京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

もうすぐ新年を迎える下鴨神社

2020-12-24 06:48:40 | 京都めぐり


 今年も残すこと一週間、新年を迎えようとしている下鴨神社です。

南口鳥居と楼門















来年の大絵馬も設置完了です。





 下鴨神社は京都で一番遅い紅葉の名所ですが、まだ一部紅葉がきれいでした。

烏の縄手付近の紅葉














切芝









表参道





















紅葉橋






馬場





瀬見の小川

















さるや休憩所





 これから新年準備が佳境に入ります。
初詣は分散で密を避けてほしいです。







植物園 雲南蝋梅開花

2020-12-23 17:04:31 | 京都めぐり


 師走も下旬に入り、植物園も28日で年内閉園です。
花の少ない季節ですが、園内を散歩がてらうろうろ歩きました。

ウンナンロウバイ(雲南蝋梅)開花です。

ロウバイ や ソシンロウバイ と同じく中国原産で、ロウバイのように中心部は赤紫だが、花びらは淡いクリーム色。
1ー2月ロウバイの中では一番早く開花します。













ロウバイニテンス
常緑性で白花をつけます。









ロウバイはまだ蕾が固いです。
開花は年明けですね。








歳の瀬近づく 南禅寺

2020-12-22 06:42:00 | 京都めぐり


 11月紅葉シーズン、久しぶりの観光客で溢れた京都ですが、全国的にコロナウィルスが感染拡大し、GOTOトラベルも一時中止となると、京都の観光客も激減し、静かな師走の景色が戻ってきました。
 この間人出の多さで外出を自粛していましたが、少し京都めぐりの散策を再開することにしました。

 師走に入り、もう下旬、年の瀬です。
紅葉シーズン以来の南禅寺、朝8時半過ぎ、観光客らしき人は誰もいません。

三門









落葉





法堂













三門










拝観入口





水路閣









最勝院









疏水









京都の町屋シリーズを終えて 

2020-12-21 17:01:58 | 京都の町 町屋・建造物


 京都の町屋シリーズを終えて
2019年7月30日からスタートしたシリーズも終了することにしました。
約1年5ヶ月の長期間、何度かの中断もありましたが、やっと終えることができて内心ホッとしています。
 このシリーズで取り上げたのは901軒です。それ以外に京町屋が比較的多い通りなども紹介しました。

 京都の町屋はかなり前から私のブログで取り上げたいと思っていました。
問題意識は京町屋が年々減少し続け、このままでは京都ならではの景観が完全に失われてしまう危機感がありました。
 半世紀ほど前までは京町屋が軒を並べる風情ある町並みを形成していましたが、しかし今ではすっかり失われました。


新町川*家
一文字瓦、虫籠窓、鍾馗、格子、ばったり床几が揃った、典型的な京町屋です。




後*家
一階庇の横一直線と格子、虫籠窓の縦のラインが美しい京町屋です。





改装京町屋 ISSEY MIYAKE KYOTO
築132年の町屋を改装、墨色を基調としたショップです。
2階建ての母屋の奥にはKURA(蔵)のギャラリーを常設しています。





 現在残されている町屋も失われる前に記録しておきたいと思い、昨年夏から少しずつ町屋めぐりをして、このブログで紹介してきました。
 ただ訪れる限界もあり(一部車も使用)、主に京都市内の中心部に留まらざるを得ませんでした。南区、伏見区、西京区、山科区は全く行けませんでした。
 京都市内は大路、小路以外に図子や路地が無数と思えるほどあり、行けなかったところは数知れずです。
 紹介できた行政区でも中京区、下京区以外はまだまだ町屋が多くありますが、ここで一区切りさせていただきたいと思います。
 新型コロナウィルスが日本でも大きな影響を与えていますが、京都も同様です。
観光客が激減し、宿泊施設は大打撃です。町屋を改装した宿泊施設も同様で、廃業、事業撤退もおきてます。
 京都の町屋をめぐる環境は年々厳しくなっています。
残念ながら撮影以降すでに取り壊された町屋もあると思います。


京都の町屋シリーズ開始 2019-07-30
【上京区】114軒
上京(1)7軒 山中油店、井上邸、中村邸、生谷邸、木村邸、山本邸、三上邸 2019-08-01
上京(2)8軒 武者小路千家、片岡邸、七味六兵衛、北岡邸、木村邸、滋賀邸 、正庵、萬重 2019-08-01
上京(3)7軒 林邸、勝間邸、林孝太郎造酢、富田屋、澤井醤油店、寺田邸、奥渓家 2019-08-02
上京(4)7軒 樂吉左衞門邸、梶田邸、藤田邸、松盛邸、藤田邸、佐々木邸、上御霊神社 2019-08-03
上京(5)7軒 加藤邸、創芸の会、帯屋捨松、松居邸、丹波屋、愛染工房、梨木神社 2019-08-04
上京(6)7軒 宮川邸、洛陽織物、北村徳齋帛紗店、谷邸、洛陽織物榎木工場、河合邸、 圓通寺 2019-08-06
上京(7)7軒 北村邸、吉田邸、細井邸、小堀邸、安田織物、田中邸、西方尼寺・本光院 2019-08-11
上京(8)7軒 萬亀楼、笠間邸、川勝邸、鎌田邸、梶田邸、タマヒメ酢齋藤造酢店、湯浅邸宅 2019-08-12 21
上京(9)7軒 一瀬小兵衛、川越久吉商店、塩芳軒、吉原邸、長者湯、池上邸、松尾邸 2019-08-16
上京(10)7軒 瀬川邸、服部邸、中村宗哲邸、北村邸、太田邸、布屋、萬重 2019-08-17
上京(11)9軒 今宮神社御旅所能舞台、N邸、O邸、T邸、M邸、奥井邸、S邸、Y邸、S邸 2019-08-18
上京(12)7軒 西川商店、紀文政、荒木京仏具店、N邸、石川石材店、西村医院、西哲機業 2019-08-21
上京(13)7軒 堀川中立売町屋、鈴木医院、O邸、Y邸、 H邸、帯かなもり、長岡綿生舗 2019-08-22
上京(14)7軒 大市、今原町屋、水野克彦町屋写真館、静家、大根屋、上七軒歌舞練場、大聖寺 2019-08-23
上京(15)7軒 四君子門、国定織物、岩上ホール、織成館、太田家、be京都、バザール カフェ 2019-08-25
上京(16)6軒 有斐斎弘道館、小堀邸、千本ゑんま堂、大将軍八神社、法輪寺、竹林寺 2019-08-26

