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「ブラジル人の子どもたち入学前に 浜松・遠州浜小校内見学や給食体験」

2008-03-26 17:24:09 | 多文化共生
 外国人のこどもにとって、学校の敷居は想像以上に高い。まずはハードルを下げる工夫も必要だろう。

(以下、中日新聞から転載)
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「ブラジル人の子どもたち入学前に 浜松・遠州浜小校内見学や給食体験」

2008年3月25日
(写真)
外務省職員らが視察する中、先生役の学生ボランティアの授業を受ける子どもたち=浜松市南区の遠州浜小学校で

 ブラジル人の子どもが入学前に小学校を見学して授業などを体験する「ぴよぴよクラス」が24日、浜松市南区の遠州浜小学校で始まった。浜松国際交流協会が主催する毎年恒例の教室で、3回目。外務省や県の職員、外国人児童の教育について研究している専門家ら18人が視察した。 (梅田歳晴)

 4月から遠州浜小などに通うことが決まっている計12人の子どもが参加。公募で募った大学生ボランティアが先生役を務めた。校内を見学したり、給食でのはしの使い方を教わったりして、日本の学校生活の一端に触れた。

 大学生ボランティアらは児童らに声をかけて緊張をほぐし、子どもたちは元気よく手を挙げて答えていた。授業の終盤には笑い声が教室内に響き渡るほどリラックスした様子を見せた。

 視察のため来日したオランダ・アムステルダム大移住・民族研究所のイェロン・ドーメルニク上級研究員は「非常に熱心に授業を受けていた」と感心していた。

 視察団は25日、静岡市駿河区のグランシップで、外務省、国際移住機関(IOM)、県の三者による国際シンポジウムに出席し、海外での移民政策の現状と課題などについて話し合う。

=======以下、静岡新聞から転載(同内容)================
「新学期、今から楽しみ 外国人児童が体験」

2008/03/25
(写真)
大学生と一緒に給食を食べる子どもたち=浜松市南区の市立遠州浜小

 来年度から小学校に入学する外国籍の子どもが集団生活や学校の雰囲気を体験する「ぴよぴよクラス」(浜松国際交流協会主催)が24日、浜松市南区の市立遠州浜小で始まった。26日まで。
 取り組みはことしで3回目。参加者は同小と近隣の市立砂丘小に入学予定のブラジル人の子ども12人で、大学生や昨年の参加者で現在幼稚園などに勤務する8人が先生役を務めた。入学時、言葉の壁だけでなく日本の“学校文化”に戸惑う子どものため、朝の登校やあいさつ、掃除などを再現しながらゲームなどを交えた楽しい授業を展開した。
 最初は緊張していた子どもたちも歌や踊りを通じて次第に表情を和らげ、机を並べての給食やブラジルの家庭ではあまり飲まない冷たいパック牛乳にも挑戦した。浜松学院大の中小路明日美さん(19)は「3日目には『学校が楽しい』と思ってくれるように頑張りたい」と笑顔で話した。

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