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外国人の育児、悩み聞いて支援へ 仙台国際交流協

2009-08-03 22:06:41 | 多文化共生
(以下、河北新聞から転載)
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外国人の育児、悩み聞いて支援へ 仙台国際交流協

七夕飾りを作りながら、育児の悩みを語り合った交流会=18日、仙台市宮城野区の幸町南コミュニティーセンター

 仙台国際交流協会がNPO法人や大学、市民センターなどと連携し、在仙外国人の子育ての悩みに関する調査に乗り出した。言葉や文化の違いから相談できず、悩みを抱え込んでしまう人も多いとみられており、協会は相談業務や対策の充実につなげたい考え。3カ年の事業で、調査結果を基に、仙台市に支援策を提言する予定だ。

<親子で情報交換>
 初年度は、外国人が比較的多く住む宮城野区幸町、青葉区の柏木と八幡の計3地区で、日本人親子らとの交流会を開くなど、困り事をすくい上げることに主眼を置いた活動を展開する。

 第1弾として、宮城野区の幸町南コミュニティーセンターで今月18日、NPO法人「MIYAGI子どもネットワーク」(青葉区)が子育て中の日本人、外国人親子の交流会を始めた。

 来年3月まで6回の予定で、18日は日本と中国、台湾、韓国の親子7組がミニ七夕飾りを作りながら、育児について情報を交換した。
 生後8カ月の娘と参加した中国籍の李芸潔さん(29)は「離乳食を何にするかなどが悩み。相談できる友人ができればうれしい」と期待する。

<通訳付きで開催>
 柏木市民センターでも、東北福祉大と協力し、通訳付きの同様の交流会を9月から来年2月まで5回開催。中国やネパール籍などの子ども13人が通う八幡小では、学校生活の仕組みなどを学んでもらう親向けの勉強会を、年4回ほど開く。

 協会は、子育て支援団体や大学、行政機関が一堂に会する機会も設ける方針。2年目も交流会などを継続し、最終年度に提言をまとめる計画だ。

 仙台市内の外国人登録者は9934人(1日現在)で、協会には「子どもの健康診断の案内が届いたが、日本語が分からない」といった相談も寄せられているという。

 協会は「仙台は国際化が進んでいるといわれるが、子育てに悩んでいる外国人は多いはず。多くの機関と連携し、包括的な支援体制を築いていきたい」と話している。
 連絡先は仙台国際交流協会022(265)2480。

2009年07月31日金曜日

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