上京区の町屋通りいいか
京都の町 上京区浄福寺通り 織成舘界隈 2019-07-03
京都の町 上京区鞍馬口寺町通り界隈   閑臥庵、上御霊神社、唐板水田玉雲堂 2019-07-01
西陣紋屋図司と三上家路地 2019-08-14
京都の町 上京区寺之内通り界隈2020-12-16

【中京区】314軒
中京(1)6 吉田邸、川崎家住宅、小島邸、西島邸、キンシ正宗堀野記念館、俵屋旅館 2019-08-27
中京(2) 7 藤野邸、旧村西邸、吉川料理旅館、京料理中村、NEST family club、Contenporary Art Jewelry、井山邸 2019-08-28
中京(3)6 柊家旅館、柊家別館、旧前川邸、島津三条創業記念館、嶋臺、誉田屋 2019-08-29
中京(4)7 平井産業、細野福蔵商店、堀邸、金翠堂、宮脇売扇庵、大極殿、万足屋 2019-08-30
中京(5)7 山本邸、湯波半、奇竹堂、山田伊織、堀内長生庵、井尻邸、小野邸 2019-08-31
中京(6)7 松村邸、伴市、速水邸、青木邸、便利堂、岡墨光堂、久保邸 2019-09-01
中京(7)7 仲邸、近又、堺町画廊、室町和久傳、うずらギャラリー、Paul Smith、にじゆら 2019-09-04
中京(8)8 幾松、放下鉾町会所 、野口邸、小谷邸、八木邸、旧神崎家、笋町会所、天神山町会所 2019-09-05
中京(9)6 誉勘商店、松井邸、一周堂、きもの座・京都、三井越後屋京都本店跡、然花妙院 2019-09-09
中京(10)7 玉の湯、亀屋廣保、松見、大藤、藤井絞り、旧家邊徳時計店、先斗町歌舞練場 2019-09-10
中京(11)7 宮川邸、楠邸、神戸邸、長谷川邸、膳處漢ぽっちり、橋弁慶山会所、旧ムラナカ理容院 2019-09-11
中京(12)6 日昇別荘、河道屋老舗、光仙洞、かざりや鐐、novem、面庄 2019-09-13
中京(13)6 釜座町 町家、京乃たまや、亀末廣、八百三、平楽時書店、炭屋旅館 2019-09-14
中京(15)8 上村松園邸、二軒長屋、福井畳店、西村家、不明、上田竹材店、革島医院、聖三一教会 2019-09-16
中京(17)8 森口家、里村家、谷口家、福*家、吉澤家、中谷茶道具・中谷茶道具、もりた 2019-09-19
中京(18)7 信江家、FUKUYA HOUSE、市古商店、植田家、丸正京呉服、菊岡家、山伏山町屋 2019-09-20
中京(19)7 平野とうふ、朝日堂、河道屋、茶道美術大森、鳥居家、涼風、梅*・岡*家 2019-09-22
中京(20)7 三上装束、久保田家、なが田、鳩居堂、染殿院、 すき焼き三嶋亭、浮世絵西春 2019-09-25
中京(21)8 彩雲堂、竹苞書楼、蓬莱堂、衣料店、あなぎ、磯部家、MARIE BELLE、加納洋服店 2019-09-24
中京(22)7 植村商店、西村酒店、西*家、東*家、二軒町屋、雅文化教室、真蓮寺門徒会館三休堂 2019-09-25
中京(23)7 京都大宮旅館、寺*家、木*家、三*家、Ratna Cafe、三原家、T家・Sumaoすまいの雑貨店 2019-09-28
中京(24)9 廣田家、二軒町屋、峯勘商店、後*家、居酒屋、遠藤(株)、石*家、岸*家、不明 2019-09-30
中京(25)2 明治初期建築の岩崎家見学、 雨森敬太郎薬房 2019-10-21
中京(26)9 村上開新堂、熊谷道具處、船はしや総本舗、寺*家、小*家、加*家、 三*家、一晴画廊、まつは 
中京(27)7 エルベシャプリエ、ISSEY MIYAKE、kitekiteとDARIS DELI&SANDWICHES、ショコラ ベルアメール 、骨董屋、呉服寿屋、分銅屋(足袋) 2019-10-22
中京(28)9 高*家、Salon de gigiとREMAX、御装司黒田、大*家、山*家、冨*家、一心庵、日月荘、きもの鶴 2019-10-24
中京(29)6 水口屋甚平衛、太*家、吉*家、IKARIYA BEIKA、gallery遊、辻森自転車商会 2019-10-25
中京(30)8 笹*家、山清、吉川武商店、阿以波、雪梅花、鈴*家、俵医院、長*家 2019-10-26
中京(29)6 水口屋甚平衛、太*家、吉*家、IKARIYA BEIKA、gallery遊、辻森自転車商会 2019-10-25
中京(30)8 笹*家、山清、吉川武商店、阿以波、雪梅花、鈴*家、俵医院、長*家 2019-10-26
中京(31)9 川*家、くろちく百尺足館、てんぷら万天、京都上上もん屋、不明、KAMITOWA、La Machiya、不明2件 2019-10-27
中京(32)7 万商、大日、ic produce、祥雲邸、二軒町屋、清光庵、古*家 2019-10-28
中京(33)8 船*家、レクラ、満き、雲町屋、松荘庵、小峰紙器、有職塗平尾伝右衛門、はなまるカフェ 2019-10-30
中京(34)7 中*家、津*家、達屋、野*家、和田屋、蕪村庵、扇山武 2019-12-23
中京(35)7 藤源、嵩山堂はし本、ここら屋、木*家、水*家、鞄SLOW、和田貴金属店 2019-12-24
中京(36)7 町屋、清水邸、SHOE STORE、万味屋きむら、不明、不明、大*家 2019-12-25
中京(37)7 神田法衣店、加*家、西村庄治商店、中*家、大*家、 中*家、大*家 2019-12-27
中京(38)8 高*家、伴家、鯉山保存会、luxe、西*家、遠*家、穴*家、京菓子司源水 2019-12-28
中京(39)7 中*家、松富屋壽、野*家、長池昆布、KAZUMI、KENTO、仁*家 2019-12-29
中京(40)7 京都夢館、田中利商店、能楽堂嘉祥閣、三*家、美先、鈴鹿山保存会所、古美術村山 2020-01-05
中京(41)8 京都一の傳、SECOND HOUSE、ベネシュ、森*家、福*家、池*家、仲*家、串くら 2020-01-06
中京(42)7 平*家、春芳堂、善田好日庵、尾*家、中*家、堺*家、林*・祝*家 2020-01-07
中京(43)11 井上畳、二軒町屋、ROJI-155、京町宿紡、片岡・吉松家、岩田家、不明、西村吉象堂、石黒香舗、金市商店、長谷川松寿堂 2020-01-08
中京(44)7 UME SAKURA、北山質舗、サンの店、塚*家、あずさ塾、河*家、小*家 2020-01-09

