京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

神坂雪佳 竹久夢二  日本の装束 近代美術館コレクション展

2019-10-31 20:04:54 | 美術・博物館


京都国立近代美術館 コレクション・ギャラリー 
令和元年度 第4回コレクション展 10月27日(日)

装束:日本のドレス・コード
美術館HPより
日本におけるドレス・コード「装束」をキーワードに当館のコレクションを紹介します。
能装束を題材として描かれた神坂雪佳と能画の名手としても知られる月岡耕漁による《能楽絵十二月》を紹介します。


神坂雪佳 1866 - 1942 坂巻(月岡)耕漁 1869 - 1927 能楽絵十二月 1921 絹本着色/画帖(12葉)






























日本人は、明治維新以降、西洋の文物を取り入れていく中で生活様式を大きく変化させてきましたが、大正期に活躍した竹久夢二は、西洋と東洋との出会いを、人々の仕草や装いを通じて、まるで夢を見ているかのように叙情的に描き出しました。



竹久夢二 1884 - 1934 港屋風呂敷「MINATOYA JAPONICA CHERRY-LAND」 1914 風呂敷





竹久夢二 1884 - 1934 宝船 1920 木版、紙





竹久夢二 1884 - 1934 九連環 c. 1928 エスタンプ










竹久夢二 1884 - 1934 『セノオ楽譜no.44 「蘭燈」』 大正6年6月9日発行 紙





竹久夢二 1884 - 1934 『セノオ楽譜no.106 「待宵草」』大正7年9月20日発行、大正10年3月20日二刷紙





竹久夢二 1884 - 1934 『セノオ楽譜no.113 「もしや逢ふかと」』 大正7年12月20日発行 紙





竹久夢二 1884 - 1934
川西 英 1895 - 1965 川西英編集『竹久夢二 雑(封筒、包紙等)』 制作年不詳 木版ほか













竹久夢二 1884 - 1934 『夢二絵葉書集』 c. 1935 木版、葉書









日本の装い
美術館HPより
 「装い」という言葉は、美しく概観や身なりを整えるという意味で用いられます。日本人は、四季折々そして場に合わせて様々な装いを生み出してきました。その代表的なものに着物があります。着物はかつては日本人の日常的な衣服でもありましたが、現在ではハレの場を彩る特別な存在となっています。その象徴が紬です。紬は日常着であったことから、日本各地で発達しました。しかし、紬糸を染めて織り出す先染めによるやさしい風合いは、今日、外出着としても好まれています。一方で、後染めによる友禅などの訪問着や振袖は、もともと日常着であった紬とは異なり、冠婚葬祭などのフォーマルな場で着られるものです。また、着物は、意匠や風合いによる視覚性や触覚性に加えて、平安時代には四季の移ろいを香りに託して着物に焚き染める風習も発達しました。この風習は今日でも一部で受け継がれています。
 私たちは時として人々の装いに心を奪われることがあります。それぞれの装いが、私たちにとって美しいものとして立ち上がってくるには、装う対象そのものを客観的に捉える感性の働きを必要とするように、装いとは、装うものとそれを知覚するものとの双方向的な関係において成立する文化的行為だといえます。

伊砂利彦 1924 - 2010 振袖 嫁ぐ日(松模様) 1970 友禅、蝋纈、箔 後期





三代田畑喜八 1877 - 1956 一越縮緬地鳳凰桐文振り袖 1954 友禅・絹 後期





羽田登喜男 1911 - 2008 高雅縮緬地友禅訪問着「浮遊」 1961 友禅・ちりめん 後期




小倉建亮 1897 - 1982 訪問着「懐郷」 1964 絞り染・ちりめん 後期





渡辺彰子 1943 - 紬着物「雲立涌」 1971 絹、紬織 後期





北村武資 1935 - 金地経錦丸帯「詰菱」 2010 経錦 後期





藤井達吉 1881 - 1964 金銀彩草花文帯 1916-23 金、銀・絹 後期












高桐院一般拝観再開 11/10~

2019-10-31 15:08:54 | 京都めぐり


高桐院は2017年6月から本堂大屋根瓦葺替えと耐震補強、茶室廊下保存修理で工事を着工しました。
当初は翌年2018年10月末終了予定でしたが、2019年3月末に延期され、昨年秋の台風被害で更に延長となってました。
この度やっと工事が終わり、11月10日(日)から一般拝観を再開することになりました。
3年ぶりの紅葉拝観になります。
















今年の紅葉は源光庵が改修に入り拝観中止です。
ここも昨年秋の台風被害によるものです。


『そうだ京都、行こう』1996年秋










東福寺、今熊野観音寺、悲田院 紅葉まだまだ

2019-10-31 05:37:43 | 2019紅葉


朝の東福寺散策です。

臥雲橋より 朝8時前





一部色づきはじめはありますが、全体では紅葉はまだまだです。










臥雲橋に向かう途中、塔頭の一部紅葉









「そうだ京都、行こう」1997年秋





今熊野観音寺





まだ青々しています。



















本堂、医聖堂





大師堂










最後は悲田院
















明日から11月ですが、気温が下がってくれるのを期待したいところです。