京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

キツリフネ、桔梗、ハギ、ダリア

2017-06-22 16:09:21 | 花めぐり2017


昨日強い雨が降り続き各地で大きな影響がありましたが、今日は雨が上がりホッとしています。
植物園の散策で季節の花を撮影しました。

夏の花キツリフネが開花しました。

キツリフネ
ツリフネソウ科の植物です。
北海道から九州にいたる全国各地の低地から山地に自生し、湿気のある半日陰な場所を好みます。
キツリフネの開花時期は7月から9月で夏の花です。











秋の七草の一つ桔梗も咲きはじめました。















またハギも咲きはじめです。





ホタルブクロは終盤です。










シオカラトンボがいました。





クマノミズキ





トケイソイ





ダリアも咲きはじめました。






































天授庵の睡蓮

2017-06-22 05:42:43 | 花めぐり2017

そろそろ南禅寺天授庵の睡蓮が見頃なはずと思い行ってきました。

9時天授庵に入ります。





小さな入口から庭園に入ります。





鮮やかな緑です。





サツキと巨石





青もみじきれいです。





東庭(本堂前庭)
枯山水様式で正面入口より本堂にかけ幾何学的な石畳と苔を配しています。
創建の南北朝時代の庭と言われています。





















書院南庭に向かいます。





南庭も鎌倉末期から南北朝時代の様式です。
二つの池を配しています。

東池には木の橋がかけられています。










書院





睡蓮は西池です。
白睡蓮一色ですがきれいです。
























































花菖蒲です。
















今回も鯉がエサを求めて近づいてきました。


















書院は入れません。





南禅寺三門

















法堂





天井龍の絵 今尾景年筆





方丈入口






ガクアジサイ、ヤマアジサイ、アマチャ甘茶

2017-06-21 16:02:28 | 花めぐり2017

昨夜から待望の雨がですが、かなり強い雨でした。
植物園あじさい園のガクアジサイとヤマアジサイ、アマチャが見頃です。
ガクアジサイとヤマアジサイどちらも花のまわりにいくつかの装飾化が付いていてよく似ています。
しかしよく見てみると違いがわかります。
一つ目は背丈がガクアジサイの方が大きく葉が全く違います。
ヤマアジサイはうぶ毛がたくさん生え葉につやがないですが、ガクアジサイはうぶ毛はなく葉につやがあります。
比べてみると分かります。

二つ目は開花時期です。
ヤマアジサイは開花時期が5月下旬頃~6月頃と早く、ガクアジサイは開花時期が6月中旬~7月頃です。

またガクアジサイ、ヤマアジサイに似た品種に甘茶があります。
アマチャ(甘茶)は、ヤマアジサイの変種とされている品種です。
一般的にアジサイは葉には毒が含まれているためお茶にしたり食用にすることはできません。
ところが、アマチャの葉を乾燥させて煮出してお茶ににすると、
抗アレルギー成分や歯周病を予防の成分が含まれ、健康茶としての人気です。
アマチャは葉の色が薄く形も細めです。
ガクアジサイのような光沢がないのもアマチャの特徴です。

【ガクアジサイ】

八重ガクアジサイ





花火 ガクアジサイ





墨田の花火 ガクアジサイ





ガクアジサイ城ケ崎





ガクアジサイ三宅島産





ガクアジサイ伊豆半島産





テマリガクアジサイ





白覆輪ガクアジサイ





八丈ガクアジサイ






【ヤマアジサイ】

ヤマアジサイ六甲山産





ヤマアジサイ清澄沢アジサイ





ヤマアジサイ富士の滝





クレナイヤマアジサイ





ヤマアジサイベニテマリ





ヤマアジサイ東雲





ヤマアジサイ大分九重山産





白マイコ ヤマアジサイ





ヤマアジサイクレナイ(紅)










美山八重紫
京都府北部の美山町に自生している「ヤマアジサイ」の一品種で、八重咲きなのが特徴です。





【アマチャ】

白甘茶





八重甘茶





大甘茶





天城甘茶





上記以外の品種

四季咲き姫アジサイ
6月から咲き始めて12月に霜が降りるまでポツポツと咲き続ける品種です。
アジサイ寺で有名な鎌倉の明月院のアジサイはヒメアジサイと呼ばれる品種です。
姫アジサイの色は青でてまり咲き、日本古来の品種です。
このアジサイはヨーロッパに渡り改良種の元となりました。
ただヨーロッパでは土壌がアルカリ性のため花色がピンクになったことからロゼアと名付けられました。





