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定時制高初の外国人入学 特別選抜 市川工に3か国6人

2010-04-08 09:10:46 | 多文化共生
(以下、読売新聞【千葉】から転載)
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定時制高初の外国人入学
特別選抜 市川工に3か国6人

 県立市川工業高校定時制(市川市平田)の入学式が7日、同校体育館で行われ、「外国人の特別入学者選抜」の合格者6人が新たな一歩を踏み出した。県内の定時制で外国人特別選抜の実施は初めて。フィリピン、中国、タイ出身の生徒は「一生懸命勉強して、将来は二つの祖国に貢献したい」と夢を語った。
入学式後、学校生活の説明を受ける外国人生徒と保護者ら

 外国人特別選抜は1992年度入学者を対象に始まり、これまで県立幕張総合、成田国際、松戸国際、市立柏の4校4科で実施されていた。

 外国人の多く住む地域性などから、市川工高の定時制は昨年度、県教育委員会に外国人特別選抜の指定を受けた。試験は日本語か英語による面接と作文。機械電気、建築の2科に各3人が挑んで全員合格。県内5校では43人が受験し、22人が合格した。

 昨年2月に来日したタイ国籍の菅谷忠之さん(15)(機械電気科)は「将来は学校で学んだ技術を生かせる仕事に就きたい。帰国する機会があったら、電気で役に立ちたい」と話す。日中は市場のアルバイトをするという。

 昨年6月に来日したフィリピン国籍の伊藤美南さん(15)(建築科)は「高校生活は楽しいことがありそう。卒業したら、建築家になりたい」と話した。

 関敏昭教頭は「課題は日本語の克服。言葉の壁で外国人生徒が孤立しないよう、きめ細かなサポートに気を配りたい」と語る。新学期は各国語の支援スタッフを配置する。
(2010年4月8日 読売新聞)

浜松市の防災メール、外国語登録33人のみ 静岡

2010-04-08 09:10:22 | 多文化共生
(以下、産経新聞から転載)
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浜松市の防災メール、外国語登録33人のみ 静岡
2010.4.8 02:50

 外国人居住者が多い浜松市が3月から始めた防災情報を携帯電話などにメール配信する「防災ホッとメール」の外国語登録者がわずか33人(7日午後時点)にとどまっていることが分かった。同市では、認知度向上に向け、外国人コミュニティーの会合などで登録を呼びかけたいとしている。ただ、周知方法をめぐって、市の担当部署間で調整がうまくいっていないなどの課題も残っており、難航も予想される。

 防災ホッとメールは、屋外スピーカーによる自然災害情報の放送を補完する目的で3月から始まった。

 地震や津波などの自然災害情報や避難勧告を、日本語のほか、ポルトガル語や英語でも無料配信するのが特徴。ブラジル人など外国人が約3万人居住していることに配慮した。

 市は「豪雨などで屋外スピーカーの放送が聞こえにくい日もある。大災害が起こる前に登録者を増やしたい」と意欲を見せる。だが、外国語のチラシを配布し、認知度向上を図ったものの、効果は薄く登録者は小人数にとどまっている。このため、浜松ブラジル協会の会合や年1回開かれる外国人を対象にした防犯講座などを活用し、登録者を増やしたい考えだ。

 ただ、登録者増加に向けては「(周知徹底に向けた)取り組みの手直しが必要」「外国人を担当する部署の態勢が整っていない」などと、市の担当部署間で意見が対立するケースもあるという。東海地震の発生に備えたせっかくのシステムだが、現状では「絵に描いた餅(もち)」になり兼ねず、普及させるにはさらに工夫が必要のようだ。

県人口増加率 過去3番目低水準

2010-04-08 09:09:23 | 多文化共生
(以下、京都新聞から転載)
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県人口増加率 過去3番目低水準
09年0.08%増

 滋賀県がこのほどまとめた県推計人口年報で、2009年10月時点の人口増加率が対前年同期比で0・08%増と微増にとどまり、調査開始(1960年)以来3番目に低い水準だったことが分かった。世界同時不況の影響で、県内在住の外国人が転出したのが主な原因とみられる。

 ■世界不況 外国人転出影響か

 同年報は国勢調査を基準に、毎年10月1日現在の人口動態を推計する。県の人口増加率は08年までの5年間は前年比0・45~0・57%増で推移していたが、09年は増加率が同0・08%(1059人)増にとどまり、総人口は140万2132人だった。

 今回の増加率の低さは、「ひのえうま」で出産が控えられたとされる1966年のマイナス0・11%、63年の0・06%増に次ぐ。

 増減を形態別にみると、県内への転入者から県外への転出者を引く「社会増減」がマイナス1261人となり、41年ぶりに減少した。県統計課によると、外国人の社会増減がマイナス2770人に上ったことが減少の主因とみられるという。

 今回の調査は、一昨年秋のリーマンショックをきっかけとした景気後退の時期が重なった。別の統計でも、県内の工場で働いていたブラジルなど南米系の外国人が大幅に減っている。県企画調整課は「県内には製造業が多く、景気の落ち込みがストレートに影響した」と分析している。