中京区の京町屋見学、通り
2019京の夏の旅特別公開 無名舎・吉田家見学2019-08-07
2019京都夏の旅 無名舎・吉田家見学(2)2019-08-08
撞木図子、了頓図子 中京区 2019-08-15
古美術・画廊・古書店が並ぶレトロな寺町二条(1)2019-08-31
古美術・画廊・古書店が並ぶレトロな寺町二条(2)2019-09-01
本能辻子、南蛮寺跡 2019-08-30
京町屋 藤野家の特別公開(1)2019-09-10
京町屋 藤野家の特別公開(2)2019-09-11


【下京区】321軒
下京(1)7 和田邸、胡乱座、大船鉾会所、菅大臣神社、杉本家住宅、秦家住宅、長江家住宅 2020-01-10
下京(2)7 十四春、熊谷邸、旧武田邸、鮒鶴南門、鮒鶴本館、田中邸、鳥彌三 2020-01-11
下京(3)7 田中邸、芦田邸、中邨邸、吉田邸、中村家、不明、NAIZ 2020-01-13
下京(4)6 島原花街 輪違屋、島原大門、旅館きんせ、角屋、近隣町屋 2020-01-12
下京(5)6 西澤邸、燈籠町会所、亀屋陸奥、友田家、壽ビルディング、富士ラビット  2020-01-14
下京(6)6 ギャラリーのざわ、遠藤家、ちもと、本家三友、五條制作所、五條会館 2020-01-16
下京(7)7 今西軒、東華菜館本店、川*家、宮*家、和食こばやし、田*家、吉*家 2020-01-17
下京(8)7 大*家、黒田庄商店、田*家、森治商店、あさぎ庵京町屋、不明、不明 2020-01-18
下京(9)7 飲食店、大*家、石*家、中*家、水*家、粟田捺染、 雲・風早町屋宿泊所 2020-01-19
下京(10)7 南*家、麻*家、あかまる、伊*家、唐*家、KYOTOBENTO、 ROCCA&FRIENS 2020-01-20
下京(11)7 ファブリーハウス、irodorikyoto、三*家、三丘園、林*家、市*家、いっ献 2020-01-21
下京(12)7 矢尾定、Uber Eats、田中長奈良漬店、荒川商店、藤井畳店、うお秀、常木屋 2020-01-23
下京(13)7 王*家、奥*家、布袋屋、斎*家、満月の花、川嶋旅館、太一 2020-01-24
下京(14)6 あや富、ふうびととすうろ、ギャラリー富小路、西*家、山*家、長松寺 2020-01-25
下京(15)7 つじや、西村弥兵衛、吉村大観堂、町屋カフェ、吉田宗兵衛、CAMERON、谷川清次郎商店 2020-01-26
下京(16)7 吉*家、中*家、不明、京町屋イタリアン、若*不動産、松*家、雲町屋 2020-01-27
下京(17)7 井上清七薬房、文化サロン井上、大*家、筋屋、たくたく、桜木家、SANURAI JEANS 2020-01-28
下京(18)8 松楳園、佐*家、八木米一堂、四軒町屋、ひさご、ひご久、GRRGANTUA、割烹たいら 2020-01-29
下京(19)7 京町屋hana、Osteria Caccinella、cafe malble、團斗、喜むら、京の禅 車、cafe&Dining 2020-01-30
下京(20)7 喫茶きたむら、岡*家、廣田紬、くみひも芳厳、久保田美簾堂、藤田源刷毛、松尾外科医院 2020-02-01
下京(21)7 稲妻食堂、町屋簡易宿泊所、八*家、堀*家、てくてく京都、啓明商事・与謝蕪村宅跡2020-02-02
下京(22)7 なごみ煉、Robinson、市原商店、大京衣料、上*家、尾池工業、京絞り寺田・船鉾保存会2020-02-05
下京(23)7 旅館花屋、花むら、染呉服シカタ、斎*家、中井染工業、戸*家、クチーナ2020-02-06
下京(24)7 福山、木乃ぶ、木*家、手作りジュエリーおざき、不明、明治屋本店、野*家2020-02-08
下京(25)8 町屋宿泊所、星月夜、三軒町屋、大*家、門川工芸、吉御座、兵医院、桔梗食堂2020-02-11
下京(26)7 芝*家、S・O家、 石*家、晴窓庵、九*家、西*家、まる焼製パン所 2020-02-12
下京(27)7 近*家、杉*家、林染工、不明、町屋宿泊所、不明、菱*家2 020-02-13
下京(28)7 町屋宿泊所、不明、廣*家、吉祥居華、菱*家、京華宿、足*家2020-02-16
下京(29)8 岸*家、不明、松*家、内*家、棚*家、斎藤商店、浅*家、日進エナジー 2020-02-17
下京(30)7 Cooking Sun、芝*家、不明、三軒町屋、ISHIHARA、堀*家、江*家2020-02-18
下京(31)7 藤*家、bonbon house、大工園、はな亭、萬年荘、近*家、福田金属箔粉工業2020-02-19
下京(32)7 呉服卸マルヒサ、糸六、KYOUTO ZEN、因幡堂、今*家、プロタッグ・パートナーズ、大谷金庫本店2020-02-21
下京(33)7 京扇子大西、近藤紙店、伊藤重店舗、西村商店、株おくい、川*家、岩*家2020-02-26
下京(34)7 坂*家、京宿日和、吉*家、八幡ゲストハウス、松本染色工芸、町屋宿泊所、風花雪宿泊所2020-03-03
下京(35)7 JICCA、柴*家、京仏具加茂定、不明、不明、今村金生堂、今井合同有限会社2020-03-04
下京(36)8 中野伊助、増田紙工所、和田卯、富*家、夕顔石碑、岸*家、三軒町屋、装和(株) 2020-04-09
下京(37)7 高*家、山利木工、柴田勘十郎、保昌山保存会、上羽絵具、京都じゃっかどふに、野*家 2020-04-10
下京(38)10 布*家、しらふじ庵、むすび食堂、二軒町屋、安居屋、しょうぶ庵、松*家、岸*家、竹中銘竹問屋、阿*家 2020-04-11
下京(39)7 田中家、天**園、佐*家、小*家、中*家、福*家、池*家 2020-04-12
下京(40)7 税理士法人、伊*家、垣*家、近よし、sobanomi、宮*家、松井扇龍堂 2020-04-14
下京(41)7 中*家、林英雄(株)、不明、御旅宿月屋、染工房遊、三宅仏具店、お宿花 2020-04-15
下京(42)7 町屋宿艮、建*家、京宿ロマン館、なごみ旅館悠、和宿里、木*家、服*家 2020-04-16
下京(43)8 町屋宿幻、久保田彦庄衛門、西村福郎商店、檏宿、京宿おから、褒花東邸・西邸、百之助2020-04-17
下京(44)7 河合商店、山崎屋仏具、吉*家、不明、直七法衣店、笹*事務所、鳥*家2020-04-24
下京(45)7 さいとう呉服店、オーケーテクニカル、田*家、竹重、不明、吉萬、京まち宿鈴2020-05-22
下京(46)10 薮内家、川勝法衣、原*公認会計士、梶*家、小野五色豆、冨*家、初邸、射*家、大嶋雁金屋、若狭屋久茂老舗2020-08-18