クロジク(黒軸)
名前の通り茎が黒いのです。その黒と葉の緑と花の色のコントラストがきれいです。
古品種のようです。







水無月の建仁寺青もみじ

2017-06-21 05:52:50 | 青もみじ2017

祇園花見小路を歩いた先にある日本最古の禅寺建仁寺に行ってきました。
座禅会で通いなれた禅寺です。
創建は鎌倉時代の1202年、開山は栄西禅師です。

庫裏に入ります。





見たかった潮音庭の青もみじ















潮音庭は四方から楽しむことができます。





書院側から潮音庭























方丈前庭















方丈西庭





法堂天井画 小泉淳作筆「双龍図」





建仁寺といえば俵屋宗達の「風神雷神図屏風」





金沢翔子作の「風神雷神」





開山堂





茶碑





三門










勅使門





法堂






ハスの花が増えました。

2017-06-20 15:47:18 | 花めぐり2017

昨日は34度の最高気温でしたが、今日は少し下がり32度でした。
しかし蒸し暑く、今は梅雨の時期であるのを実感しました。
明日は久しぶりに雨が降るようで、乾いた畑やたんぼ、アジサイも喜びそうです。
六月に入り早咲きハスの開花がはじまり、気温の上昇とともに開花品種が増えてきました。
ハスは夏を代表する花のひとつです。まだ梅雨明け前ですが、ハスを見ていると夏本番のようです。


巨椋の華










日本柳










巨椋の斑





巨椋の曙





青菱紅蓮





桜蓮





韓国蓮





金輪蓮





舞妃蓮





福岡八重蓮





キバナハス(ウ゛ァージニア蓮)











清湖蓮





小舞妃





春不老





白万々





蘆山白蓮





そろそろ天龍寺や東寺、東本願寺のハスめぐりをしたいと思います。



夏至 無鄰菴

2017-06-20 05:37:27 | 京都めぐり

明日は夏至(6/21)です。
夏至が過ぎると翌日から日中の時間が少しずつ短くなります。
冬の短い日中が嫌いな私は、それが日一日近づくと思うと少し寂しい気持ちになります。
一ヶ月余ぶりに夏至前の山縣有朋の別邸無鄰菴に行ってきました。

無鄰菴母屋の生け花





今回は景色とともに無鄰菴にある石灯籠、石手水鉢、石像を撮影したい思いました。

無鄰菴に入ります。時間は8時半





奥に受付があります。





受付のあじさい





庭園に入る前庭の大きな石灯籠





庭園に入ります。





まず目に飛び込んでくる七代目小川治兵衛の作の庭園





回遊式庭園を歩く前に木造二階建の母屋に入ります。
室内から庭園の景色を楽しみです。





床の間の生け花










次の部屋





あじさいとキンシバイ














石手水鉢と石灯籠










東山を借景にした景色は私のお気に入りです。















沢飛石を渡り撮影










三段の滝





クチナシ










石灯籠















花菖蒲





藪内流燕庵を模して造られた茶室





茶室まわりにの石灯籠










母屋





サツキ





石灯籠と大きな石手水鉢









石像










撮影してみると思っていたより石灯籠が多かったです。



本日最高気温34度、アサガオ、ムクゲ開花

2017-06-19 20:44:00 | 花めぐり2017

今日は朝から真夏のような暑い一日でした。
市内の最高気温は34.0度、猛暑一歩手前です。
今年の最高気温だそうです。


そんな暑さにつられたのか、わが家のアサガオ(富士の空)が今朝開花しました。





そしてムクゲ(木槿)も開花です。





どちらも夏の花です。
花菖蒲は後半、アジサイは見頃ですが、夏の花が追いかけてきました。




真如堂の沙羅(夏ツバキ)、菩提樹、アジサイ

2017-06-19 15:09:26 | 花めぐり2017

開花が遅れていた真如堂の沙羅(夏ツバキ)を撮影に行ってきました。
本堂前に菩提樹と沙羅(夏ツバキ)が植えられています。





























菩提樹は満開続きですが、落花も多くなってきました。





本堂裏のあじさい園にも寄りました。
ガクアジサイや西洋アジサイは見頃ですが、ヤマアジサイは見頃終盤です。


























紅ガクきれいです。





























































京都迎賓館(2)

