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小山に住む外国人に「夏休み親子日本語教室」始まる

2010-08-04 09:23:39 | 多文化共生
(以下、下野新聞から転載)
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小山に住む外国人に「夏休み親子日本語教室」始まる
(8月4日 05:00)

 【小山】県内で2番目に多い市内の外国人に日本語習得の機会を、と市国際交流協会の外国人地域支援センターは3日、「夏休み親子日本語講座」を始めた。特に、家にこもりがちな母親に、子どもと一緒に学ぶことで日本語を身につけてもらおうという狙いで、初めての開催。6日まで全3回の日程で行う。初日の3日は、会場の市中央公民館で、親子でゲーム形式で楽しみながら日本語を学んでだ。

 市内の外国人は景気後退の影響でやや減少傾向にあるものの、7月1日現在でブラジル、中国、フィリピンなど57カ国、5163人が住んでいる。県内では宇都宮市に次いで2番目。

 市は、来日して間もない外国人の子どもに言葉や生活習慣などの初期指導を行うため一昨年、城東小に外国人児童生徒適応指導教室「かけはし」を設置。子どもたちの日本語力は着実に上がっているという。

 一方で、保護者の中には日本語が分からずに外出を控えたり、同じ母国語の一定の人としか接しない人も多いことから、親子講座を企画した。

 初日はブラジル、ペルー、ボリビア出身の6組14人の母と子が参加。同センターアドバイザーの玉那覇華恋さん(31)と、県外国人地域支援室の2人が指導した。スペイン語、ポルトガル語を交え、カードを取り合うひらがなゲームやいす取りゲームを行い、遊びの中で日本語の基礎を学んだ。

 3年前にボリビアから来日した城東7丁目のイバニア・ベイザガさん(35)は「とてもいい機会なので子どもと一緒に勉強したい」とたどたどしい日本語で話した。長男のフリオ君(8)は「日本語は難しいけど、もっと上手になりたい」と笑顔で話した。

 同センターは昨年8月、雇用環境の悪化で失職した外国人の再就職支援に向けて開設。履歴書の書き方や面接の受け方を指導したり、就職に役立つ日本語講座などを開いている。

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