京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

グループサウンズ(2)若者熱狂 ザ・タイガース、ザ・テンプターズ、オックス

2021-01-27 07:11:32 | 音楽


 1960年代後半、グループサウンズの絶頂期グループでしょう。

ザ・タイガース(The Tigers)
 グループサウンズの頂点だったのではないでしょうか。
 1967年2月に「僕のマリー」でデビュー。その後、「モナリザの微笑」、「君だけに愛を」など、多くのヒット曲を放つ。
1971年の日本武道館コンサートを最後に解散。

青い鳥





花の首飾り






ザ・テンプターズ、
 1967年10月にフィリップス・レコードよりシングル「忘れ得ぬ君」でレコードデビュー。
「神様お願い!」「エメラルドの伝説」「おかあさん」「純愛」などのTOP10ヒットを生み、ザ・タイガースとともにグループ・サウンズの最盛期を支えたバンドの一つ。1970年11月に解散を発表した。

エメラルドの伝説





神様お願い






オックス(OX)
グループ・サウンズ(以下GS)全盛期の1968年(昭和43年)にデビュー。
メンバー、ファンが失神する場面があったため、「失神バンド」と呼ばれた。
活動期間 1968年 - 1971年

スワンの涙





ガールフレンド





 上記グループ以外に人気を博したと記憶しているのが、ヴィレッジ・シンガーズ、ザ・カーナビーツ、ザ・ゴールデンカップス、ザ・ジャガーズなどが活躍しました。

 1967年(昭和42年)から1969年(昭和44年)にかけて日本で大流行、若者を熱狂させたグループサウンズですが、その期間はあっという間でした。
 ほとんどのグループが1970年頃には解散、終焉を迎え、1971年には自然消滅してしまいました。
 あの時代の熱狂は何だったのかと思うことがあります。
 グループサウンズが短命に終わった原因の一つに、当時の社会状況を振り返ってみる必要がありそうです。
 1960年代後半の社会は、長髪やエレキギターというのは不良、非行と見られ、社会からの風当たりは非常に強かった時代でした。
 グループ・サウンズのコンサートを観に行くだけで停学もしくは退学処分を下される学校もあり、禁止する中学校・高校が続出したと思います。
 NHK紅白歌合戦の選出でさえ、長髪のタイガースではなく、短髪のブルーコメッツだった記憶があります。
若者は熱狂しましたが、当時の大人社会には受け入れられなかったのです。
 活躍する時代が少し早すぎた感があります。















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4 コメント

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おはようございます (hide)
2021-01-27 08:44:46
当時、グループサウンズがテレビ画面に出るたびに
両親は「エレキに長髪は不良!!」「赤毛の赤松愛はとんでもない!!」
とよく言っていました。

所でこの時代はグループサウンズだけでなく
フォーク/ポップス歌謡/ロマンス歌謡/演歌/浪曲歌謡などがどれもヒット
特殊な時代でもありましたね。

グループサウンズ消滅後
フォークの岡本おさみ/吉田拓郎が作り演歌調に編曲
森進一が歌った「襟裳岬」がレコード大賞に
ここで日本音楽界が構造的に大きく変わったと思われます。



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GS時代 (池 千之助)
2021-01-27 17:00:38
京都さん、こんにちは!

グループサウンズにかなりお詳しいご様子で、
今回も楽しく拝読させていただいております。

恐らく京都さんは、私の5歳下の弟と同世代だと思うのですが、
当時はまだ高校生だったのではないでしょうか?

確かに、ザ・タイガースは別格で、特に沢田研二さんことジュリーなどは
GSグループ全体の人気はトップだったと思います。
確か、そちら京都のご出身だったと聞いております。

一昨日のブルーコメッツも、こちら信州の上田市民会館へ
ステージ演奏に来た時は、私も喜んで見に行きました。

そして主催者側に知り合いがいたもので、
演奏終了後、ブルコメさんの楽屋へ入ることが出来、
ジャッキー吉川さんから三原綱木さんまで、
5名全員のサインを貰うことが出来ました。

懐かしい20代の想い出です。

私も、高二からベンチャーズの真似ごとをしてエレキバンドをし始めて、
当時、県立高校でしたが、文化祭時に学校側から許可を貰って、
講堂兼体育館の広いステージで、演奏出来ました。

その何年後には、田舎の下手なバンドでしたが、
ある年のゴールデンウィークに、3日間長野のライブハウスで
ザ・ジャガーズさんと共演させていただいたことがありました。

当時、演奏ギャラは、ジャガーズさんはウン十万円でしたが、
私どもは、一桁下のウン万円でした。(笑)

正直、GSの話になると、色々あってキリがないのですが、
どうしても手前みその話になって、また、ついつい長くなってすみません。

今後の京都さんの記事にも期待しております!

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hideさまへ (京都で定年後生活)
2021-01-27 17:17:35
こんにちは
グループサウンズと同時期に活躍した、五つの赤い風船や赤い鳥などのフォークミュージック系のグループは、長髪でしたが、ある程度社会でも許容されていきますね。
フォークミュージックはいつくかのグループを経て、吉田拓郎、井上揚水へと続きますが、従来のフォークは消失したように思います。
ありがとうございます。
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池 千之助さまへ (京都で定年後生活)
2021-01-27 18:30:06
こんばんは
グループサウンズは私の高校生時代絶頂でした。
ただ当時の私はアメリカンフォークミュージックやロックの方が好きで、友人とコピーしていました。ビートルズやSIMON & GARFUNKEL、クラシック音楽も好きでした。
池さまはベンチャーズ、ビートルズ世代ですね。
エレキギターに夢中になり、コピーバンド。私の身近にもおりました。
ありがとうございます。
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