下京区の京町屋見学及び通り
膏薬辻子 2019-08-16
木挽町図子 2020-12-21
京の夏の旅『杉本家住宅』見学 2019-09-12
京町屋 旧木崎呉服店・THE TERMINAL KYOTO 見学 2019-10-13


【東山区】84軒
東山(1)7 伊藤喜商店、近隣町屋、子育て飴屋、菱六もやし、旧河井寬次郎邸、諏訪蘇山、香取屋2020-08-19
東山(2)7 はきもの匠内藤、井上邸、武藤邸、伊藤喜商店、楽只苑、澤吉、三浦邸2020-08-21
東山(3)6 祇園甲部歌舞練場、八坂倶楽部、弥栄会館、南座、パビリオンコート、旧並河靖之邸2020-08-23
東山(4)4 村山造酢本店、お茶屋井上、宮川筋6丁目、道楽2020-08-24
東山(5)6 三味洪庵、近隣町屋、小川治兵衛邸、画廊えんじゅ邸、大西漆器店、茶懐席辻留2020-08-26
東山(6)5 いづう、曼陀羅園 丹羽家、あじき路地、小野家、順正清水店2020-08-28
東山(7)7 富美代、近隣町屋、桔梗屋、みの竹、いづう、下里家住宅、平田翠簾商店2020-08-30
東山(8)7 半兵衛麸本店、晴鴨楼、洛東遺芳園、甘春堂東店、甘春堂七条店、わらじや、そば茶寮澤正2020-09-01
東山(9)7 長楽館、いもぼう平野家本店、いもぼう本家、片山、おかべ屋、湯葉、英語教室2020-09-03
東山(10)7 梅花堂、もみじや、華扇、谷口清雅堂、 七味屋、安田陶器店、満月2020-09-05
東山(11)7 まいこと、やました、清峯堂、松韻堂、二軒町屋、京白川、香舗松栄堂2020-09-07
東山(12)7 清水製陶所、藤菜美、喜楽庵岡本、くろちく、港屋、奥丹清水、二井三2020-09-09
東山(13)7 川勝総本家、藤菜屋高台寺、元奈古旅館、萬治郎、高台寺和久傳、福地家、そわかHOTEL2020-09-11

東山区の通り
祇園切通し・白川・新橋 2019-08-13
あじき路地、やくし路地、弓矢薬師小路、昭和小路町 2019-08-11
団栗図子 宮川筋、大黒町通りの路地と図子 2019-08-28
祇園の甲部歌舞練場 2019-10-19



【左京区】26軒
左京(1)5 西川家土蔵・主屋、吉田山山荘、旧三井家下鴨別邸、野村碧雲荘、上西家2020-09-13
左京(2)7 茂庵、安楽寺、百石斎、大野邸、伽藍下鴨、 山ばな平八茶屋 、清風荘2020-09-15
左京(3)8 小川邸、喜多邸、大槻邸、吉村邸、対岳文庫、鄰雲軒、 臥月亭 、齋藤家2020-09-17
左京(4)6 駒井家住宅、瓢亭、聖護院、聖護院八ツ橋総本店、西尾八ツ橋、白沙村荘2020-09-23


【右京区】12軒
右京(1)6 旧邸御室、日新電機嵯峨野荘、堀江家住宅、上田家住宅、田中邸、聲々軒2020-09-24
右京(2)6 山﨑家(旧井上家) 加藤邸、慈済院、 落柿舎、旧徳力彦之助邸、陽明文庫2020-09-28


