その日の営業は、朝から夕方まででした。
お隣さんが、お昼ゴハンどうする?と聞くから、ワタシ弁当持って来たんだ!あなたは?と聞くと
ボクもゴハン持って来た!と言うので、へー北京人の提げて来るお弁当ってどんなんかなーと考えてたら
私にとっては大変画期的なものでした。
ソーセージの袋に「そのまま食べられます」って書いてあるもんね、そういえば。
ちなみにその日、自分は純和風なお弁当詰めてたので、先方は先方で「へー」と思ったかも。
このソーセージさんは、30代の男性ですが
彼が語る80年代の北京では、白菜と大根しかなかった当時の冬に備えて
夏の間に陶器のかめにトマトをギュウギュウに詰めて、庭先に埋めてたそうです。
そして、冬場それを取り出して、スープや炒め物に使ってたとか。
「衛生とか、栄養とか、どうやったか分からんけどね!」と語ってました。
北京出身の人に一昔前の北京を語ってもらうと、どの話も夢のように面白いです。
隣のモンゴル人が毎日ヨーグルト作って売りに来てたとか、近所に元宦官が普通に住んでたとか。
すっかり昔話になってしまった風俗、画伯を通じてたくさん知ることができて嬉しいです。
さて、件のソーセージ。
携帯食として秀逸ですが、気になるのは彼が完食したのかどうか。。。
香菜くらいお供に持ってらっしゃいなって おせっかいなオバちゃんは言いたくなる~。