった後の急激な気温上昇、体調のコントロールが難しい日々です。
 京都はまだ緊急事態宣言中であり、私の散策も自粛継続中です。
寒い日はほとんど家に閉じこもり、暖かい日は気分転換もかね、車で人出の少ないところへ少し出かけています。
 
 昨日は西本願寺の南に隣接する興正寺に出かけました。
境内には紅白梅の大木があります。
二月初旬ひと足早く紅梅が見頃開始となり、このブログでも紹介しました。
 その時点では白梅は咲きはじめでした。
昨日、やっと紅白梅を撮影できました。ただし紅梅は散り最中です。

興正寺の紅白梅














白梅

















散り最中の紅梅













工事中の御影堂


















 





近代美術館コレクション展 『模様の美』 

2021-02-21 17:31:46 | 美術・博物館


 『模様の美』

 京都国立近代美術館 コレクション・ギャラリー 
 
寺本美茂 1916 - 1992 切嵌象嵌 「華象」 1979 銅・彫金




帖佐美行 1915 - 2002 花心の譜(迎雅香燈) 1977 銅・彫金









北村昭斎 1938 - 華文玳琩螺鈿飾箱 1997 漆、螺鈿





黒田辰秋 1904 - 1982 朱螺鈿大名縞手筥 1970年代 木、漆、螺鈿





川上澄生 1895 - 1972 ろまんちっく手摺千代紙 1935 木版、紙













鈴田照次 1916 - 1981 木版摺更紗着物「芹花文」 1977 絹紬、木版





羽田登喜男 1911 - 2008 上代紬地友禅染着物「白夜」 1976 紬・友禅染






森口華弘 1909 - 2008 友禅訪問着「秋草文」





芹沢銈介 1895 - 1984 型染竹牡丹文着物 1968





藤平 伸 1922 - 2012 鳥たちの壺 1978





河本五郎 1919 - 1986 白い陶筥 1966 陶器





栗木達介 1943 - 2013 銀緑彩文陶 壺態II 1988





加守田章二 1933 - 1983 彩陶角扁壺 1972 陶器





富本憲吉 1886 - 1963 色絵更紗模様瓢形飾壺 1944 磁器





北大路魯山人 1883 - 1959 織部俎板盤 1949 陶器





フェリーツェ・"リチ"・上野=リックス 1893 - 1967 マッチ箱カバー「紳士」 1950頃 七宝
フェリーツェ・"リチ"・上野=リックス 1893 - 1967 マッチ箱カバー「淑女Ⅰ」 1950頃 七宝





並河靖之 1845 - 1927 蝶に花丸唐草文飾り壺 明治時代 有線七宝





河合卯之助 1889 - 1969 アクセサリー 制作年不詳 陶器








































樂直入(十五代吉左衛門)『シリーズ盌 大地に眠る精霊たち』

2021-02-21 07:18:14 | 美術・博物館


樂直入(十五代吉左衛門)『シリーズ盌 大地に眠る精霊たち』

 2020年度 第2回コレクション展 2020.07.2.2. - 10.04

 樂家十五代 直入(じきにゅう)(昭和24年(1949年)ー)
 十四代長男、京都市生まれ。
 京都府立朱雀高等学校、東京芸術大学彫刻科卒。
 イタリアローマ・アカデミア留学。
 十四代の没後、昭和56年(1981年)11月襲名。
 日本国内外で数々の賞を受賞し、陶工としてだけではなく「陶芸作家」としての評価も高い。
 1997年に織部賞を受賞。平成19年(2007年)、佐川美術館(守山市)に新設された樂吉左衛門館、茶室を設計。
 令和元年(2019年)、隠居し直入を名乗る。
 黒樂、赤樂を中心としたその作風は代々受け継がれる一方で、時代の中で常に更新されてきた。
 特に直入は樂家を歴史化する視点を持つ。
 茶碗に内在する精神性、思想性、美意識などを現代の造形として創造行為を行ってきた。

樂直入(十五代吉左衞門)の『シリーズ盌 大地に眠る精霊たち』

 シリーズ盌は、2009年に大阪の国立民族学博物館で開催された、特別展「「茶の湯のものづくりと世界のわざ」~千家十職×みんぱく~」で同館所蔵のアフリカの民具や仮面等に刺激を受けて制作された作品群。
 当初この作品群は、「アフリカンドリーム」と名付けられていたが、その後、制作の内容をより明確に反映させ、「シリーズ盌 大地に眠る精霊たち」と変更された。