【北区】30軒
北区(1)8 荒木邸、梅辻邸、 一文字屋和輔 、櫻谷文庫、谷寛邸、高田邸、西田邸、井関邸2020-10-24
北区(2)7 青木家、西川家、岩佐家、瑞雲庵、旧藤ノ森湯、船岡温泉旧船岡楼、衣笠会館2020-12-12
北区(3)6 速水滌源居、かざりや、松野醤油、旧本野精吾邸、重山文庫(旧新村家)、岩井木材2020-12-13
北区(4)4 宮本家、 岐美家、平野の家 わざ 永々棟、 和幸庵2020-12-14
北区(5)5 植松家、大徳寺門前通り レモン館大徳寺店、らくたび紫野別邸、2020-12-15

北区の京町屋と通り
鷹峯街道の商家・民家 2019-10-20


【京都の町屋通り、重要建造物】
京都五花街『先斗町』 中京区 2020-12-20
京都ハリトリス正教会、京都芸術センター 2020-12-20 2020-12-20
三条通界わい景観建造物 中京区 2020-12-19


2015年に『京都の洋館』シリーズ(20回、132軒)を投稿しました。
投稿から5年が過ぎ、残念ながら既に消失してしまった洋館がいくつかあります。
京町屋にしても、洋館にしも保存はなかなか難しいようです。



京町屋通り編 下京区木挽町図子

2020-12-21 06:51:08 | 京都の町 町屋・建造物


 京都の町屋シリーズ下京区の通り編です。
町屋の軒が連なる下京区木挽町図子を紹介します。
これで京都の町屋シリーズの投稿は最後になります。

 祇園祭の木挽山の出る町内で松原通りから高辻通りを往来できる図子があります。
通りは石畳で、両側に民家が建ち並んでいます。
かつては京町屋が連なっていたと思われますが、今は町屋と一般の住宅が建っています。
この数年、民泊ブームの影響で、町屋を簡易宿泊所に改装するケースが増えていますがこの図子も同様です。

 木挽町松原通りから永養町の高辻通りまで歩きます。

 松原通り出入り口
最初はアスファルトですが、途中から石畳になります。









ここも町屋宿泊所のようです。
























 この家も町屋宿泊所のようです。
デジタルドアロックで暗証番号入力で開鍵するタイプです。
最近この種の簡易宿泊所が増えています。防犯上どうなんでしょうかと思ってしまいます。















 高辻通り出入り口









 今年3月以降、コロナウィルスの感染拡大の影響で、来日観光客が激減しました。
この2、3年ほど京都も民泊ブームで京都の町屋の宿泊所への改装が増えました。
今回の撮影はコロナ以前で、現在も民泊があるのか不明です。





京都の景観を彩る建造物 京都ハリトリス正教会、京都芸術センター

2020-12-20 18:19:24 | 京都の町 町屋・建造物


 京都の景観を彩る建造物です。

京都ハリトリス正教会(1901 明治35年)
京都御苑の南にあります。
木造平屋建のロシア・ビザンチン様式の現役の教会、設計は京都府庁舎旧館と同じ、松室重光の設計です。
東京御茶ノ水のハリトリス教会も美しい建築物です。在職中、東京出張時は何度か訪れました。













































京都芸術センター 中京区
旧京都市立明倫小学校は1931年竣工の小学校で、欧風意匠など豊かなデザインは、建築史的な観点から高い評価を得、新たに芸術センターとして再生されました。













京都花街通り 京都五花街『先斗町』

2020-12-20 06:47:59 | 京都の町 町屋・建造物


 撮影は昨年夏、コロナ前です
 先斗町は中京区の四条通から三条通一筋南まで通じる南北500メートルほどの鴨川右岸に沿った細い通りです。
 紅殻格子のお茶屋や置屋、多くの飲食店などが並んでいます。
近年来日観光客が増え、また全国チェーンの店が進出するなど花街の風情ますます薄れています。
 正徳2(1712)年頃から、鴨川大普請で鴨川と高瀬川の間に作られた新河原町通に、高瀬舟の船頭や旅客目当ての旅籠屋などができたことが始まりとされ、幕末から現在のような花街となって繁栄してきました。
 舞踊は尾上流。春(5月)に「鴨川をどり」、秋には「水明会」が開かれます。
紋章は鴨川に接する花街らしく舞い飛ぶ千鳥。

 京都を代表する花街ですが、京都町屋が並ぶ貴重な場所でもあります。





京都の夏の風物詩鴨川の床
この床の入口は先斗町の狭い通りです。





先斗町の通りを北上します。










黒の千本格子ですが、祇園新橋より格子間隔が広い。






























山とみの看板がありますが、閉店しました。
名物女将さんがいるお店でした。















お茶屋










公園










舞妓さん










先斗町歌舞練場









四条まで戻ります。















舞妓さん





四条通り










現在先斗町の通りは無電柱化工事の途中です。

京町屋外観の特徴
屋根
一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
格子は戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
店の間の外観
軒下に水引暖簾、大戸に印暖簾を掛けます。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。









屏風祭(2) 平山郁夫、富岡鉄斎、西村五雲、前田青邨、堂本印象、下保昭

2020-12-19 16:55:58 | 美術・博物館


 昨日の屏風祭の続きます。

 京都近代美術館2020年度 第2回コレクション展(2020.07.22 wed. - 10.04 sun)

 今年は、新型コロナウイルス感染防止のため山鉾巡行が中止となりました。
京都近代美術館で所蔵する屏風作品から六曲一双等大画面のものばかりを展示しています。

平山郁夫 1930ー2009 『画禅院青邨先生生還浄図』 1978
広島県に生まれる。
東京美術学校卒業後、前田青邨に師事。昭和28年、院展に初入選を果たし、以後同展を舞台に活躍。
平成元年には東京藝術大学長に就任、10年には文化勲章を受章した。
仏教をテーマに多くの名作を描き、さらには中近東から中国までのシルクロードを旅しながら取材し、幻想的な画風の中に壮大な歴史の流れを描き出した。









































