京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京の暮らし(8)大雪、冬至

2021-01-14 18:07:47 | 美術・博物館


『京(みやこ)のくらし―二十四節気を愉しむ』

京都国立近代美術館 2020.07.23 thu. - 09.22 tue

 日本はくらしを彩る芸術の中に、巧みに自然を取り入れてきました。
京都もくらしと自然、芸術が密接な関係を築いてきた街として、人々を魅了してきました。
 美術館所蔵作品で綴る二十四節気の京都のくらしです。


大雪 TAISETSU 
12月7日〜12月21日ごろ
さすがに師走に入ると、冬到来を実感する。
比叡おろしが吹き、花街祗園では正月事始めが行われ、ひと足早く正月気分。
名残の紅葉を見おさめて、蕪蒸しで身体を中から温める。
京も冬本番。


小松均 『もや』 昭和5熱帯













堂本印象 『冬朝』 昭和7
京都市生れ(1891年 - 1975年)の日本画家。帝室技芸員。日本芸術院会員。
1910年(明治43年)、京都市立美術工芸学校卒業後西陣織の図案描きの仕事をしていたが、日本画家を志して京都市立絵画専門学校(現:京都市立芸術大学)に入学。
1919年(大正8年)、帝展初出展作「深草」が入選した。帝展第3回展では「調鞠図」で特選、第6回展に出展した「華厳」は帝国美術院賞を受賞するなど第一級の日本画家として認められた。
1936年(昭和11年)京都市立絵画専門学校教授。1944年(昭和19年)7月1日帝室技芸員。1950年(昭和25年)日本芸術院会員。
1961年(昭和36年)文化勲章
戦後、抽象表現や障壁画の世界にも活躍の場を広げ、国際展覧会に多くの作品を出展するなど国際的にも活躍。
1963年(昭和38年)には大阪カテドラル聖マリア大聖堂 に壁画『栄光の聖母マリア』を描いた功績により当時のローマ教皇ヨハネス23世より聖シルベストロ文化第一勲章を受章した。









織田一磨 京都風景:清水寺 大正14|
1882年(明治15年) - 1956年(昭和31)、明治期から昭和期の芸術家、版画家。
著名な実績 石版画・木版画
代表作 『東京風景』・『大阪風景』
洋画を川村清雄、石版画をオットマン・スモリック、金子政次郎に学ぶ。
「自画石版の織田一磨」として知られる。
主な作品は東京国立近代美術館などに収められている。





十五代 樂吉左衞門 萩焼茶碗「看雪」 平成27





WN24野島康三 雪 昭和17





須田国太郎 『野菜』 昭和15頃
京都出身(1891年 - 1961年)の洋画家。
京都市立美術大学名誉教授。重厚な作風と東西技法の融合に特色。





小林古径 『蔬菜』 昭和18
1883年(明治16年) - 1957年(昭和32年)、大正~昭和期の日本画家。
代表作「髪」は、このような古径の線描の特色をいかんなく発揮した名作。
簡潔に力強く描かれた線と単純な色彩で、髪の毛一本一本や美しく縁取られた顔の輪郭、半裸の女性の体温や皮膚の柔らかい感触まで、繊細に描き出している。
「髪」は、裸体画として、日本で初めて切手のデザインとなった。
1935年(昭和10年)、帝国美術院会員。1944年(昭和19年)、東京美術学校教授に就任。同年7月1日帝室技芸員となる。
1950年(昭和25年)、文化勲章受章。









松風栄一 染付花瓶「風雪」 [不詳]





鈴木治 『雪の中の馬』 昭和48年





冬至 TOJI 10
12月22日〜1月4日ごろ
一年で最も夜が長くなる、陰の極み。
ここから陽に転じるので、一陽来復ともいう。
柚子湯に冬至かぼちゃ、冬至粥。いずれも厄払い。
冬の夜長に愉しみは多い。
年越しから正月。
このころの京都には独特の空気が流れる。


北大路魯山人 『染付花鳥花入』 昭和14頃
京都生まれ、1883年〈明治16年〉 - 1959年〈昭和34年〉)日本の芸術家。本名は北大路 房次郎。
晩年まで、篆刻家・画家・陶芸家・書道家・漆芸家・料理家・美食家などの様々な顔を持っていた。




安藤十兵衛 竹に雀図七宝花瓶 明治~大正時代





安藤緑山 『蜜柑』 牙彫置物 大正~昭和初
大正から昭和初期の彫刻家(1885年- 1959年)
本物と見紛うばかりのその造形のリアルさ、根元から生えた根の生き生きとした艶、隙間まで再現した極めて薄い皮の作りは圧巻です。
安藤緑山の作品における最大の特徴が「色付け」です。





三谷十糸子 『露店』 昭和4年

















清水南山 獅子文小箱 昭和3






二十代 堆朱楊成 紅花緑葉獅子香盆 大正8





安藤緑山 『仏手柑 牙彫』 大正~昭和初
大正から昭和初期の彫刻家(1885年- 1959年)
本物と見紛うばかりのその造形のリアルさ、根元から生えた根の生き生きとした艶、隙間まで再現した極めて薄い皮の作りは圧巻です。
安藤緑山の作品における最大の特徴が「色付け」です。





池田満寿夫 『二重富士』 平成8
生没年1934年- 1997年。
日本の画家・版画家・挿絵画家・彫刻家・陶芸家・作家・映画監督などの従来の芸術の枠にとどまらず多彩に活躍した芸術家。
エロスの作家といわれるように、官能的な作風が多い。
しかし、多岐にわたる活動、多才がゆえに“池田芸術”は高い知名度のわりに現在でもなかなか正当に評価されていない。





森村泰昌 『フィンガー・シェトロン(ノジマ)』1ー4





今尾景年 『老松孔雀図』 大正5
京都生まれ(弘化2年 - 大正13年(1924年)の日本の明治から大正にかけて活躍した四条派の日本画家。
色彩豊かな花鳥画を得意とし、「綺麗濃褥」と評された。









長谷川一清 『孔雀置物』 明治時代
金工 (生没年不詳)
明治から大正期にかけて東京・浅草で活躍した金工家の長谷川一清(玉東斎)による置物。
1893年のシカゴ・コロンブス博覧会や1900年のパリ万国博覧会、1905年のリエージュ万国博覧会等に出品するなど日本を代表する金工家として世界での評価も高い。
本作は高い彫金技術による雌雄の孔雀が迫真的に表現された佳品である。





安藤緑山 『三茄子 牙彫置物』 大正~昭和初
大正から昭和初期の彫刻家(1885年- 1959年)
本物と見紛うばかりのその造形のリアルさ、根元から生えた根の生き生きとした艶、隙間まで再現した極めて薄い皮の作りは圧巻です。
安藤緑山の作品における最大の特徴が「色付け」です。





小倉建亮 訪問着「夢」 昭和39





稲垣稔次郎 型染壁掛『東寺の縁日』 昭和27年頃













水越松南 『一陽来復』 昭和23年










板谷波山 『朝陽磁鶴首花瓶』 昭和13年





安藤緑山 『三茄子』牙彫置物 大正~昭和初期









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