京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

『楽歴代新春展 』楽美術館

2014-01-23 06:21:38 | 美術・博物館

京都市上京区の楽美術館で『新春 楽歴代 干支・動物たちの新春展 』が開催されていましたので、行ってきました。















美術館のアプローチです。
















館内に入ると、今回の展示案内のパネルがあります。
「茶の湯は干支をはじめ、吉祥の動物など、様々動物の意匠を楽しんでまいりました。
香合、香炉、向付、干支絵茶碗など楽焼きならではといえる、箆削りの造形を鑑賞いただければ」と、書いてあります。

展示室に入るとまず出迎えてくれるのは、チラシにもなっている、七代長入の馬香炉です。
今年の干支です。





展示室には、鶴、亀、龍、猪、虎、鼠などの歴代の香合や置物が作品が展示されています。見ていてとてもほほえましくなる作品も多いです。
狸の香合、猿の置物や、猿蟹合戦の置物もあります。

勿論、歴代の楽茶碗も展示されています。
そのなかで、特別出品として、映画「利休にたずねよ」で、利休役の市川海老蔵が実際に使用した、初代長次郎の黒楽茶碗『万代屋黒』が展示されていました。
この茶碗は、利休から利休の娘婿の万代屋宗安に伝わったものだそうです。
初代長次郎の代表作です。











茶碗に鶴、牛、亀などが描かれた茶碗も新春展示ならではです。
私が気に入ったのは、九代了入の黒楽茶碗 『立鶴写』です。
これは、高麗茶碗の写しです。

休憩室からの景色






















滋賀の佐川美術館 楽吉左衛門館でも企画展が開催されています。
佐川美術館は、私の好きな佐藤忠良や平山郁夫の作品が展示されていますので、何度かおとずれています。
楽吉左衛門館に展示されている作品は、素晴らしいものですが、私はその展示形式に少し違和感をもっています。日常にない照明環境で私はいつも戸惑ってしまいます。








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2 コメント

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黒楽 (あゆ)
2014-01-23 15:53:56
黒楽ですね。
一番に高い・・・という印象です。(笑)
お花&お茶の先生に聞いた話ですが
楽は非常にもろいので、熱湯を入れると割れることがあるそうです。
昔の茶道の手前だと熱湯が入ることはありませんが
今はポットで沸かすこともあるので茶会ではドキドキものだとか。
黒楽は決して華美ではないのに、ひきつけるものがありますよね。
Unknown (京都で定年後生活)
2014-01-23 17:50:02
あゆさん ありがとうございます。

私はお茶はやりませんが、道具、特にお茶碗を見るのは好きです。

手にとって触った感触、無理でしょうが、口触りなど体験してみたい衝動にかられます。

京都で定年後生活より


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