(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

世紀末オカルト学院 Episode.10「暖炉のあかり」

2010年09月10日 | 視聴済アニメごった煮
むしろ事後の方がおもしろかったな。
 
 そんな今回のお話は…
 マヤたちは、あかりの父親・岡本健吾をつき止める。あかりのことを聞こうとするが、岡本は「帰れ」の一点張りで取りつく島もない。
 その帰り、マヤは一人、生家を訪れる。もうすぐ取り壊されてしまう家を見つめ、寂しげな表情を浮かべるマヤ。
 翌日、文明に呼び出されて行くと、彼は珍しく真剣な顔をして、マヤに告げた。「お前のことを、もっと知りたい――」
 以上公式のあらすじ。

 お話としてはクリスマスパーティーえをしてあかりを浄化し、事後に取り壊されたマヤの生家にて、オカルト学院創設の真意を知ったマヤが、決意を新たにするという内容。
 と、書くと簡単だが、お話としてはとても良く組み上がっていて、あかりの事件を通して、マヤの生家や父親への思いという所を組み込んで物語全体としての展開もしている。
 中盤にて取り壊される生家で、楽しかった思い出と共に、父がオカルトにのめり込んでいく様子も思い出したマヤは、あかりを送った後に、オカルト学院自体がマヤへの壮大なクリスマスプレゼントであった事に気付き、振り返らなかったのは自分であったと初めて後悔し、父を殺した犯人を捜し出す事と、ノストラダムスの鍵を入手し人類を救う事を新たに決意する。
 このあかり編が始まった時に、また随分とのんびりした展開だけど大丈夫なんだろうかと思ったものだが、しっかりと物語全体のシナリオとして、オカルト嫌いになって帰ってきたマヤという所から始まって、その発端となった父理解を経て、今回まで来たこの流れは素晴らしい。
 振り返ってみると、こずえ編の終わりまでは文明を通して1999年以降の未来をマヤが知る、それ以降の亜美、あかり編ではそれまでを踏まえて、恨んでいた父の思いをマヤが知るという流れになっており、第1話で学院を潰そうとし、文明をまるで信じていなかったマヤが、これまでの騒動を通して気持ちが徐々に変わっていく様子をとても良く描いていてそれはもう見事なシリーズ構成と言えるんじゃないでしょうか。
 次回以降は、この物語の最終章になるんでしょうが、きっと上手く締めてくれるの違いないと確信している。

 さて、他ちょっと気になった所としては、やはり美風である。
 やっぱりこの人は胡散臭く、文明と美風、そして川島千尋が鉢合わせするシーンで、学長に呼ばれていると言ってその場から文明が立ち去るのを、意味深な表情で見つめていたのを見ると、UMA関係をことごとく潰していた川島千尋よりも、むしろ美風の方が怪しく見えて、学長殺しやそれに関するノストラダムスの鍵を追っていたのは彼女なんじゃなかろうか。EDのキャストもマヤ、文明に続いて3番目である事を鑑みても、重要なキャラであろうしな。
 しかしそうであったとして、彼女は一体何者でなんでノストラダムスの鍵を探しているんでしょうねー。案外、宇宙人だったりするんですかね?

 残り後3回。どうしてくれるのか楽しみです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