大地に眠る精霊たち 大地夕





大地に眠る精霊たち 大地の朝





大地に眠る精霊たち 大地の夜明








大地に眠る精霊たち 精霊の夜





大地に眠る精霊たち 大地の雨





大地に眠る精霊たち 司祭の冠





大地に眠る精霊たち 精霊の炎





大地に眠る精霊たち 精霊の眠り





大地に眠る精霊たち 草原の雨上がり





大地に眠る精霊たち 森のいとなみ 昆虫たちの刻





大地に眠る精霊たち 大地の風





大地に眠る精霊たち 真夜の星祭




大地に眠る精霊たち 牧神の午後




大地に眠る精霊たち 火炎の雨




大地に眠る精霊たち 精霊のデイスクール







大地に眠る精霊たち 精霊たちの乱舞





大地に眠る精霊たち 水藻の憩





大地に眠る精霊たち 大地の舞





大地に眠る精霊たち    精霊祭の宵





大地に眠る精霊たち  真夜中の降臨









大地に眠る精霊たち  真夜中の金環





大地に眠る精霊たち  大地の環





 滋賀県守山市の佐川美術館に15代吉左衞門館があり、何度か訪れたことがあります。
その時も思ったのですが、いままでの楽家歴代の作品と比較すると、15代作品は大きいのです。
初代、三代の手に馴染むような茶碗とは異質に感じました。
実用性より芸術性に重きを置いた作風のようです。





近代美術館コレクション展 『須田国太郎の周辺』 

2021-02-19 18:28:48 | 美術・博物館


『須田国太郎の周辺』 

 京都国立近代美術館 コレクション・ギャラリー 
 令和2年度 第3回コレクション展 10月8日(木)~ 12月20日(日)

『須田国太郎の周辺』

 『画家であると同時に、生前は美術史家としても知られていた須田国太郎。彼は美学や美術史については、京都帝国大学教授の深田康算という当時の日本では最高の美学者だった師に学びましたが、絵については、関西美術院で都鳥英喜や沢部清五郎にデッサンを学んだのを除けば、ほとんど独学でした。
 しかしヨーロッパ留学中には、同時期に滞欧していた児島虎次郎や中沢弘光、黒田重太郎、川端弥之助、里見勝蔵、川口軌外等と親しく交わり、学ぶところがあったようです。
 帰国後しばらくは生活のため学者として活動していた須田を、画家の道へ誘ったのは、京都在住の画家仲間である田中善之助、太田喜二郎、向井潤吉、神阪松濤等でした。特に神阪松濤の紹介を受け、向井潤吉の協力を得て1932(昭和7)年、東京の銀座にある資生堂ギャラリーで最初の個展を開催したことは、画家としての須田の活動を一気に本格化させました。
 この個展を見た里見勝蔵、川口軌外の紹介で、須田は独立美術協会の会員に迎えられたのです。
 以後の彼は、同会会員の小林和作や曽宮一念と一緒に展覧会を開催したり、同会の研究所に学んでいた北脇昇や小牧源太郎、今井憲一、安田謙等の若者たちに絵画の理論と技術を教えたり等、画風を異にする多彩な仲間たちとの交友の中で画業を展開することとなりました。
 ここでは、須田の画業をさまざまな形で支えた画家仲間たちの作品を、当館コレクションによりご覧いただきます。』

都鳥英喜 1873 - 1943 セイヌ河 1919








黒田重太郎 1887 - 1970 スカール・オブセルヴァトアル 1917





川端弥之助 1893 - 1981 雪の朝 1922





里見勝蔵 1895 - 1981 静物 1924頃





川口軌外 1892 - 1966 スヴニール 1932





神阪松涛 1882 - 1954 裸体写生(男) 明治末





小林和作 1888 - 1974 春の山 1967





北脇 昇 1901 - 1951 秋の驚異 1945頃





小牧源太郎 1906 - 1989 作品 1939





今井憲一 1907 - 1988 ターミナル 1954





安田 謙 1911 - 1997 人と馬(鉄を打つ) 1956






美術館四階より








西洋近代美術作品選
ヨハネス・イッテン 1888 - 1967 ヨハネス・イッテン版画集 1919




ヨハネス・イッテン 1888 - 1967 幸福な島の町 1965






なぜ芸術家はフランスを目指すのか?

