AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

fairy wink『天使はどこにいる?』とカップリング曲を聴く。(ときめき研究家)

2017-12-24 15:07:27 | ときめき研究家
じゃんけん大会上位者のCDに収録された4曲は、どれも個性的で素晴らしい出来栄えだ。
AKBグループ紅白対抗歌合戦で初めて聴いた時からいいなと思ったが、配信で購入して聴き込んだら、いっそう良さが分かった。4曲それぞれが、歌い手の個性に合わせた特徴のある楽曲であるため、耳に残るのだと思う。
AKBグループ、坂道グループのCDはカップリング曲が多すぎて、どんな曲だったのか印象に残らない曲がどうしても出てくる。今回のように4曲くらいが適当な曲数だと思う。

fairy wink『天使はどこにいる?』。
CDジャケット、衣装、振り付け、曲調とも、往年のアイドルユニットWinkを意識した作品だ。
歌詞をじっくり聴くと、孤独な日々に愛を届けてくれる天使を待ち焦がれている少年の心情を描いた曲であることがわかる。待てども現れない天使に苛立ち、焦り、虚無的になっている。とてもやるせない歌詞だ。Winkの『淋しい熱帯魚』『愛を止めないで』といったヒット曲はインモラルな愛情を歌った歌詞で、虚無的な雰囲気がやるせなかった。テーマこそ違えど、曲の雰囲気が似ているのは歌詞も一因である。でもどこか惹きつけられる不思議な曲だ。

ふうさえ『あばたもえくぼもふくはうち』。
サンバだ。郷ひろみ『お嫁サンバ』を彷彿とさせるような曲調とアレンジだ。
歌詞は、好きになるということは長所も短所もひっくるめて好きになること、欠点を冷静にあげつらっても仕方がないという内容。『逆転王子様』『ドリアン少年』などで度々歌われてきたテーマの集大成だ。サンバである必然性は全くないが、リズムに心が騒ぐ。

白井琴望『誰にも言わないで』。
ソロ曲。一聴して渡辺美優紀『優しくするよりキスをして』を思い出す。70年代ソロアイドル風の、レトロなナンバーだ。ゾクゾク身震いするような魅力がある。少し舌足らずで甘えたような歌唱がぴったり合っている。
歌詞は、放課後、教室で文庫本を読みながら、片思いの彼の部活が終わるのを待って、偶然を装い一緒に帰ろうとする内容。あまりにアナクロな世界観で聴いていて気恥しくなりそうだが、堂々を歌い切っている白井は大物だ。

kissの天ぷら『僕たちの地球』。
宮崎美穂、北原里英、大家志津香という中堅(今やベテラン?)3人によるユニット曲。AKBグループ紅白対抗歌合戦ではバンド演奏しながら歌っていた。明らかにエアバンドだったが。とても楽しそうで、聴いていても愉快になるようなパフォーマンスだった。特にリードボーカルの宮崎は歌が上手い。伸びやかに声が出ていて、安定している。北原と大家の声もはっきり聴き分けられる。
歌詞も魅力的だ。青春も終わり、挫折も味わい、限界も知ったけど、でもまだ夢見ていたい、抗っていたいという相反する思いを歌っていて、それゆえに説得力がある。人の心は揺れ動くものだ。そしてそういう思いは、AKBグループの中での彼女達3人の現実の思いに重なるようにも思われるのが巧みだ。
「大ぼら吹きと呼ばれたい」とは『少年よ嘘をつけ』の本歌取り。

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