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新人教諭がアイヌ文化を学習

2010-11-26 22:14:31 | 多文化共生
(以下、苫小牧民報社から転載)
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【白老】新人教諭がアイヌ文化を学習

(2010年 11/26)

村木副館長の講話に耳を傾ける教員たち

 白老町のアイヌ民族博物館(野本勝信代表理事)を、25日に新採用の教員が訪れ、アイヌ文化を学んだ。

 胆振教育局の初任者研修。初任者研修には、教育局裁量メニューがあって、胆振教育局はアイヌ文化学習を必修、としている。2010年度研修対象は60人で、この日は小・中学校、高校から23人が参加した。伝統楽器「ムックリ」の製作を体験し、アイヌ古式舞踊も見学した。

 博物館の村木美幸副館長と野本正博学芸課長を講師に、アイヌ民族の歴史も学んだ。村木副館長は、差別の歴史を解説、「学校でどう扱われるかによって、民族としての尊厳を持てるかどうか、影響が出てくる。大切な時期。先生が基本的な知識を踏まえた上で、子どもたちと一緒にアイヌ民族について考えてほしい」と話した。

 苫小牧啓北中の夏井幸代教諭(27)は「英語教員なので、多文化理解という視点でアイヌ文化を授業に活用できたら」と意欲を見せていた。

 ほかの37人は、4日に研修を終えている。