多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

外国人小中学生に日本語指導 蟹江の住民団体

2008-12-12 09:44:41 | 多文化共生
(以下、中日新聞から転載)
=======================================
外国人小中学生に日本語指導 蟹江の住民団体

2008年12月11日

「かにえ子ども日本語の会」の授業を受ける子どもたち=蟹江町新蟹江小学校で
写真

 日本語での学習に悩む外国人の子どもたちが円滑な学校生活を送れるように、蟹江町の住民団体「かにえ子ども日本語の会」が教育のサポート活動に取り組んでいる。毎週町内の小中学校を回り、楽しい授業で日本語指導を続けている。

 「今から勉強を始めます。お願いします」。同町新蟹江小学校の外国人の子どもたちが教室に集まり、日本語で元気なあいさつを響かせる。漢字や平仮名の勉強のほか、ゲームも取り入れて分かりやすく日本語を紹介。ルールは日本語とポルトガル語を交えて説明する。

 授業を終えた4年生の男子児童(10)は「漢字が難しいけどみんなと一緒だと楽しい。時間が短く感じる」。

 同会が設立されたのは2005年。町民や活動に賛同する学生ら10人ほどのメンバーが新蟹江、蟹江、学戸の3小学校と蟹江中学校をそれぞれ週に1回ずつ回る。独自の教材を作って就学前の子どもを対象にした日本語教育にも取り組む。

 町教委によると、町では8月現在で42人の外国人児童が公立の小中学校に通っていて、増加傾向だという。

 町内には外国人学校がなく、外国人児童も日本人の子どもたちに交じって勉強している。その結果、日本語が理解できずにつまずく子どももいる。

 同会の川崎直子会長は「言葉で困っている子はそれだけで不利になる。(日本と母国の)2つの文化、2つの言語を知っている子どもたちは豊かな人材。社会で活躍するための手助けになれば」と、活動にかける思いを語る。

 (吉光慶太)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