2017-06-19 05:41:39 | 京都めぐり


二度目の京都迎賓館見学の続きです。
正面玄関から入り、聚楽の間、夕映の間、藤の間を見学し、次は桐の間です。


桐の間
和食を提供する「和の晩餐室」で、最大24名まで会食可能です。
ここでは京料理でもてなされます。料理人は京都の一流料理店が受持ちます。
座卓は全長12メートル、漆の一枚仕上げです。





昨年の試験公開では上の位置でしか撮影できなかったのですが、今回は部屋の正面にもまわれます。

掛け軸




















八代清水六兵衛 吊香炉





十四代今泉今右衛門 白磁





蒔絵サービス台





下出祐太郎 蒔絵「座椅子(五七の桐)」
五七の桐は明治より日本国の紋章として使用され、京都迎賓館の紋章にもなっています。
これも漆が鏡のようになっています。





この部屋にも截金が使用されています。










桐の間の厨房





桐の間から見える庭園










東西の建物をつなぐ廊橋





廊橋天井四隅に施された透かし彫り、前回見落としていました。
コオロギ、蝶、鈴虫、トンボです。




















廊橋から見える庭園





錦鯉(新潟県山古志村)が悠然と泳いでいます。










和舟
ブータン国王夫妻が新婚旅行で訪れた際、これで舟遊びを楽しまれました。





廊下を渡り、正面玄関に戻ってきました。















また地下に入り、手荷物をロッカーから出し出口に向かいます。










二回目でしたが、やはり良かったです。
青空で外は暑かったです。




京都迎賓館

2017-06-18 15:02:23 | 京都めぐり

二度目の京都迎賓館に行ってきました。
京都迎賓館は平成17年の開館ですが、私は昨年の試験公開(4/28ー5/9)で初めて行ってきました。
当日(4/28)は雨でしたが、素晴らしい和風迎賓館に感激しました。





今回は京都御苑に散策に行き、夏ツバキ撮影の後に京都迎賓館前を通ると当日見学枠が空いていたのです。
見学開始は12時15分から1時間です。
予定にはなかったのですが、急遽見学することにしました。
10分ほど外で待ち、11時45分には地下待機所にいきます。





地下待機所で手荷物検査、金属探知機を通り、料金チケット(1500円)を購入し、荷物はロッカーに入れます。
時間まで担当ガイドから注意事項や京都迎賓館の説明を受けます。
12時15分の見学者は定員いっぱいの34名です。
地下から京都迎賓館正面玄関に歩いていきます。





正面玄関
正面の扉は樹齢700年の欅の一枚板を使用しています。






廊下を通り、最初の間は聚楽の間です。
ロビーとして位置付けられる空間で晩餐会や大臣会合などの際に、随員の待合にもなります。
京指物の技能と有職織物の安楽椅子、座面は赤色です。




























行灯






次は夕映の間です。
大臣会合などの会議や立礼式のお茶のもてなし、晩餐会待合としても利用されます。










綴織壁面装飾 「愛宕夕照」





北村繁 螺鈿飾台「山紫水明」
漆に磨かれた表面が鏡のようになっています。











「比叡月映」縦 2.3メートル、横 8.6メートルの綴織です。





坪庭と八代清水六兵衛「TRANSFORMATION」










天目 木村盛康「天空大鉢」





夕映の間から見える庭園の景色





次は藤の間です。





京都迎賓館で最も大きな部屋で洋食の晩餐会や歓迎式典の会場として使用されます。
櫛形のテーブルを並べた宮中晩餐方式で60名、円卓で120名の会食ができます。















綴織壁面装飾「麗花」縦3.1メートル、横16.6メートルです。
















江里佐代子(人間国宝 故) 截金(きりかね)「響流光韻」(舞台扉装飾)
截金は金箔・銀箔・プラチナ箔を数枚焼き合わせ細く直線状に切ったも のを、
筆と接着剤で貼って文様を表現する伝統技法です。