富岡鉄斎 1836ー1924 『富士遠望・寒霞渓図』 1905
南画家。京都生。
幼少より国学・漢学・詩学等を学び、また歌人大田垣蓮月の学僕となって多大な人格的影響を受ける。
幕末期には勤王志士らと盛んに交流し、国事に奔走した。
維新後は大和石上神社・和泉大鳥神宮等の宮司となるが、のち辞し隠棲。
田能村直入・谷口藹山らと日本南画協会を発足、学者としての姿勢を貫きながら自由な作画活動を展開し、その学識と画技により文人画壇の重鎮となった。帝室技芸員・帝国美術院会員。大正13年(1924)歿、89才。





























西村五雲 1877ー1948  『鶴図』 明治末
京都出身の日本画家。
動物画を得意とし、動物の生態を生き生きと捉えるその描写は、師の竹内栖鳳を凌ぐとも評された。


























前田青邨 1885ー1977 『竹取物語図屏風』 大正初期
岐阜県に生まれる。
梶田半古の画塾にて、小林古径とともに有職故実や絵巻物の模写に励み、また國學院の聴講生として古典文学を学ぶ明治40年には靫彦らの紅児会に参加。一躍新進作家として脚光を浴びた。
大正3年より院展を舞台に活躍。巧みな空間構成と、流麗な線描、鮮やかな色彩を活かした歴史画の名作を生み出した。


























堂本印象 1891ー1975 『江上の鵜舟』 1923
大正ー昭和時代の日本画家。
西山翠嶂にまなぶ。大正10年帝展で「調鞠図」が特選,15年「華厳」が帝国美術院賞。
昭和11年母校京都市立絵画専門学校(現京都市立芸大)の教授。
寺院の障壁画などを数おおく制作したが,戦後は抽象画も手がけた。
芸術院会員。36年文化勲章。昭和50年9月5日死去。83歳。京都出身。































下保昭 1927ー2018 『岩漿吐焔』 2002
昭和後期-平成時代の日本画家。
昭和2年3月3日生まれ。西山翠嶂に師事。
昭和25年日展に初入選,以後同展で活躍,42年「遥」で文部大臣賞,44年日展評議員。
60年「水墨黄山」のシリーズで芸術選奨文部大臣賞。63年日展を脱退して無所属。
平成3年京都市文化功労者。富山県出身。











京町屋と洋館が息づく三条通界わい

2020-12-19 06:25:13 | 京都の町 町屋・建造物


 京町屋と明治以降の洋館がともに息づき、京都の景観を彩る通りです。
 三条通りは近世,近代を通じて京都のメインストリートでした。
近世は東海道の西の起点として,交通,物流の要所であり,旅籠,問屋,両替商等が立地していました。
 明治時代に入ると,文化・教育・金融・情報機関といった都心的機能が強化され,特に寺町通と新町通の間に京都の近代化を象徴する近代洋風建築及び伝統様式の商家が集積しました。
 特に高倉通から東洞院通にかけては,旧日本銀行,旧京都中央郵便局,繊維関係の大商社が立地し,近代京都の中心でした。
現在旧日本銀行は京都文化博物館別館として,旧京都中央郵便局は,中京郵便局として外観を保全しながら活用されています。
 他にも近代洋風建築や伝統様式の商家が用途は変化しながら活用されています。
三条通りは明治の文明開化の面影を今に伝える都市文化軸として,公共建築,商家及び住宅など様式の異なる建造物がまとまりのある界わい景観をつくっています。

界わい景観建造物指定7件

京都和装別館
中京区三条通富小路西入中之町20番地 物件なし。

SACRA(旧不動貯金銀行京都支店)
大正/1916頃 木骨煉瓦造地上3階地下1階建,銅板葺,建築面積232㎡1棟
京都市中京区三条通富小路西入中之町20
登録年月日:19970903
京都三条開発株式会社
登録有形文化財(建造物)
木骨煉瓦造,地上3階地下1階建で,屋根を銅板葺とする旧銀行の建物。
全体に装飾豊かな洋風の意匠を持ち,1階部分のストライプ模様や正面中央の円形装飾等に代表されるように,細部に幾何学的な形態を用いてまとめる点に時代の特徴がよくあらわれている。
















日昇別荘
中京区三条通富小路西入中之町13番地





西村吉象堂
中京区三条通柳馬場東入中之町11番地
創業は大正13年(1924)漆器商としてスタートしました。
建物は慶應年間のものでしたが、平成3年に現在の建物に改築しています。
大黒柱や一部の部屋、骨組みはそのまま残しています。
店内中央んl展示台下には、二畳ほどの地下倉庫があり、周りは石や漆喰でかためられ、火災の際に大切なものを入れるためのもののようです。地下倉庫は杉本家住宅でもあり、杉本家は仏壇の下にありました。





日本生命京都三条ビル旧棟(旧日本生命京都支店)
大正/1914
京都市中京区三条通高倉東入桝屋町75
登録年月日:19971105
登録有形文化財(建造物)
洋風の近代建築が多く立ち並ぶ三条通りに面して建つ。
現在残るのは明治45年に着工,大正3年に竣工した社屋の通りに面した塔屋を含む部分です。
設計は辰野片岡建築事務所で,外壁を石張りにする外観にその作風がよく表れています。











分銅屋
中京区三条通柳馬場西入桝屋町64番地














居戸邸
中京区三条通堺町西入桝屋町61番地














長谷川松寿堂
中京区三条通高倉東入桝屋町53番地










上記以外

家邊徳時計店(家邊家住宅)店舗
明治/1890
煉瓦造2階建、瓦葺、建築面積107㎡1棟
京都市中京区三条通富小路東入中之町25
登録年月日:20050209
登録有形文化財(建造物)
街路に北面して建つ煉瓦造2階建の店舗建築で,内部には金庫室や螺旋階段がある。
1階は3連アーチを飾り,2階をセットバックさせる。エンタブレチュア,隅石に加え,豊かな装飾細部を随所に配す。
三条通の近代的な町並景観の核として,広く親しまれている。






















