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「日本の若者」としてダボス会議に出席したフィリピン人高校生カルミナ・マンセノンさん

2010-02-24 09:22:36 | 多文化共生
(以下、読売新聞から転載)
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「日本の若者」としてダボス会議に出席したフィリピン人高校生カルミナ・マンセノンさん 16
撮影・栗原怜里

 1月下旬にスイス・ダボスで開かれた「世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)」に出席する世界の若者代表の6人に、1200人の応募者から選ばれた。

 会議では、古着の再加工や販売を途上国の若者が行えるように小口融資事業を興したことを説明。先進国の若者も古着のデザインなどで協力することで、「異なる世界の人が互いにかかわり合い、社会を良くしよう」と主張し、喝采(かっさい)を博した。

 フィリピン人の両親のもと、マニラに生まれたが、父親の仕事のため、2歳で家族と来日。以来合計10年を日本で過ごしている。ダボス会議には、日本にある英国の国際交流機関を通じて出席したため、国籍とは異なる日本代表となったが、「日本人は外国人に寛容で、違和感を感じたことはない」という。

 7歳から3年間暮らしたマニラで、巨大なゴミの山で服や食料を探す、自分と同年代の子供の姿を目撃した。豊かな日本と貧しいフィリピンの違いを肌で感じたのが、社会改善のための活動を始める原点だ。「同世代の人たちにもっと活動の輪に加わってほしい」と呼びかけた。(国際部 梁田真樹子)

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