京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

東山高台寺、圓徳院の紅葉

2013-11-22 07:28:06 | 2013紅葉

今日は東山の高台寺と圓徳院の紅葉を御紹介します。
高台寺は、豊臣秀吉の正室・北政所ねねが秀吉の菩提を弔うために開創した寺です。
徳川家康は当時政治的配慮から、多大の財政的援助を行い、寺は荘厳を極めたと言います。その後度重なる火事で多くの堂宇を失いましたが、今も残る開山堂と霊屋、茶室の傘亭・時雨亭、表門、観月台に桃山時代の華麗な面影を伝えています。 高台寺蒔絵はあまりに有名です。
圓徳院は、ねね終焉の地として有名です。元伏見城の北政所化粧御殿の前庭を移した北庭は、小堀遠州が手を加えたもので、 桃山時代の代表的な庭園として、当時の原型をそのままに留めています。
池泉回遊式ですが、枯山水となっている、国の名勝指定の庭園です。

高台寺入口の庫裏です。




茶室・遺芳庵と紅葉





方丈の前庭
ここは春と秋、現代風に飾り付けや照明をします。良いという方もいますが、私はあまり好きではありません。






開山堂前の庭園、この景色は見頃です。





台所坂はこれからです。




圓徳院に入ります。




受付すぐのスギゴケの庭にツワブキが植えられています。




南庭の紅葉です。




北庭の紅葉です。















追加
高台寺に隣接する霊山観音と紅葉























常寂光寺、落柿舎、二尊院の紅葉

2013-11-21 06:30:40 | 2013紅葉

京都もこの2,3日めっきり気温が下がったせいか、紅葉が一気に進み、見頃を迎えつつあります。
紅葉シーズンには毎年訪れるコースを今年も行こうと思っておりますが、まだぎっくり腰の後遺症が残り、いつもより、短縮コースになりそうです。
今日御紹介するのは、昨日朝に訪れた嵐山・嵯峨野コースで常寂光寺、落柿舎、二尊院です。私は紅葉と桜の時期は可能な限り、朝に行くようにしています。
常寂光寺に着いたのは、開門9時の少し前です。毎年、シーズン休日は開門前にも関わらず、大勢の行列ができていますが、昨日は平日ということもあり、多くはありませんでした。ちょうど見頃開始で朝日に映えた紅葉は毎年ながら美しいです。

常寂光寺は、 百人一首で詠まれる小倉山の中腹の斜面にあって、境内からは嵯峨野を一望でき、秋は紅葉に包まれる。その常寂光土のような風情から寺号がつけられたそうです。
とにかく、紅葉のきれいな名所です。

門を入ってすぐの参道です。





仁王門




仁王門をくぐると石段があります。石段から振り返り撮影します。




本堂の庭園です。




多宝塔




本堂前の紅葉はこれから見頃になりますので省略。
本堂降りて、もう一度仁王門です。




仁王門周辺は見頃です。










落柿舎は元禄の俳人で芭蕉の門人である向井去来の遺跡です。 去来の『落柿舎記』に、庭に柿の木四十本あり、その柿の実が一夜のうちに殆どおちつくした。それが落柿舎の名 の由来と書かれているところから名付けられたそうです。





まだ柿が残っています。




二尊院の名は、本尊の 「発遣の釈迦」と「来迎の阿弥陀」の二如来像に由来しています。
総門を入った「紅葉の馬場」と呼ばれる参道は、紅葉の名所として 知られています。また奥には百人一首ゆかりの藤原定家が営んだ時雨亭跡と伝わる場所があることでも有名です。