舞台紗幕





















藤の間から見える庭園





続く。


京都御苑の夏ツバキ

2017-06-18 05:44:58 | 花めぐり2017

京都御苑の夏ツバキが開花しました。
夏ツバキは京都迎賓館の東築地塀に隣接する「染殿第跡」の近くにあります。





平安時代前期最初の摂政となり、後の摂関政治の礎を築いた藤原良房の邸「染殿第跡」のあった場所です。




































夏ツバキの近くには母と子の森があり、野鳥がよく集まるバードバスがあります。
三月半ばまでは私もよく寄り野鳥撮影しましたが、今は草が生い茂り私の撮影技術では厳しいです。
バードバスの近くにアオバズクが営巣していると地元新聞に出ましたので行ってみました。
アオバズクは京都府レッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されている貴重な鳥です。
メスが巣で卵を抱いているとみられ、オスが近くの枝で見張る姿が確認できたそうです。


アオバズクが営巣している大木に巣箱が取り付けられています。











営巣している大木の周りは人が近づかないようテープが張られています。





京都新聞画像拝借しました。





アオバズクは夕方に見られるようです。
機会があればチャレンジしたいと思います。




 

西洋あじさいも見頃開始

2017-06-17 05:41:33 | 花めぐり2017


ヤマアジサイが見頃を迎えていますが、やっと西洋アジサイも色づき見頃開始になりました。

ロゼア
よく見かける西洋アジサイの典型的な品種です。
アルカリ土壌だとピンク色になるそうです。










インマクラン





レグラ





ヨーロッパ





フランビュー





モスリーン





プレジオサ





オートキュルン





ボーテンシー





ラマルネ





ロシタ





ダンスパーティー





ファーサン





リベラバイス





ブルースカイ





アナベル





ロードロッセル





クラウンホワイチ





クリスマス





ブルーダニューブ





ユニバーサル





ミセスヘプバーン





ジョセフバンクス





グレースウッド





カシワバアジサイ
葉がカシワの葉のような形をしていて、花はピラミッド形で幾重にも重なっています。




ピクシー桂の舞姫





四国てまり





花吹雪





ブルーダニューブ





連日晴れ続きです。
アジサイは雨が降らないと発色がよくないように思います。
来週は雨が欲しいです。





初夏の花 マツモトセンノウ、タニマユリ、ウツボグサ

2017-06-16 16:12:33 | 花めぐり2017

初夏の花を撮影しました。

マツモトセンノウ
大きな花びらに鮮やかな朱色が特徴のマツモトセンノウが開花しました。
初夏の代表的な山野草の一つです。ナデシコ科です。










タニマユリ
大きさからコオニユリかと思いましたが、コオニユリより橙色が濃いのです。
調べて見るとタニマユリで、コオニユリの変種だそうです。























ウツボグサ










先日開花投稿したタテヤマウツボグサです。
見比べるとタテヤマウツボグサのほうが小さいです。










初夏の風物詩 智積院青葉まつり

2017-06-16 05:44:04 | 京都めぐり

昨日は京都の夏の風物詩、智積院青葉まつりに行ってきました。
真言宗開祖の弘法大師と中興の祖興教大師両祖の誕生を祝う行事で、正式には「両祖大師御誕生慶祝法要」です。
2人が生まれた6月は緑美しい季節であることから、「青葉まつり」と称されそうです。
当日は大書院の庭園、講堂の襖絵、長谷川等伯一門筆の国宝障壁画「楓図」「桜図」など宝物館も特別に無料公開されます。
毎年行われていますが、私は昨年に続いて二回目です。


東山七条智積院総門










無料公開の講堂、大書院に入ります。















利休好みの庭園











襖絵










































講堂を出ます。





お練り行列がはじまります。信者の皆様が待っています。





行列です。山伏が先頭で、両側では法螺貝が吹かれています。















11時から柴燈護摩道場で大峰山入峰の修験者による柴灯大護摩供が始まります。





昨日は朝から暑くて柴灯大護摩供はパスします。
以下は昨年の画像です。





梅雨入り後雨が降らず、アジサイ心なしか元気がありません。

























夏ツバキです。














当日はまんだら市も開催されています。





暑くて早めに帰ります。





参道の桔梗が咲きはじめです。