パブロ・ピカソ 1881 - 1973 静物-パレット、燭台、ミノタウロスの頭部 1938





マン・レイ 1890 - 1976 糊の時代 1935 [1970再制作]





ピエト・モンドリアン 1872 - 1944 コンポジション No.1 1929





田淵安一 1921 - 2009 三相万華Ⅳ 1972





堂本尚郎 1928 - 2013 連続の溶解 1962





樂 直入(十五代吉左衞門) 1949 - 茶碗 France Loubignacに於いて造る(フランスRAKU茶碗) 2010 陶器








菅井 汲 1919 - 1996 時速280キロ 1965





笠原恵実子 1963 - Untitled Slit #1 1995 大理石






春の花 チューリップ、ストック、ラッセルルプナス、西洋オダマキ、ダイアサンス、マーガレット

2021-02-18 07:16:01 | 2021 花


 昨日は雪が舞い、風が強い寒い一日でした。
春のような暖かさが続いた後だったので、気温の落差に驚いています。
 今日も寒い一日になりそうですが、明日以降はまた気温があがり、春のような気候になるということです。

 京都植物園の春の花です。

チューリップ


























ストック









ラッセルルプナス





西洋オダマキ









ダイアサンス 初恋









マーガレット







『須田国太郎特集』 第3回コレクション展 

2021-02-17 17:10:19 | 美術・博物館


  『須田国太郎特集』 

  京都国立近代美術館 コレクション・ギャラリー 
 令和2年度 第3回コレクション展 

キュレトリアル・スタディズ14:須田国太郎 写実と真理の思索

須田国太郎 1891 - 1961 モラーレス作《聖母子》模写 1922





須田国太郎 1891 - 1961 エル・グレコ作《十字架》(部分)模写 1921





須田国太郎 1891 - 1961 ティントレット作《ヘラクレス悪魔をオンフェルスの床より追う》模写 1921





須田国太郎 1891 - 1961 ティントレット作《耶蘇洗礼図》模写 1919





須田国太郎 1891 - 1961 ミゲール寺院にて 1922





須田国太郎 1891 - 1961 アーヴィラ 1920





須田国太郎 1891 - 1961 校舎 1914





須田国太郎 1891 - 1961 自画像 1929





須田国太郎 1891 - 1961 自画像 1938頃





須田国太郎 1891 - 1961 グレコ・イベリヤの首 1931





須田国太郎 1891 - 1961 人体習作(裸女立像習作) 1925





須田国太郎 1891 - 1961 少女 1934





須田国太郎 1891 - 1961 夏の夕 1933 前期





須田国太郎 1891 - 1961 連山 1933 前期





須田国太郎 1891 - 1961 唐招提寺礼堂 1933





須田国太郎 1891 - 1961 校倉(乙) 1943




須田国太郎 1891 - 1961 校倉(甲) 1943





須田国太郎 1891 - 1961 河内金剛山 1944





須田国太郎 1891 - 1961 卓上 1950





須田国太郎 1891 - 1961 静物 1952 前期





須田国太郎 1891 - 1961 ある建築家の肖像 1956 前期





須田国太郎 1891 - 1961 バラとアザミ 1951
須田国太郎 1891 - 1961 夏の花 1954
須田国太郎 1891 - 1961 海亀 1940





須田国太郎 1891 - 1961 鵜 1952





須田国太郎 1891 - 1961 動物園 1953





須田国太郎 1891 - 1961 鶴 1941





須田国太郎 1891 - 1961 イヌワシ 1953













春の花 菜の花、梅花黄蓮、節分草、北山黄連、沈丁花、ナニワズ、鬼縛り

2021-02-16 18:00:04 | 2021 花


 京都植物園の春の花です。

菜の花









バイカオウレン(梅花黄蓮)










セツブンソウ(節分草)









キタヤマオウレン(北山黄連)  キンポウゲ科 オウレン属 
山地から赤穂山帯にかけての林内に生える常緑の多年草で地下走出枝を出し増える多年草で草丈は10㎝程度。
岐阜県~京都府の日本海側に生育する。
花は茎頂に直径1.5センチ程度の白い花を一個付ける。









沈丁花(ジンチョウゲ)開花です。
早春、香りのよい花を咲かせます。









ナニワズ ジンチョウゲ開花です。
別名は蝦夷ナニワズ、蝦夷夏坊主
雌雄異株。花は黄色で、枝先に束生状に多数つける。
日本の本州(福井県以東・福島県以北の日本海側)、北海道の山地に分布し、山林中に点々と生育する。
南千島、樺太南部にも分布する。





オニシバリ(鬼縛り)も開花です。
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑小低木
有毒植物。別名、ナツボウズ(夏坊主)。









梅小路公園の梅林満開

2021-02-15 07:09:44 | 2021 花


 この数日は気温20度前後の春真っ盛りのようでした。
昨日、日曜日の梅小路公園の梅林です。
 梅は既に見頃、満開です。













































































緊急事態宣言以降、閑散としていた公園が家族連れで賑やかです。
現在、コロナ感染者は落ち着きかけていますが、やはり要注意です。