二尊院総門です。




長い参道の「紅葉の馬場」 です。見頃はもう少し先です。












黄色モミジ




室町時代の本堂です。大日如来像が特別公開されていました。





帰り道、久しぶりにススキを見ました。


















南禅寺 天授庵、南禅院、本坊の紅葉

2013-11-18 06:29:22 | 2013紅葉

昨日訪れた南禅寺の紅葉です。
日曜日ということもあったのですが、観光客は非常に多かったのには驚きです。観光バスが列をつくって並んでいました。

天授庵の紅葉は見頃始めです。












池泉式回遊庭園の池に映る紅葉









南禅寺三門前の紅葉




三門参道の紅葉





法堂前の紅葉




本坊の方丈庭園




南禅院庭園の紅葉
見頃はもう少し先です。












東福寺の紅葉

2013-11-15 06:20:28 | 2013紅葉

北海道や東北では雪というなか、京都も今週に入り、朝晩の気温がグッと下がり、街中を行き交う人の服装も、一気に冬物も目につくようになりました。
最近は春と秋が短く、夏と冬が長い感があります。
今年の京都の紅葉の見頃はこれからで、毎日紅葉情報をチェックしていますが、大方「色づき始め」が多いです。来週以降が見頃になりそうです。
昨日は昼から日差しも暖かくなり、紅葉の名称である東福寺に行ってきました。バス停を降りると、観光客の多さに驚きました。例年なら今頃が見頃なので、計画を組んでバス旅行で来られた人が多いのでしょう。ただし、例年のピーク時の大混雑に比べるとまだかわいいものですが。

臥雲橋から通天橋を望む景色。やはり、色づき始めです。




通天橋から臥雲橋を望む景色。



一部見頃の紅葉もあります。








開山堂



開山堂前の白砂の庭





植物園の菊花展と花たち、そして紅葉

2013-11-09 07:01:05 | 2013紅葉

私は毎年、府立植物園と西本願寺の菊花展を見るのを恒例としていることは以前ブログに書きました。西本願寺は行きましたが、植物園は歩く距離が長いで、ぎっくり腰で痛めた腰の負担を考え、ためらっていました。でも腰痛もかなりましになってきましたで、思いきってコルセットをつけ、植物園に行ってきました。
菊花は広い芝生の一角に毎年展示されます。芝生では園児たちが遊んでいます。

菊バス、園児たちに人気でした。




懸崖仕立て




嵯峨菊




千輪仕立て




福助仕立て




大菊3本仕立て




小菊盆栽仕立て




大芝生で遊ぶ園児たち




コスモスが見頃でした。




まだバラが咲いていました。




ドーム菊と温室




北門付近の花壇より




同じく北門付近花壇より



やはり紅葉はいまひとつでしたが、一部進んでいるのもありました。
ハナノキ(カエデ科)の紅葉





フウ(マンサク科)の紅葉




北山通りの紅葉と比叡山




植物園は北大路通りと北山通りの間にあります。北山通りは、京都市内の北部に位し、気温も市内中心部より低めで、紅葉も幾分早いのですが、それでもまだ例年よりずいぶん遅れぎみです。
北山通りは30年以上前は、大きなイチョウの紅葉がきれいだったのですが、最近はイチョウがこぶりになってしまいました。残念です。



嵐山天龍寺の一足早い紅葉

2013-11-02 06:20:09 | 2013紅葉

京都の紅葉の見頃は、11月中旬から12月初旬と言われております。例年よりは遅いのは間違いないですが、少しずつ確実に紅葉は進んでいます。
昨日も暖かい陽射しに誘われ、体力回復も兼ねて天龍寺まで足を運びました(市バスですが)。平日にも関わらず、大勢の観光客で歩道も土産物店も賑わっていました。台風による豪雨災害で一時観光への影響も心配されましたが、復旧も早く終わり、影響は最小限に抑えられたのではないでしょうか。






天龍寺境内の紅葉は全体的にはこれからですが、一部紅葉が進んでいましたので、御覧下さい。






























紅葉の名所の宝厳院のモミジは青葉が多いです。




大堰川ではボート遊びするなどいつもの光景が戻っていました。




嵐山の定番、渡月橋です。豪雨時は激流が橋桁を乗り越えました。9月17日の私のブログでその時の写真を載せています。