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高校就学支援金 申請手続き、てんてこ舞い

2010-05-28 11:51:06 | 多文化共生
(以下、河北新報社から転載)
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高校就学支援金 申請手続き、てんてこ舞い

 高校無償化法が4月に施行されたことに伴い、宮城県内の私立高は「就学支援金」の申請手続きに追われている。県内では26校約1万7000人の生徒が対象。公立高は授業料を徴収しないだけで済むが、私立高は申請しないと支援金が給付されない。関係者は大量の事務作業への対応を急いでいる。

 支援金は生徒1人に対し月額9900円。低所得世帯は給付が手厚くなり、世帯年収が250万円未満の場合は1万9800円、250万~350万円未満は1万4850円となる。
 国が県を通じて年4回に分けて各学校に分配する。1回目は6月上旬にも給付する。
 学校側は生徒全員分の「受給資格認定申請書」を県に提出しなければならない。低所得世帯は加算支給の届け出が別に必要となる。
 県内私立高で最多の生徒が在籍する仙台市宮城野区の仙台育英は約2800人分の申請書を4月末までに提出した。菅原文男企画事業課長は「教員全員で手分けして取り組んだ」と話す。
 七ケ宿町にある西山学園は生徒56人の小規模校。授業料は新年度が始まる前に1年分を納入する制度を取っている。
 立里孝一事務長代行は「申請書はスムーズに作成できたが、支援金分を生徒に返すか、翌年度分の授業料に充てるかを検討しなければならない」と新たな課題を挙げた。
 国は4月30日、外国人が通う一部の各種学校への支給を決めた。県内で該当するのは仙台市泉区の東北インターナショナルスクールで、担当者は「親が外国にいる生徒もいて、必要書類を取り寄せるのが大変」と語る。
 別の学校の担当者は「公立の無償化で私立離れが加速するのではないか。来春は受験出願が大きく落ち込みそうで心配だ」と先行きへの不安を話した。

2010年05月28日金曜日

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