多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

地域の店「エスニックマップ」が完成

2012-06-26 08:57:44 | 多文化共生
(以下、朝日新聞【大阪】から転載)
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地域の店「エスニックマップ」が完成

2012年06月25日

完成した「エスニックマップ2012」。写真がふんだんに使われている。冊子のデザインもボランティアが担当した


 豊中市周辺で外国人が働く飲食店を紹介した冊子「エスニックマップ2012」が完成した。タイや韓国、インドネシアの料理店が掲載され、地域で暮らす日本人と外国人が触れ合うきっかけにしたいとの思いが込められている。

 冊子はカラーで18ページ。21店舗が写真付きで紹介されている。料理やメニューだけでなく、店のこだわりや雰囲気、オーナーの人柄も書かれている。割引や料理のサービスを受けられるクーポン券もついている。

 冊子を作ったのは、同市内で日本語での交流会や外国人の悩み相談をしている「とよなか国際交流協会」。主婦や学生を中心としたボランティア約15人が、地域の料理店を食べ歩いて取材した。

 取材と同時に、店で働く外国人の悩みや要望も探った。協会によると市内には4千人以上の外国人が暮らすが、大きなコミュニティーが少ないために点在し、情報が行き渡らないのが実情という。

 協会では、冊子掲載をきっかけに、地域のつながりを強めて外国人が生活しやすい環境を目指したいとし、協会の山本愛さん(39)は、「料理を楽しむだけでなく、地域の外国人と顔の見える関係を持ってもらえたら」と話している。

 500部を作成。1部200円で、同協会(豊中市玉井町1丁目のエトレ豊中6階)で購入できる。問い合わせは(06・6843・4343)。

外国人、地震の揺れ体験

2012-06-26 08:57:24 | 多文化共生
(以下、朝日新聞【愛知】から転載)
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外国人、地震の揺れ体験

2012年06月24日

地震体験室で再現された阪神大震災規模の揺れに悲鳴を上げながらテーブルの下に潜り込む外国人たち=名古屋市港区の市港防災センター


●名古屋で防災講習

 災害時に孤立しがちな外国人に防災知識を高めてもらうため、名古屋市で23日、外国人向けの防災講習会があった。市内に在住か滞在中の外国人と通訳の計15人が参加し、地震時の対応や救命法などを学んだ。
 国際交流や外国人支援に取り組む名古屋国際センターが半年に一度、開いている。会場の市港防災センターには、阪神大震災など過去の巨大地震の揺れを再現できる装置があり、参加者は毎回、揺れの中での困難な動きを体験している。
 講習では、自動体外式除細動器(AED)の使い方も指導された。手順を説明する音声ガイダンスは日本語のみで、会場からは早速、「外国語はないの?」と疑問の声が上がった。
 名古屋に短期滞在中の米国人、ジョセフ・コータさん(67)は「講習は興味深かったが、私は日本語がよくわからない。滞在中は大きな地震が起きないことを祈るのみだ」と話した。

シングルマザー同士で悩み相談 さいたま市でおはなしカフェ

2012-06-26 08:57:00 | ダイバーシティ
(以下、産経新聞から転載)
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シングルマザー同士で悩み相談 さいたま市でおはなしカフェ
2012.6.24 23:35

子育てや仕事の悩みを打ち明けるシングルマザーの参加者(左)。専門の相談員(中央)からアドバイスを受けながら、悩み解消の糸口を探っていた=24日、さいたま市中央区

 シングルマザーを県が支援する相談会「おはなしカフェ」が24日、さいたま市中央区新都心の県男女共同参画推進センターで開かれ、参加した女性6人が子育てなど互いの悩みを車座で語り合った。

 専門の相談員も見守る中、参加者は「元気がない子供を見ると自分が悪いのかと思ってしまう」などと、率直な思いを打ち明けていた。参加した主婦(38)は「主婦仲間ではしにくい話ができた。悩み解消のヒントがもらえてありがたい」と話した。

 おはなしカフェは月1回開催。対象者はおおむね39歳以下で、離婚して1人で働きながら子育てする女性か、そうなる可能性のある女性。定員は10人。随時申込みを受け付ける。【問】県男女共同参画推進センター(電)048・601・3111。

障害者の社会参加後押し 世田谷の本格仏料理店

2012-06-26 08:56:32 | ダイバーシティ
(以下、東京新聞【東京】から転載)
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障害者の社会参加後押し 世田谷の本格仏料理店

2012年6月26日


ハープ演奏を楽しみながら仏料理を楽しむ人たち=世田谷区三軒茶屋で


 精神・知的障害者が働く本格的な仏レストラン「レストラン アンシェーヌ藍」(世田谷区三軒茶屋)が人気を集めている。開店して三年二カ月。関係者は「障害者雇用の場が増える好例になれば」と意欲を見せている。 (山内悠記子)

 ハープが演奏される店内は落ち着いた雰囲気。壁には、藍染めや水彩画など障害者の作品が並ぶ。客は、制服に身を包んだ障害者らから丁寧な接客を受けながら、本格的な仏料理を堪能している。

 経営するのは、世田谷区若林で障害者の藍染め工房を運営する社会福祉法人「藍」。障害者の自立支援を目指す国の「就労継続支援事業B型」施設で、精神・知的障害者十八人がシェフや接客係として働く。

 B型施設の仏料理店は全国二番目といい、一日平均約十五人の客が訪れるという。宴会場「東京会館」に勤めていた健常者のシェフ一人や、スタッフ四人も常駐する。

 大野圭介施設長は「精神障害者は服薬の影響で俊敏には動けないことがあり、フレンチレストランで接客する時の優雅なペースが向いている」と話す。

 精神障害があるシェフの岩谷啓史さん(34)は「将来は高齢者施設のキッチンスタッフとして働きたいので、プロと一緒に働く経験は貴重」と夢を語る。

 レストランの収益は障害者への賃金に充てられており、大野施設長は「少しでも高い賃金が支払えるよう頑張りたい」と話している。