丁未堂画室二の丸 TeibidoStudioBranch

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画期的な弁当

2013-02-11 09:29:02 | 燕京見聞録





 その日の営業は、朝から夕方まででした。
 お隣さんが、お昼ゴハンどうする?と聞くから、ワタシ弁当持って来たんだ!あなたは?と聞くと
 ボクもゴハン持って来た!と言うので、へー北京人の提げて来るお弁当ってどんなんかなーと考えてたら
 私にとっては大変画期的なものでした。
 ソーセージの袋に「そのまま食べられます」って書いてあるもんね、そういえば。
 ちなみにその日、自分は純和風なお弁当詰めてたので、先方は先方で「へー」と思ったかも。


 このソーセージさんは、30代の男性ですが
 彼が語る80年代の北京では、白菜と大根しかなかった当時の冬に備えて
 夏の間に陶器のかめにトマトをギュウギュウに詰めて、庭先に埋めてたそうです。
 そして、冬場それを取り出して、スープや炒め物に使ってたとか。
 「衛生とか、栄養とか、どうやったか分からんけどね!」と語ってました。


 北京出身の人に一昔前の北京を語ってもらうと、どの話も夢のように面白いです。
 隣のモンゴル人が毎日ヨーグルト作って売りに来てたとか、近所に元宦官が普通に住んでたとか。


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2 コメント

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Unknown (ふうめい)
2013-02-14 12:50:16
トマトぎゅうぎゅう甕っていいですねぇ。化石で発見されても楽しそう。
すっかり昔話になってしまった風俗、画伯を通じてたくさん知ることができて嬉しいです。
さて、件のソーセージ。
携帯食として秀逸ですが、気になるのは彼が完食したのかどうか。。。
香菜くらいお供に持ってらっしゃいなって おせっかいなオバちゃんは言いたくなる~。
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ふうめいさま (丁未堂)
2013-02-16 00:54:15
彼は結構忙しかったので、せいぜい2-3本しか食べるヒマなかったように思います。そうですねー香菜くらい一緒にもしゃもしゃしてもよかったですねぇ。今度会ったらすすめておきます。
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