京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

始皇帝と大兵馬俑

2016-09-09 05:21:29 | 美術・博物館

大阪の国立国際美術館で『始皇帝と大兵馬俑』(7/5ー10/2)開催されています。
早くに行きたかったのですが、人気の展示会でずいぶん混雑しているようです。
一段落したと思われる昨日の朝妻と行って来ました。
台風が和歌山沖で温帯低気圧になったとはいえ、朝は強い雨が残っていました。

昨日の国立国際美術館










約2200年前最初の皇帝を名乗り、中国大陸に統一王朝を打ち立てたのは秦の始皇帝です。
始皇帝の巨大な陵墓の近くに約8千体の「兵馬俑」が出土されたのは1974年、20世紀最大の考古学的発見のひとつと言われています。
今もなお、発掘調査は続いているといいます。
私はかねがね一度は見ておきたいと思っていたものです。
展示会では中国から運ばれた兵馬俑をはじめ、始皇帝や秦にまつわる文物約120件を展示されています。
兵馬俑のなかでも弓の準備をした「立射俑」と「跪射俑」、両手で手綱を操 る「御者俑」は日本初公開の作品です。
兵馬俑以外にも、壁画や石の甲冑など貴重 な文物が展示されています。


始皇帝肖像画





展示作品は撮影禁止ですが、出口付近に唯一撮影可能エリアがあります。
等身大の複製60体ですが、 兵馬俑の様子がわかると思います。














兵馬俑はほぼ等身大の作りで、ひとつずつ顔が違います。
実在した将兵をひとりずつモデルにしたと言われています。
また兵馬俑は粘土を焼いたやきもので、バラバラに割れた状態で出土し、それらをつないで現在の姿にしています。
当時は彩色されていたというのにも驚きました。




















横並びの 兵馬俑









実際の兵馬俑(画像)





始皇帝の馬車(画像)





チラシ










国立国際美術館の開館時間は10時と遅いです。
もう少し早いと良いのですが。








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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あゆ)
2016-09-09 10:13:43
兵馬俑は私も一度実物を見て見たいと思っています。
日本の埴輪みたいなものなのでしょうかね。
国が大きなだけに、スケールが大きくなるのでしょうか。
重臣たちを形どったのは、
死後も生きている状態と同じにしておきたかったということでしょうか。
なんでも生きている間から陵を作っていたようですね。
そして、晩年は奇行が目立ったとか。
人に出来ないことを成し遂げる人物は
最期まで人と同じ道を辿らないのだと感じます。
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Unknown (葉月)
2016-09-09 10:28:20
子供のころ、両親につれられて兵馬俑を見に行きました。

等身大と聞き、その大きさに驚くとともに
一体一体(一人一人?)の表情のリアルなことに
少し怖かった事を覚えています。

今あらためて見たら、敵わんな、と思ってしまいそう…。
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あゆさんへ (京都で定年後生活)
2016-09-09 15:37:14
こんにちは
一度は実物を見ておきたいと思っていましたので実現できてよかったです。
ほぼ等身大と言われていますが、私の印象では多少大きく作ったように思います。
将軍俑は194cmありました。
日本で出土された埴輪と違い、ものすごくリアルです。
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葉月さんへ (京都で定年後生活)
2016-09-09 15:53:26
こんにちは
実物はビックリするくらいリアルですね。
2200年も前にこれほど見事なやきものがあることに驚きです。現在の銅像と見比べても遜色がないようにも思いました。
あれほど絶大な権力を持った泰国が始皇帝の死後数年で滅亡したというのはなんともですね。
日本の豊臣秀吉を思い浮かべてしまいました。

昨夜と今朝は一体どうなったのと思うくらい涼しかったです。
こんな日が続いてくれたらと思うのですが、やはり日中は暑かったです。
上賀茂神社で重陽の神事と烏相撲を見てきましたが、日差しが強く暑かったです。
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Unknown (夢風庵)
2016-09-10 22:25:15
やはり混んでいるんですね。
中国には2度行って、そのうちの1回西安にも立ち寄って実物を見ましたが、団体で行ったのでかなりのハードスケジュール、ゆっくり見学できなかった記憶が・・・
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夢風庵さまへ (京都で定年後生活)
2016-09-11 05:33:17
おはようございます。
中国で兵馬俑を見られたのですか、いいですね。
すごい迫力でしょうね。
それに観光客も多いとか。年間500万人が訪れると紹介されていました。
私も行きたいのですが、飛行機嫌いのために叶わぬ思いになりそうです。

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