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「多文化共生を考える 外国人集住都市「議員の会」旗揚げへ」

2008-02-08 21:04:49 | 多文化共生
(以下Sao Paulo-shimbunより転載)
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「多文化共生を考える 外国人集住都市「議員の会」旗揚げへ」
 【東京発】ブラジル、中国人らが多く住む三重県内の「外国人集住都市」の議員らが、超党派の「多文化共生を考える議員の会」の結成準備を進めている。三日には、言語教育に詳しいトロント大の中島和子名誉教授を招き、鈴鹿市算所の清和公民館で勉強会を開いた。

 昨年十一月、外国人向けに生活相談をしている同市の特定非営利活動法人(NPO法人)「愛伝舎」(坂本久海子代表)が外国人問題のシンポジウムを開催。出席した県議や市議らの間から「企業、行政だけでなく議会としても取り組まなければならない地域の重要課題」という声が上がり、議員の会の旗揚げ準備をすることになった。

 清和公民館での勉強会には、鈴鹿市の県議、市議、国会議員秘書のほか亀山、桑名市議ら二十人近くが集まった。中島名誉教授は、日本で生まれた外国人の子どもの間に日本語も母国語も十分でない状態「ダブルリミテッド」が見られることを指摘。幼児期から小学低学年で「障害児との見分けが難しい」とし、問題への取り組みが進んでいないことを挙げた。

 今後、議員の会の活動方針などを詰め、「多文化共生を考える超党派の議員のネットワークづくりを進める」という。

 製造業が盛んな東海地方は、人口に占める外国人登録者数が全国有数で、県内でも四日市、鈴鹿、伊賀、津市などが目立ち、今後も増加が見込まれている。

2008年2月5日付け

「先輩外国人が日本の生活を指導 可児で10日に、ごみの出し方も」

2008-02-08 21:01:43 | 多文化共生
(以下、中日新聞【岐阜】から転載)
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「先輩外国人が日本の生活を指導 可児で10日に、ごみの出し方も」

2008年2月8日

セチマリーズの会議。中央正面向きが住吉エリオさん=可児市国際交流協会で
写真

 来日間もない外国人に日本の生活について教える役割を「先輩外国人」が担う試みが、可児市で始まる。日系ブラジル人団体が10日、「外国人による外国人への生活習慣講座」を実験的に開く。支援する可児市は「全国でも珍しいのでは」としている。

 下恵土の市総合会館分室で午後1時から講座を開くのは、日系二世の派遣会社員住吉エリオさん(52)=土田=が代表を務める「セチマリーズ」。日本語講座の受講者を集めポルトガル語で行う。住吉さんら日本での経験が長いメンバーが講師を務める。

 プレゼンテーションソフトを使い、日本の生活習慣、税や保険といった制度、ごみ出しなど社会ルールのほか、日本の経済や地理、治安などを概括して説明する。

 グループは新年度に開館する多文化共生センター「フレビア」での定期開催も検討している。住吉さんは「英語でフィリピンの人たち向けの講座も開きたい」と意欲をみせる。

 急増する可児市の外国人は自治会に属さないなど正確な情報から隔絶されがち。支援を模索する市は「外国人の側から提案された活動として広がりに期待し、バックアップしていきたい」と歓迎している。

 セチマリーズは2006年10月結成で、会員は7人。名前はポルトガル語の「七つの海」からとった。

 日本の文化を知るための旅行や懇親会を開いており、将来は可児市で暮らす外国人を支援する民間非営利団体(NPO)としての申請を目指している。

 (小川邦夫)