旧日本銀行京都支店(京都文化博物館別館)
明治/1906 煉瓦造、建築面積884.4m2、二階建、一部地下一階、スレート葺、両翼塔屋付、袖塀附属1棟
京都府京都市中京区三条通高倉西入菱屋町48番地
重文指定年月日:19690312
重要文化財
昭和四十二年財団法人古代学協会の所有になり、現在平安博物館に転用されている。
この建物は明治三十九年竣工の煉瓦造二階建、一部地下一階付のもので、石材を混用して壁面に変化をつけている。 
塔屋をつけるなど、外観には設計者の独特な意匠が見られる。 
この種遺構としては保存がよく、明治中期の代表的洋風建築である。






京都文化博物館
明治39(1906)年に竣工した旧日本銀行京都支店の建物です。
設計は日本の近代建築家を代表する辰野金吾とその弟子・長野宇平治です。
辰野金吾は東京駅を設計した人でも有名です。
旧日本銀行京都支店の建物は現在も保されています。




























別館






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SACRAビル(大正5年)
旧不動貯金銀行 京都支店、鉄筋コンクリート造りです。
設計は日本建築 中京区三条富小路角中之町





日本生命保険京都三条ビル(1914年 大正3年)
旧日本生命京都支店、レンガ石貼り





京都文化博物館別館(1906,明治39年)
旧日本銀行京都支店、赤レンガに白い石の辰野式です。
中に入ると当時の銀行の内部がそのまま残っています。
設計は辰野金吾、長野宇平治 中京区三条高倉










中京郵便局(1902,明治35年)
中京郵便局旧庁舎、レンガ造りの現役の郵便局です。
設計は吉井茂則、三橋四郎 中京区三条通り東洞院東入ル









みずほ銀行京都中央支店(1906,明治39年)
設計は辰野金吾 中京区烏丸三条南入ル饅頭屋町
レプリカ新築(2003平成15年)
明治時代を代表する「辰野式(赤レンガに白い石の横帯が特徴)」のレンガ造り
しかし、平成に入り取り壊され、外観の雰囲気を残して鉄筋コンクリートで再建されました。しかし、元のレンガは使用されず、緑青銅の屋根は緑のペンキ塗りと残念なものです。
最近の銀行は文化に理解が少ないようです。
銀行にかぎらず、今もてはやされている企業は特にひどいですね。







文椿ビルヂング(旧西村貿易店社屋)(1920、大正9年)

木造コンクリート2階建の務所建築です。外壁はタイル張り、入口は8角断面を半割した片蓋柱で飾っていま す。小屋組をキングポストトラスとし、銅板及びスレート葺のマンサード屋根を 架けています。建築当初は西村貿易会社の社屋として使用されたものです。
京都市中京区 三条通烏丸西入御倉町79、国登録有形文化財(第26-0208号)





















屏風祭(1) 小松均、土田麦僊、木島桜谷、加山又造、冨田溪仙、都路華香

2020-12-18 17:03:05 | 美術・博物館


 コロナ以降美術館めぐりは控えていましたが、人出の少ない日時を選び行っていました。
京都の紅葉が終わったので、画像整理して遅ればせながらの投稿開始といたします。

 2020年度 第2回コレクション(2020.07.22 wed. - 10.04 sun.)

 今年は、新型コロナウイルス感染防止のため山鉾巡行が中止となりました。
京都近代美術館で所蔵する屏風作品から六曲一双等大画面のものばかりを展示していました。
前期(8月23日まで)と後期(8月25日から)
 小松 均、土田麦僊、木島桜谷、加山又造、冨田溪仙、都路華香

小松 均 1902 - 1989  『花菖蒲』  1947
山形県北村山郡大石田町出身の日本画家。文化功労者(1986年)。
1928年(昭和2年)から京都近郊の大原に住み、大原の風景を題材にした作品を多数残して「大原の画仙」と称せられた。
1969年(昭和44年)からは故郷の最上川を題材とした作品を数多く残した。













土田麦僊 1887 - 1936  『海女』  1913
新潟県生まれの大正~昭和期の日本画家。
鈴木松年・竹内栖鳳に師事。
大正7年村上華岳・小野竹喬・榊原紫峰らと国画創作協会を結成し、同会解散後は官展で活躍。
西洋画と伝統画風を調和させた清新典雅な作品を発表し、近代日本画の好指標の一人となる。













木島桜谷 1877 - 1938  『遊鹿図』  大正中期
明治から昭和初期にかけて活動した四条派の日本画家。
四条派の伝統を受け継いだ技巧的な写生力と情趣ある画風で、「大正の呉春」「最後の四条派」と称された画家。
京都市北区等持院東町の財団法人櫻谷文庫は、木島桜谷の遺作・習作やスケッチ帖、櫻谷の収集した絵画・書・漢学・典籍・儒学などの書籍1万点以上を収蔵、それらの整理研究ならびに美術・芸術・文化振興のために桜谷が逝去した2年後の昭和15年に設立された。
桜谷が当地に転居したのが契機となり、土田麦僊、金島桂華、山口華楊、村上華岳、菊池芳文、堂本印象、西村五雲、小野竹喬、宇田荻邨、福田平八郎、徳岡神泉などの日本画家が移り住み、「衣笠絵描き村」と呼ばれた。他にも、洋画家の黒田重太郎、映画監督の牧野省三も近くに住んでいた。













加山又造 1927 - 2004  『黄山霖雨・黄山湧雲』  1982
日本画家、版画家。1966年多摩美術大学教授、1988年東京芸術大学教授に就任。東京芸術大学名誉教授。
日本画の伝統的な様式美を現代的な感覚で表現し、「現代の琳派」と呼ばれた。
1970年代末からは水墨画にも取り組んだ。
1997年文化功労者に選ばれ、2003年文化勲章を受章。














冨田溪仙 1879 - 1936  『万葉春秋』  1936
明治から昭和初期に活躍した日本画家(1879年 - 1936年)
狩野派、四条派に学んだが、それに飽きたらず、仏画、禅画、南画、更には西洋の表現主義を取り入れ、デフォルメの効いた自在で奔放な作風を開いた。

























都路華香 1871 - 1931  『松図屏風』  c. 1909
京都出身(明治3年12月23日(1871年) - 昭和6年(1931年)の日本の明治時代から昭和時代かけて活躍した日本画家。
幸野楳嶺の弟子で、菊池芳文、竹内栖鳳、谷口香嶠とともに楳嶺門下の四天王と呼ばれた。
















古墳を歩く 第2回 嵯峨七ツ塚古墳、後宇多天皇陵と長刀坂古墳群

2020-12-18 06:11:43 | 京都歴史散策


 嵯峨野には多くの古墳が集まっています。
 平安京より前、嵯峨野は土地の支配者・豪族を葬る聖域とされ、多くの古墳がつくられました。
 嵯峨七ッ塚古墳群も古墳時代後期(6世紀から7世紀、1400から1500年前)のものです。
 平安京以前よりこの地域を支配していたのは秦氏という豪族の一族です。
高度な技術を持っていた渡来集団の一族で、5世紀後半に渡来してきたといわれています。
しかし平安時代以降、嵯峨天皇が離宮をつくり(後に大覚寺)、平安中期十世紀末には遍照寺が建立されます。
その後、秦氏一族は未開拓地であった嵯峨野の地で灌漑を造り農業をひろめました。
 撮影は初夏です。

 田園が広がる初夏の北嵯峨野









 この北嵯峨野の田園の中にこんもりした盛土が何カ所かあります。
これが嵯峨七ツ塚古墳群と呼ばれるものです。
七ツ塚とあるように本来7つあったのですが、現在は6つ確認できます。

1号墳
地図上の場所は田んぼになっていて、すでに消失してしまっています。


2号墳 直径15m
市道沿いの小屋(ガレージ)北に隣接しています。





石材が一部露出しています。





3号墳 直径13mの円墳
十字路を東に入って南にあります。





4号墳













5号墳
平地のようになっていて、井戸のようなものがあります。
木々が伐採された後です。





6号墳





7号墳





長刀坂古墳群

嵯峨野七ツ塚古墳群の北東の山麓にある古墳群で、すべて横穴式石室を主体部とする円墳31基からなります。
七ツ塚古墳の北200mの山麓に後宇多天皇陵があり、そこから山麓の道を東へ行くと、右の林の中にいくつか円墳が見えます。
保存状態は良さそうですが、このエリアは宮内庁管理区域のため立ち入ることができません。
住所は右京区北嵯峨長刀坂町です。

後宇多天皇陵
第91代天皇(在位:1274年3月6日ー1287年11月27日)
























長刀坂古墳群は宮内庁説明板の前の通りを東に入っていきます。





林の木々の間に盛り上がった古墳が二つ見えます。









ここは宮内庁管理です。











織田信長の京の宿舎 二条新造御所

2020-12-17 06:08:21 | 京都歴史散策


 久しぶりに織田信長歴史散策(第4回)です。
旧本能寺跡、南蛮寺跡、旧二条城跡に続き、今回は二条新造御所です。
現在NHK大河ドラマ『麒麟がくる』が放送中ですが、織田信長が1577年から1579年の間、京の宿舎としていたのが二条新造御所です。
1571年比叡山延暦寺を焼き討ち、1573年足利義昭を京より追放、1575年長篠の戦いで武田軍に圧勝、1576年天王寺砦の戦いで本願寺勢を撃破、1577年紀州攻めで雑賀衆を討伐して、二条新造御所に入ります。2年後の1579年には本能寺に京の宿舎を移します。そしてその3年後に本能寺の変です。


 二条新造御所 

 元は摂政や関白をつとめた公家の二条家の邸宅で、押小路通と烏丸通交差点の南西側にありました。
その庭園は名園として知られ、『洛中洛外図屏風』にも池を眺める貴族の姿が描かれています。
 二条家が別の邸宅に移った後、信長は天正5年(1577)から京都で滞在するときの宿舎として利用しました。
二条新造御所はその後の天正7年(1579)、正親町天皇の皇太子であった誠仁親王に献上したため、織田信長が入京の際は、本能寺を宿舎としたのです。
 天正10(1582)年6月2日早朝、明智光秀は本能寺を襲撃する本能寺の変で、信長は自ら火を放ち、燃え盛る炎の中で、自害して果てました。享年49才でした。
 明智光秀の軍勢はその後、嫡男の信忠が宿泊していた妙覚寺へ向かいます。
信忠は一旦妙覚寺を出て本能寺へ向かいますが、すでに手遅れと知り、村井貞勝の提案により防御力の高い二条新御所へ移ります。
信忠は誠仁親王らを二条新御所から出した上でここに籠城し、これを攻囲する明智光秀勢と奮戦するが、信忠を始め貞勝ら60余名が討ち死にし、二条新御所も隣接する妙覚寺と共に灰燼に帰しました。

 織田信長の京都の遺跡はことごとく破壊され、跡地に石碑が立っているだけです。
二条新造御所跡も例外ではなく、烏丸御池の西側に二カ所の石碑が立っています。

 二条新造御所があった場所
東は烏丸通、西は室町通、北は押小路、南は御池通りに囲まれた範囲です。





 烏丸御池を少し北へ行ったところに漫画ミュージアムがあります。
同施設の西は両替通りに面しています。
その両替通りの施設の前に石碑があります。

漫画ミュージアム










 石碑ではないのですが、ミュージアムの南隣りは「二条城交番」です。現役の交番です。










 両替通りです。
京都国際マンガミュージアム、マンガ研究センター、京都市立龍池小学校、龍池自治連合会、龍池教育財団が表示されています。
ここは元龍池小学校の跡地でした。











ちなみに、この付近は江戸時代に金座、銀座があった場所でもあります。










室町通りの民家前にも石碑があります。






 旧本能寺、南蛮寺、旧二条城、二条新造御所の位置関係
それぞれが非常に近いところにあります。
旧本能寺から二条新造御所は直線で700mほどです。
旧本能寺を急襲したあと、数分で二条新造御所に行ける距離です。



参考資料より
一番上にあるのが、旧二条城跡です。足利義昭のために建てた城ですが、後に追い出し、ことごとく破壊してしまいます。




参考資料

213回京都市考古資料館文化財講座 2010年1月30日
『織田信長と京都』財)京都市埋蔵文化財研究所  山本 雅和氏
市民向けに開催されている講座で、私も興味のある回は参加しています。